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アコウ イチジク(無花果)属 実の観察

2008年08月27日 | 生き物観察

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アコウ(赤榕、雀榕) くわ科の高木 ガジュマルなどとともにイチジク属

紀伊半島、四国南部、九州、南西諸島などの温暖な地方に自生する。

↑ のように、幹や枝から直接実を付ける。(短い柄がある)

このような花や果実のつき方を幹生花(幹生果)という。

幹から直接なので見た目がちょっとあれですが、熟すと食用になる。

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観察のため実(直径1センチくらい)をひとつ取ってみると、
柄の付け根のあたりから
ゴムを含む白くてねばねばした乳液が出た。

実を割って観察してみる。↑

無花果と書いてイチジク←(このような読みを熟字訓wikiという)

しかし、花をさかさずに実がなるわけではない。

実の内側の壁には柄を持った粒状の構造が密生している。
実はこれがすべて花である。

このような花序を隠頭花序、あるいはイチジク型花序という。

果実のなかには虫がいた。(写真は略)

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↑ 果実の先端にへそがあって、そこから内部への通路が開いている。

果実のなかにいた虫は

イチジクコバチという寄生バチだ。

花に産卵して、そこで生長した成虫が他の花へと移動する際に、花粉が媒介される。

枝には黒っぽい青いろに熟した実も混ざっていた。

参考 wikipedia  アコウ イチジク属 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは! (ふ~)
2008-08-28 12:04:58
こんにちは!
「いちじく」におどろき!
我が家のいちじくとは、まったく違いますね。見たい!私もあとで観察してみます。ミクシィに載せます。ちょうど熟した実がありますので、きれいに割って写真を撮ってみます。
勉強になります♪
返信する
ふ~ さん、コメントありがとうございます。 (管理人)
2008-09-02 19:22:03
ふ~ さん、コメントありがとうございます。

>「いちじく」におどろき!

自然界はおどろきに満ちています。

1m四方のくさむらの中にも、見飽きることのない
生き物たちのドラマがくりひろげられています。

おどろき!にであったとき、それはナゼか?と
問うてみてください。

不思議をひもといていった時、そこには
必ず感動がまっています。

ちいさなイチジクの実の中のちいさな宇宙でくりひろげられる永遠の生命の営みに気づいたとき、名瀬を思いだしてください。

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