ラスト・プリンセス―大韓帝国最後の皇女―』原題:덕혜옹주)
2016年公開の韓国映画。
李氏朝鮮国王・大韓帝国皇帝高宗の王女である徳恵翁主の生涯を、フィクションを交えつつ激動的に描く。韓国では2016年8月3日に公開、日本でも2017年6月24日に公開された。
主役は「私の頭の中の消しゴム」2004年公開
「四月の雪」2005年公開 のソン・イェジンと、紹介される。
ソン・イェジン2019年12月から 2020年2月「愛の不時着」で知った。
彼女の演技が、これほどみごとだったとは。
また、衝撃的で面白く見せる韓国の映画作りにも感心した。最後に泣かせる手法は想像以上だった。疑問に思える脚色もいろいろあるがフィクションであると冒頭でうたっていし・・・。(いわゆる徴用工の人たちに演説するシーンで聴衆の中には大人たちにまじり幼い子供たちの姿も写っている。
主人公である徳恵翁主(とくけいおうしゅ/トッケオンジュ、1912年 - 1989年)は
韓国でも、よく知られている人物ではない、らしい。
大韓帝国皇帝高宗について調べると日本の近現代史の勉強にもなった。
徳恵は1912年に日本統治下(1910年(明治43年)韓国併合から1945年)の朝鮮で高宗と側室の間に誕生。
本作は2016年の公開だが、2019年は日本による植民地時代の1919年に起きた【三・一独立運動】と※大韓民国臨時政府発足から100年を迎えたことも押さえておきたい。
※大韓民国臨時政府 wikipedia1919年(大正8年)の日本統治時代の朝鮮で起こった三・一運動後、海外で朝鮮の独立運動を進めていた活動家李承晩・呂運亨・金九らによって、中華民国の上海市で結成された朝鮮民族の組織
父高宗は、1919年(大正8年)、徳恵が満6歳の歳に崩御。 高宗の死を契機に独立の機運が高まり朝鮮では大日本帝国からの独立運動【三・一運動】が始まったことをふまえて見るとこの映画はより深く味わえるだろう。
父高宗の正妃は明成皇后閔氏(閔妃)。子に純宗、李垠らがいる。
閔妃は映画には登場しなかったと思うが、乙未事変(いつびじへん閔妃殺害事件)わりと知られている。
李 垠(り ぎん、イ・ウン)は、大韓帝国最後の皇太子で皇族の梨本宮守正王・同妃伊都子夫妻の方子(まさこ)女王と結婚し、本作では(英親王)として登場する。
高宗の在任中は近代化競争時代だったが、近代国家への改革ではなく王権拡大に予算を費やした。独立後には、専制君主憲法を公布したり親露政策をとったりと、国際情勢に反する行動をしたため英米の不信を招き、結果日本に併合された。
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高宗の晩年と評価
高宗は1919年に亡くなりましたが、彼の死後、1919年の三・一運動などを通じて独立運動が活発化しました。
彼の治世は外国の圧力に苦しめられた時代でありながら、韓国の近代化や独立への願望を象徴するものであったと評価されています。
高宗の治世は、朝鮮半島の歴史において、外国の干渉と抗争の激しい時期でした。彼は朝鮮の近代化と独立を目指した一方で、日本との関係悪化と併合を避けられない結果に直面しました。