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葛飾北斎 「神奈川沖浪裏」にみる黄金比 方程式を解く

2010年10月22日 | うんちく・小ネタ

101022_hokusai

このあいだ、ちら見したTVのおさらいです。

詳しくは→ NHK高校講座 数学Ⅰ 第14回 方程式と不等式 2次方程式の応用

黄金比とは、最も美しいとされる比。近似値は1:1.618、約5:8。

葛飾北斎(1760年 -1849年)の描いた「冨嶽三十六景」のなかの「神奈川沖浪裏」

上の写真(拡大します)で、

赤い四角は正方形にします。
赤と黄をあわせた長方形の縦の長さを1、横の長さXとする。
外側の長方形と黄色の長方形は相似なことから、次のような比が成り立つ。
1:x=(x-1):1
x2 -x-1=0という2次方程式ができる。

解の公式によってこれを解きます。

x=(1±√5)/2
x>0。
x=(1+√5)/2
√5=2.2として計算すると
(1+√5)/2=1.6

つまり、赤と黄色をあわせた長方形のたてと横の長さの比は
1:x=1:1.6
これを5倍すると、5:8となり、
黄金比であることがわかる。

ほかに黄金比として知られるものに、ピラミッドやパルテノン神殿などがある。

======葛飾北斎の人となりを知るために、

浮世絵師 葛飾北斎wikiを主人公にした短(中)編小説 「溟い海」

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価格:¥ 500(税込)
発売日:1978-02

に収められています。


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