奄美 海風blog

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映画『グリーンブック』(Green Book)2018年アメリカ

2024年07月19日 | 映画

本作は批評家からおおむね称賛を受けている。

『グリーンブック』とは人種隔離時代の黒人向け「旅行ガイドブック」。主人公で白人のトニー・リップが「黒人を差別から救う救済者」

ジャマイカ系アメリカ人のピアニストである黒人・ドン"ドクター"シャーリー
イタリア系白人のトニー・リップを運転手として雇い、コンサートの旅に出る。トニーは、教養がなく、粗暴なマッチョ、単純で品性もよろしくない。こんな二人の異色のロードムービー。よくぞこんな面白いシナリオを考えたものだと思ったが実話ベースだという。

物語も分かりやすく面白い。観客を飽きさせない旅の道中の細かなエピソードの数々。脚本も秀逸だ。評価も高いが、本作もまた”白人の救世主”的評価があり、内容にたいしては酷評や苦言もある。

主演は黒人マハーシャラ・アリかと思ったが、白人ヴィゴ・モーテンセンだった。


Wikipedia『グリーンブック』(Green Book)は、2018年のアメリカ合衆国の伝記ヒューマン映画。ジャマイカ系アメリカ人のクラシック及びジャズピアニストであるドン"ドクター"シャーリーと、シャーリーの運転手兼ボディガードを務めたイタリア系アメリカ人のバウンサー、トニー・ヴァレロンガによって1962年に実際に行われたアメリカ最南部を回るコンサートツアーにインスパイアされた作品である。

監督はピーター・ファレリー。主演はヴィゴ・モーテンセン。共演はマハーシャラ・アリ、リンダ・カーデリーニら。第91回アカデミー賞では作品賞・助演男優賞など三部門を受賞した。


 映画『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』Good Will Hunting 1997年アメリカ

2024年07月18日 | 映画

 『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』 

複雑性PTSDの青年の再生までの物語。
実話ではないが、脚本を書いたベン・アフレックとマット・デイモンは幼馴染で実際にあったことも材料になっている。マット・デイモンは天才の役でハーバード大学の清掃のアルバイトをしているが実はハーバード出。IQ160のベンとは幼馴染。ウィットや示唆に富んだ早口のセリフも、ぼんやりして観ていると意味がつかめないところも。冗句とは一味ちがう joke。けっこうしんどいのだが脚本のせいかわりやすく最後まであきない。


wikipedia『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(グッド・ウィル・ハンティング/たびだち、Good Will Hunting)は、1997年より公開されたミラマックス製作によるアメリカ合衆国の映画。マット・デイモンとベン・アフレックの脚本によるドラマ映画である。

天才的な頭脳を持ちながらも幼い頃に負ったトラウマから逃れられない一人の青年と、最愛の妻に先立たれて失意に喘ぐ心理学者との心の交流を描いたヒューマンドラマである


映画『グラン・トリノ』Gran Torino 2008年アメリカ 監督、プロデューサー主演クリント・イーストウッド

2024年07月16日 | 映画

『グラン・トリノ』(Gran Torino)2008年アメリカ 

クリント・イーストウッドは今年(2024年)で94歳。2021年の監督作『クライ・マッチョ』にも、自ら出演。さらにクリント・イーストウッド監督の新作『Juror No.2(陪審員2番)』にも出演するという。

これも老人ドラマと言えるのだろうか。日本のTV老人ドラマとはかなり趣が違う。
ポーランド系米国人コワルスキー(イーストウッド)は、
妻に先立たれ、愛車グラン・トリノを誇りに今や近隣住民も東洋人の町となったデトロイトで隠居暮らし。

愛国者のコワルスキーは朝鮮戦争での自身の行為にたいする暗い罪の記憶があった。
子供や孫の今風の生き方に違和を感じ、頑固さゆえに嫌われている。イーストウッド自身が魅かれたという主人公・コワルスキーの最期のけじめとは。昔見た西部劇に通じるどこかクラシックな感じで落ち着いて観ていられる。

Wikipedia『グラン・トリノ』(Gran Torino)は、2008年のアメリカ映画。監督、プロデューサーおよび主演はクリント・イーストウッド。ミシガン州が舞台。2008年12月12日に北米で限定公開、2009年1月9日に拡大公開され、日本では2009年4月25日に公開された。


映画『アラバマ物語』原題: To Kill a Mockingbird)1962年製作 アメリカ

2024年07月14日 | 映画

何度もなんども鑑賞したくなる古典的法廷劇映画。単なる法廷サスペンスではない。鑑賞のたびに、見逃した視点に気づかされるかも。黒人青年の事件を担当する弁護士アティカス・フィンチは白人で当時の家父長的な価値観を体現して、主演のグレゴリー・ペックも絶大な人気をはくした。時代の変化でこの映画に対する評価も変わるが色あせることはない。

白眉は、一審を終え退廷する弁護士アティカス・フィンチと、それを起立して見送る二階傍聴席の黒人たちの姿。沈痛な面持ちとフィンチに対する尊敬の眼差し。目の前のフィンチの長男にも起立をうながす老人の姿が胸を打つ名シーンだ。

 

wikipedia『アラバマ物語』(原題: To Kill a Mockingbird)は、1962年製作のアメリカドラマ映画。グレゴリー・ペック主演。人種差別が根強く残る1930年代のアメリカ南部で、白人女性への性的暴行容疑で逮捕された黒人青年の事件を担当する弁護士アティカス・フィンチの物語。

1960年に発表されたハーパー・リーの同名の小説が原作である。1961年度のピューリッツァー賞。賞、

 原題のMockingbird「モッキンバー。ド」は、「物まね鳥」の意味。和名:マネシツグミ。他の鳥の鳴き声をまねする性質があることからこの名が。

映画鑑賞後の原題「To Kill a Mockingbird」の意味を知ると少しは物語がすっきりすると思う。


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映画『マーシャル 法廷を変えた男』(Marshall)2017年 アメリカ
2024年07月09日 | 映画


映画『黒い司法 0%からの奇跡』(Just Mercy)2019年アメリカ
2024年07月07日 | 映画


『ゴッドドクター 徳田虎雄』 (小学館文庫)  – 2020/1/7(これはこのブログ2020年12月15日の記事の再掲です)

2024年07月12日 | 本と雑誌

NHKニュース
徳田虎雄元衆議院議員 死去 86歳「徳洲会」グループ創設者
2024年7月11日 9時02分 

これはこのブログ2020年12月15日の記事の再掲です)

2024 7/11日のNHKニュース 元衆議院議員で、全国各地で病院などを運営する医療法人「徳洲会」グループを創設した徳田虎雄氏が10日夜、入院先の神奈川県内の病院で亡くなりました。86歳でした。

ゴッドドクター 徳田虎雄 (小学館文庫)  – 2020/1/7

先週、名瀬の書店で見つけた。

徳田本はけっこう読んだし、もう,いいかな、とも思ったが、

ナゼ、今頃?とも思って、
表紙の徳田虎雄の写真の表情に惹かれて手に取った。


黒板に向かいマイクとチョークをもって数字を示しながら
聞き手に向かって鋭い視線を向けている。
鋭いといっても威圧的な目ではない。
こちらがつい見入ってしまうような情熱的な純粋な目。
(本書本文にもあった、理と情にも通じる写真かもしれない)

そのエネルギーに押されたように、写真はと題字の「ゴットドクター徳田虎雄」の
文字とともにやや傾き、天に押し出されそうに見える。

写真が少しだけセピア調めいて見えるが、それは錯覚だろうか。
徳田がめざした医療革命の理念は、
決して色あせてはいないぞ、という読後の感想につながる。

「毀誉褒貶の振幅が激しい」「清濁併せのむ」は、徳田虎雄
に対する評価によく当てはまる言葉だが、
本書でも「誉」「褒」「清」は積極的には描れない。
しかし、写真の目は、決して濁ってはいない。

本書は、著者が、自分なりの視点で描くドラマチックな構成になっている。(本書は2017年平凡社刊の『神になりたかった男 徳田虎雄 医療革命の軌跡を追う』に大幅加筆、改定して文庫としたもの)

医局支配の「白い巨塔」を飛び出した医師たちや、アメリカ帰りのエリート医師(京大在学中、学生運動にのめりこんだ徳洲会ナンバーツーは徳田と同郷(徳之島伊仙町)だ、そして次世代は全共闘の経験者、それにやくざも実名で登場する。

これらの人たちが、まったくの徒手空拳から、巨大な病院グループ病院を作りあげた男とともに、
抵抗勢力と闘いながら政界進出し、医療改革を推し進める紆余曲折を描く。、

これでおもしろくないはずがない。


それに非医師の「七人衆」と呼ばれた側近たちのドラマが連ねられる。その細かいエピソードも読みどころで、
むしろそれが怪物徳田虎雄の実像を浮かび上がらせる。

事実はドラマよりおもしろい。並みの取材だけの取材者目線では、描けないノンフィクションだと思う。

ネットの書評でも、「おもしろい」とのレビューが多い。

もひとつ写真のはなし。

本文中の挿入写真、1993年3月、石原慎太郎(左)が都知事選出馬を表明する前夜、ホテルで密会していた自由連連合代表(当時)の徳田虎雄。ホテルの廊下だろうか。スタイリッシュな、石原慎太郎と並んで歩く背広姿の徳田虎雄も負けてはいない存在感がある。この写真も傾いていて緊迫感が伝わる。人と時代を映しているようで印象的な写真だ。


徳田がかかげる医療改革の理念「生命だけは平等だ」は、わかったようで実は、わからないでいた。
その前に省略された「せめて」の意味を考えないと、よくはわからないのあった。

p409 じつは、多くの徳洲会関係者の証言で初めて明らかになったのだが、徳田は「生命だけは平等だ」の決め台詞を吐く前に「せめて」を添えていたという。「徳田は「世の中、生まれの違いは変えられん。頭の良し悪しも仕方ない。貧富の差はあるだろう。だが生命だけは平等だ」と・・・。p409

徳田の「せめて」の思いは、今も生きている。

関連年表2017年の項 

徳田王国が崩れさり、病院数71、年商は4600億円、職員3万3340人、に上る日本最大、世界屈指の(2019年3月病院グループを維持している。

そして、

南海日日新聞 2016年12月27日
 奄美群島と十島村を運航範囲とする奄美ドクターヘリの運航開始式が26日、奄美市名瀬佐大熊町のヘリ格納庫であった。三反園訓県知事をはじめ国、県の議員、奄美群島の市町村長、医療、消防関係者など約120人が出席。テープカットで27日からの導入を祝い、救急医療の発展に期待を込めた。

 

今では、県立大島病院屋上からドクターヘリが発着する。(2017年から)

ドクターヘリの運用開始により、それまでの沖縄から来る自衛隊ヘリに比べると、時間的にもマンパワーの上からも、奄美の離島間救急網(喜界島、徳之島、加計呂麻島、沖永良部、与論、吐噶喇列島)は大きな前進を見せている。


P304 時は止まっているようでも流れている。時代はいつも過渡期なのだ。p304

時代はあっという間に変わる。本書もそのとき再び増補改訂されるかも知れない。


amazon 内容(「BOOK」データベースより)
徳田虎雄が創設した「徳洲会」は、謎の多い、巨大な医療複合体である。一九七三年、大阪に徳田病院を開院して、わずか十数年で日本一、世界屈指の民間病院グループに成長した。かくも巨大な民間病院チェーンが、なぜ短期間に出来上がり、存在し続けているのか。医療の「善」と裏舞台での「悪」―両極端の顔を併せ持つ異端者、ALSを発症してからもなお経営を握り、旺盛な生命力を発揮する「病院王」と、彼のもとに集まった非医師の「七人衆」、「白い巨塔」から飛び出した医師たちの群像を描いた衝撃ノンフィクション!

今では徳田虎雄の名前を知らない若者も多いかもしれない。

wikipedia アメリカ占領時代の鹿児島県大島郡徳之島町出身(出生は兵庫県高砂市。
実弟が医療を受けられなかったことによる急病死をきっかけに医師を志し、阪大受験のため鹿児島県立徳之島高等学校から大阪に単身移り住み阪大合格を果たす。
実家の家計は苦しかったが父親が先祖伝来の農地を切り売りして仕送りをして学資を支えてくれた。

徳洲会事件wikipedia


『メッセージ』(Arrival)2016年 アメリカのSFドラマ映画

2024年07月11日 | 映画

『メッセージ』(Arrival)

テッド・チャンの短編小説「あなたの人生の物語」が原作。
2016年のアメリカのSFドラマ映画

評価は、絶賛派と酷評派にわかれいる。面白そうなので最後まで見たが、よくわからない点も多い。二度見する気力はない
本作に登場する宇宙船のデザインがスナック煎餅「ばかうけ」に酷似していることがSNSを中心に話題となった、という。


映画『しあわせの隠れ場所』The Blind Side 2009年 アメリカ

2024年07月10日 | 映画

Wikipedia『しあわせの隠れ場所』、The Blind Side)は、2009年のアメリカ合衆国のドラマ映画。監督はジョン・リー・ハンコック、出演はサンドラ・ブロックとクィントン・アーロン(英語版)など。2009年のNFLドラフト1巡目でボルチモア・レイブンズに指名されて入団したマイケル・オアーのエピソードに基づくマイケル・ルイスのノンフィクション『ブラインド・サイド アメフトがもたらした奇蹟(英語版)』を映画化。

最近よくみている映画は、黒人が黒人の救世主になるもの語り。

こちらは白人女性が救世主で、フットボール選手マイケル・オアーにもスターのオーラが感じられない。マイケル・オアーの実の家族にもスポットは当てられない。ドラマの展開もすこし安直感がただよう。

最近になって、モデルになったフットボール選手がかつて自分を引き取ってくれた夫婦に対し裁判を起こしたと衝撃的なニュースも入ってきた。

wikipedia 2023年8月、本映画のモデルとなったマイケル・オアーが後見制度の取り消しや損害賠償の支払いなどを求めて、自身をかつて引き取ったテューイ夫妻を提訴していることが報じられた。

原告側の訴状によると、養子縁組ではなくて実際は後見制度を利用していたことやオアー自身は夫妻に騙されて財産管理の権利を放棄させられた一方、逆に夫妻は後見制度によってオアーの名前を使い、本映画のヒットなどによって、金銭的な利益を得ていたと主張している。


映画『マーシャル 法廷を変えた男』(Marshall)2017年 アメリカ

2024年07月09日 | 映画

Wikipedia『マーシャル 法廷を変えた男』(Marshall)は、2017年のアメリカ合衆国の伝記映画。監督はレジナルド・ハドリン、主演はチャドウィック・ボーズマンが務めた。 1967年にアフリカ系アメリカ人として史上初めて合衆国最高裁判所の判事に任命されたサーグッド・マーシャルの若き日の弁護士時代を描いている。

本作の主題歌「Stand Up for Something」は第90回アカデミー賞の歌曲賞にノミネートされた。

日本では劇場公開されなかったが、Amazonで配信された。


似ている作品『黒い司法 0%からの奇跡』1988年アラバマ州の話。ハーバード大学のロースクールを卒業した黒人弁護士:ブライアンが黒人の冤罪事件解明に奮闘する。


本作は1940年。全米黒人地位向上協会(NAACP)の黒人弁護士、サーグッド・マーシャルの話。
アフリカ系アメリカ人として史上初めて合衆国最高裁判所の判事に任命されたサーグッド・マーシャルの若き日の弁護士時代の活躍を描く。

両作は似ている点もあるが、映画のテイストとしては少し違う。
『マーシャル 法廷を変えた男』は、より娯楽性を加味しテンポよく、軽妙な含蓄に富んだセリフ、いかにもアメリカ映画といった感じ。
ややサスペンスに偏った印象は否めないが、それも良し悪しだろう。差別は黒人に対してだけではない、意識下ではアジア、ヨーロッパ人にも及ぶ。差別は戦わなければ、変えることはできない、などメッセージも際立たせている。

両作は50ねんあまり時代を隔てているが、根強く続く黒人差別の闇の深さがうかがえる。


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映画『黒い司法 0%からの奇跡』(Just Mercy)2019年アメリカ
2024年07月07日 | 映画

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↑ 視聴中

『アラバマ物語』原題: To Kill a Mockingbird)は、1962年製作。人種差別が根強く残る1930年代のアメリカ南部で、白人女性への性的暴行容疑で逮捕された黒人青年の事件を担当する弁護士アティカス・フィンチの物語。


映画『黒い司法 0%からの奇跡』(Just Mercy)2019年アメリカ

2024年07月07日 | 映画

Wikipedia『黒い司法 0%からの奇跡』(Just Mercy)は2019年のアメリカ合衆国のドラマ映画。監督はデスティン・ダニエル・クレットン、主演はマイケル・B・ジョーダンが務めた。本作はブライアン・スティーヴンソン(英語版)が2014年に発表したノンフィクション『黒い司法 死刑大国アメリカの冤罪』を原作としている。

最近いわゆる冤罪ものをつづけて見ている。ハーバード大学のロースクール出の黒人若手弁護士が黒人の冤罪事件に挑む。

タイトル副題からも、司法の闇と闘う”逆転劇”がうかがえるが、
単なる法廷劇だけでなく、社会や人生も描かれる。原題Just MercyのMercyは慈悲。justはちょうど、ただ、たったなど。judgment判決にもつながる。

1980年代のアラバマ州、実話ベース。俳優は実人物と驚くほどそっくりだ。

エンディングで、

アメリカでは死刑囚10人の内9人が執行 7:03
一人は冤罪が認められ釈放
衝撃的な過誤率である

(白人)テイトはモンロー郡の保安官を32年間務め2019年退任
ジョニー・Ⅾの釈放後6回再選された 5:45

1993年の再捜査によりジョニー・Ⅾの無実が確定
ある白人の容疑が濃厚となった
だがこれまでに検挙はされていない

日本の司法にも人質司法など、問題点も指摘されるが、自由と平等、フロンティア精神の国アメリカの現状とは異質だ。自由と平等は白人のものだったのか、それとも自由と平等は相反するするものなのか。それほど昔のことではない。考えさせられる。

日本の冤罪事件について調べてみた。

免田事件、財田川事件、松山事件、島田事件「四大死刑冤罪事件」1980年代に再審で無罪。

下山事件、三鷹事件、松川事件=第二次世界大戦後の「国鉄三大ミステリー事件」

司法とはもともと黒いものなのか?

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黒い司法と似た映画 

↑『マーシャル 法廷を変えた男』視聴中(2017年のアメリカの伝記映画)


1967年にアフリカ系アメリカ人として史上初めて合衆国最高裁判所の判事に任命されたサーグッド・マーシャルの若き日の弁護士時代を描いている。


映画『最高の人生の見つけ方』The Bucket List)2007年/アメリカ ジャック・ニコルソン/モーガン・フリーマン

2024年07月05日 | 映画

「最高の人生の見つけ方」監督 ロブ・ライナー
脚本 ジャスティン・ザッカム


余命6か月を宣告された2人の男が、死ぬ前にやり残したことを実現するために共に冒険に出るハートフル・ストーリー。

飾り気のないタイトル「最高の人生の見つけ方」からの印象は必ずしも「老人ドラマ」には直結しない。

ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの共演ということで
外れはなかろうと思ってみることにした。モーガン・フリーマンは70歳位の時の撮影か。スカイダイビングは実写だった思う。

細部はともかく、わくわくしながらウイットに富んだセリフを楽しめる97分。
興行収入 13.5億円


ーーーーWikipedia

アメリカでは2007年12月25日に先行上映、2008年1月11日に拡大公開され、週末の全米興行収入で1位を記録。日本では2008年5月10日に公開され、初登場2位を記録した。

キャッチコピーは、“We live, we die. Wheels on the bus go round, and round.”(人は生き、人は死ぬ ― 世の中はその繰り返しだ)。

製作費 $45,000,000
興行収入 $175,372,502
 13.5億円

2007年製作 97分 アメリカ
原題:The Bucket List

劇場公開日:2008年5月10日

 

検索ではこちら ↓ が表示が多いい。


wikipedia 本作を原案とした同名リメイク映画が2019年10月11日に公開された。監督は犬童一心。主演は『千年の恋 ひかる源氏物語』以来、18年ぶり2度目の共演となる吉永小百合と天海祐希。

興行収入 10.5億円


映画『この茫漠たる荒野で』(原題:News of the World)2020年公開 アメリカ

2024年07月03日 | 映画

『この茫漠たる荒野で』(原題:News of the World)2020年公開 アメリカ 主演:トムハンクス

昔、名瀬の映画館でみた西部劇映画と言えば、いつも晴れていた。
しかし、この映画は土砂降りの雨のシーンではじまる。

※「西部劇では常に晴れている、だからこそ雨にしようと思いついた」のは黒澤明監督だそうだ。

※ユル・ブリンナーとスティーブ・マックイーンが出演した1960年のアメリカの西部劇『荒野の七人』は、黒澤明監督の日本映画『七人の侍』(1954年)が原作。その舞台を西部開拓時代のメキシコに移して描いたリメイク映画。

本作のタイトル『茫漠たる荒野で』は、晴天、砂ぼこり、広大な原野、夕日、朝日が遠い山々にかかる、馬車旅、銃撃戦などを連想させる。(原題:News of the World)とはだいぶかけ離れている。

トムハンクスも私のなかでは、西部劇のそんなイメージとはすぐには結び付かない。

主人公はトムハンクスの役は南北戦争(1861~65年)後のアメリカテキサスを舞台に、各地を旅する退役軍人の男・ジェファーソン・カイル・キッド。行く先々で新聞のニュースを読み聞かせをすることで生計を立てている。その職業もピンとこない。(南北戦争後6年頃の話というから西南戦争の前年頃か)

しかも馬車には9歳の孤児を乗せている。

逆にこれらの違和感がトムハンクスの名演と相まって最初から最後まで見るものを引き付けるのかも知れない。先が読めないが安心して見られるいい映画だった。専門家の評価も高い。


wikipedia『この茫漠たる荒野で』(原題:News of the World)は2020年に公開されたアメリカ合衆国の西部劇映画である。監督はポール・グリーングラス、主演はトム・ハンクスが務めた。本作はポーレット・ジルズ(英語版)が2016年に上梓した小説『News of the World』を原作としている。

本作は日本国内で劇場公開されなかったが、2021年2月10日にNetflixによって配信された。

 

 

 


映画『リディーミング・ラブ』あがないの愛 原題『Redeeming Love』

2024年07月01日 | 映画

『リディーミング・ラブ』あがないの愛 原題『Redeeming Love』

2022年のアメリカ・クリスチャン・ウエスタン・ロマンス映画
2022年1月21日
上映時間 134分

日本語のwikipediaが見つからない。

聖書のホセアの物語に基づいたフランシン・リバースリバーズの1991年の同名小説がもとになっている。

カリフォルニアのゴールドラッシュ中のアメリカ西部開拓時代が舞台。

映画は批評家からは概ね否定的な評価を受けたということですが、ミカエル・ホセアという農夫が、架空の町ペア・ア・ダイスで売春婦として働いてるエンジェルに一目ぼれして・・・という話。

日本人にとってはわかりにくい宗教的な意味はかなり薄められている感じ。
そのことで逆に、牧歌的な純愛映画と割り切って楽しめるのではなかろうか。

見終わってみるとホセアが、街中を行く娼婦エンジェルの姿に一目ぼれするシーンが印象的だ。