つぼみは米粒(炊く前)大 花弁はすぐしおれるか脱落するので、なかなか気づかない。
キーワードは
★花冠(かかん) ★萼(がく) ★花被(かひ) ★花葉(かよう)
ひとつひとつの花びら(花弁)の集まりを花冠(かかん)と言うように、その基部にあるひとつひとつの萼片(がくへん)の集まりを萼という。
そして、花冠と萼は、合わせて花被(かひ)と呼ばれ、花弁に相当する部分を内花被(ないかひ)、萼に相当する部分を外花被(がいかひ)と呼ぶ場合、ひとつひとつの花被片の集まりをまとめて花被とよぶことに対応する。
広義には,花被はおしべ,めしべ以外の直接生殖作用を営まない付属器官とも定義され,この場合,萼,花弁の区別のはっきりした花を異花被花,区別のない花を同花被花という。
完全な花は、萼、花弁、おしべ、雌しべからなり、これらはどれも葉から進化(変形)したものと考えられ、まとめて花葉(かよう)と呼ばれることは、以前学んだ。
上の写真で、花の付いている柄を花柄(かへい)又は花梗(かこう)といい,その先端の花葉が付いている部分を花床(かしょう)又は花托(かたく)と呼ぶことは、八日のサルスベリの記事で学んだ。
とここまできて、上の写真を見ると、華も学もあるようだが、もとい花弁も萼(がく)もあるようにも見えるが、花冠基部の緑色の筒状の部分は萼(がく)あるいは萼片といえるのだろうか。
一般に花冠と萼は色や形が異なり容易に区別ができるが、中には同形同色のものもあり、また花冠のない無花弁花(無花弁形)や無花被花もあり、このようなとき、花冠と萼を、合わせて花被(かひ)とよぶ用語の意味が理解できるだろう。
生々しいにおいがあり、蜂や蝶、虫などが多数集まる。
写真には目白(めじろ)が写っている。