丸谷 才一 (著)
図書館 今月の推薦図書のひとつ。
ここ2、3年に新聞や雑誌に発表された短い文章を集めたもの。
やはり、読みやすい。各文のタイトル(本のてはない)がわかりやすい。
例えば、約3ページ半の文章に以下のタイトルがつく
P122 「竹田出雲や世阿弥と並ぶほどの劇作家」-井上ひさし 『井上ひさし全選評』『ふふふふ』『雨』『化粧』『父と暮らせば』
あと、大野晋
p153「日本語の基層は南インドから渡来」-大野晋『日本語の源流を求めて』
P156 日本文化史は、中国の影響を受けてから以後が視野に収められてあるだけで、それ以後が無視されてきた。その誤りを正して歴史の基層を示すことに碩学は全力をふるってい(”い”は歴史的かなづかい)。彼の力業を見物することは、知の快楽の極みと言わなければならない(岩波新書)
もう一度読んでみるか。
■『日本語の起源』 岩波書店(岩波新書)、1957年。ISBN 4004303400。発行部数 26刷、約35万部(2000年時点)
日本語練習帳 (岩波新書) 価格:¥ 756(税込) 発売日:1999-01-20 |
日本語はどこからきたのか―ことばと文明のつながりを考える (中公文庫) 価格:¥ 760(税込) 発売日:1999-11-18 |
■『日本語の源流を求めて』 岩波新書、2007年。ISBN 4004310911。
日本語の源流を求めて (岩波新書) 価格:¥ 861(税込) 発売日:2007-09-20 |
amazon 内容紹介
読書の快楽を味わいつくす達人のエッセイ集。
村上春樹の訳業からG・マルケス、はたまた長谷川伸・・・。モーツァルトと源氏物語を結ぶものは? 文学論から高級ゴシップまで、深い学識と類いまれなユーモアで読者を酔わせる著者の最新エッセイ集。
本書を借りて2日後に
授賞式のニュースを見たのは偶然です。丸谷才一氏は86歳。 ==========?
丸谷才一さんら5人に文化勲章「面白がってやるのが大事」
内容(「BOOK」データベースより)
戦争の世紀20世紀を眺望し、モーツァルトと『源氏物語』を評価した名誉をたたえる。村上春樹訳のチャンドラーから井上ひさしまで、バルガス=リョサからカズオ・イシグロまでの傑作を推奨する。『坊つちやん』を大胆に解釈し、仔犬を抱いて笑う少年特攻兵の写真に泪する。ゴシップ・ユーモア・奇想・新説がたっぷり。高級で愉しい快楽の書。登録情報
単行本: 320ページ
出版社: 集英社 (2010/12/3)
言語 日本語
星のあひびき 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:2010-12-03 |