私の三丁目

映画「ALWAYS 三丁目の夕日」と共によみがえるあの頃、そして今

義母を連れ夕日町三丁目へ

2008-01-05 22:18:49 | 映画「三丁目の夕日」

奥様の実家の新年会で74歳の義母が「○子(奥様)が出た映画を観たいんだけどね....」と話していたのを思い出しました。正確には「映画に出た」のではなく「エキストラに参加した」だけなのですが(^^;

昨日、奥様が義母に電話したところ「行きたい」とのこと。すぐにチケットを予約し、今日、私にとっては8度めの「夕日町三丁目訪問」となりました。

朝9時半に自宅を出て、クルマで30分弱のところにある奥様の実家へ。義母を乗せて自宅に戻ったのは11時過ぎでした。

その後、昼食を挟んで、前作を知らない義母のためにオリエンテーションを行いました。主要な登場人物をビデオの早回しで紹介した後、クリスマスの夜の指輪のシーン以降はノーカットで鑑賞してもらいました。「つかみ」はなかなかよさそうです(^^;

さすがに公開から2ヶ月が経過し、100席程度のシアターになってしまいましたが、近くのシネコンでは今でも「続・三」が日に3回上映されています。

オリエンテーションの後、1時過ぎの上映開始に間に合うよう、再び義母をクルマに乗せ、奥様と共にシネコンへ。驚いたことに、7~8割程度の座席が埋まっていました。

比較的お年を召した観客が多かったせいでしょうか、これまでで一番、「笑い声」や「私語」が飛び交っていました。その中には、義母が奥様に「こりゃ、詐欺だね?」、「あの女の人はもう大阪から帰ってこないのかい?」などと尋ねる声も(^^;

クライマックスが近づくに連れて、「笑い声」や「私語」の代わりに、鼻をすする音が目立つようになりました。私もいつになく感情移入が進んでしまい、今日はとくに泣けました。

エンドロールを最後まで観た後、「今日は朝からありがとう。久々によい映画を見せてもらった。あなた達が何度も観に行っているわけがわかったよ。本当によかった」と言ってくれた義母に対して、私は「こちらこそ、ありがとうございます。そう言ってもらえると、本当にうれしいです」と返しました。

送り迎えを含めて8時間を費やしましたが、連れて行ってあげて本当によかった。

「ありがとう」という言葉には、「社会人標準装備の社交辞令」のようなところがあり、心が伴わずに使ってしまうことも少なくありません。

しかし、今日の私の義母に対する「ありがとうございます」は、神に誓って私の心からの感謝の言葉なのでした。