日本で暮らす外国人が200万人を超えた。(我が国規模の一国としては、決して多い方ではない)
無論、病気は外国人たちにも容赦なく襲いかかる・・。
発病時、言葉が十分通じないため、適切な治療を受けられなかったり、医療の文化的違いから医師に不信感を抱いたりする外国人患者が少なくないという。
そんな中、昨年4月「国際外来」が、大阪府のある病院に設置された。国際空港がある土地柄、地元に在住の外国人患者が多い。この国際外来は、
○完全予約制で、週3日の開設
○曜日ごとに対応できる言語をわける(英語、中国語、スペイン語、ポルトガル語)
要は、言葉の問題だ。日常会話が問題の無い外国人も、医療面の専門用語などには言葉の壁が生じる。この病院ではある医療通訳研究会の協力を得ている。この通訳が、受付から診察、会計、薬の受け渡しまでのフォローを(医師の指導の下で)行う一貫したサービスが好評だ。また同病院では、言葉だけではなく、医療文化の違いも把握した上での診察にも努めているそうだ。(例えば、日本人は自然分娩を好むが、中南米人は違う傾向を持つなど)
「国際外来」最大の成果は、外国人患者が納得して医療を受けられるようになったこという。(新聞記事・要約転載)
ゆり姫、東京などの病院にも、このような外来が開設されていると思われますが、処方された薬の服用注意事項など一つとっても、容易ではないのですね。国境のない世界が僕たちの理想なのかもしれないけれど、でき上がってきた多くの文化的な違いに対する理解とお互いの歩み寄りが、言葉以上に重要な鍵だと感じました★