これらの運動は外国で始まった(米国で80年代に広がる)ため、色のイメージが我々日本人には馴染みが薄いという。その他、リボンの色が重複するケースもあるようだ。
日本で認知される契機となったのは、北朝鮮の拉致被害者救出を目指す<ブルーリボン>運動だ。約5年前、被害者家族や支援者が集会などで身に付けた他、2004年の日朝首脳会談で小泉元首相が付けたことで知られる。ブルーは、北朝鮮と日本を隔てる「青い海」と、両国をつなぐ「青い空」をイメージしているそうだ。
その他の「リボン運動」を記すと、
①<オレンジリボン>:児童虐待防止運動。(2004年栃木県小山市の児童虐待事件が契機)
②<ピンクリボン>:乳がん早期発見のための検診を促す運動。(ワコールの協賛で、当社製品試着回数に応じ「日本たいがん協会」に一定額を寄付するなど実施)
③<空色リボン>:性同一性障害への理解のための運動。
④<パープルリボン>:社会や家庭からの暴力根絶を目指す運動。
⑤<ホワイトリボン>:妊娠や出産時の事故から母子を守る運動。
⑥<イエローリボン>:障害者権利条約の普及を目指す運動。
などがある。しかし③~⑥の運動は、PR不足や色の意味の明確性に欠け比較的認知度が低い。また、色が重なるケースもみられ、アーティストの坂本龍一氏が広めた「平和を目指す運動」なども、<ホワイトリボン>だという。(新聞記事・要約転載)
ゆり姫、僕たちがほぼ知っていたリボン運動と言えば、<ブルーリボン>くらいでしょうか。何かの象徴の下で、人々が同じ方向を向けるのなら、それは大切なことですよね。僕には何ができるのか分かりませんが、ゆり姫の下で諍いの少ない世界のことを考えています。生意気は言えませんが、まずは、現状を知りましょう。そして、一歩一歩です★!