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ピアノと海と花との生活 Ⅱ

~創造する芸術~

オーケストラアンサンブル金沢第257 回定期公演

2009-03-24 | 音楽

 

                        

                      2009年3月6日(金)

              石川県立音楽堂 
 
         1・ハイドン/交響曲第100番ト長調「軍隊」Hob.Ⅰ-100
         2・ブルッフ/ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調,op.26
         3・《アンコール》パガニーニ/カプリース 第13番
         4・ビゼー/劇音楽「アルルの女」(抜粋)
         5・《アンコール》ビゼー/劇音楽「アルルの女」 ファランドールの終結部

        今日は全部大好きなプログラムで、井上さんの指揮!

          ハイドンは、この「軍隊」が1番すきなのだけれど、プレ・トークで井上さんも

          語っていらしたとおり、ピヒラーさんの録音の「軍隊」と、装飾音の処理の仕方など

          明らかにちがっていて、私は断然!井上さんの方が好き!

          すっきりとた、古楽奏法でのいい演奏。すごくよかったです。

          そして、チャイコフスキー・コンクール優勝の神尾さん登場。

          彼女のドキュメントなど、よくTVで見てましたが、この日も1番前の

          真ん中の席で、まさに目の前での演奏をきけた!

          井上さんが彼女はフェラーリといってたように、ものすごい迫力。激しい情熱的な

          炎のような演奏でした。1番前だったので、細かい弦も何度も切れているのも見え、

          強烈なブルッフ。

          アンコールの前には、井上さんが「弦が壊れそうなので、取り替えるそうです」

          と説明されて、観客はしばらく待ってる珍しい状況。

          確かに、そのあとのアンコールは、少し音も軽くなって、本人も弾きやすい感じ。

          ものすごい音を間近できいたという衝撃の演奏でした・・・

          休憩後のビゼーの「アルルの女」は、ペール・ギュントの時のように、組曲化された

          劇音楽を、物語の筋書き通りの順番に戻して演奏する井上さんのスタイル

          私もこれ大好きです。今回も最初から迫力あふれる演奏、すっかり物語の世界

          に引き込まれます。

          アンコールでは、井上さんのダンスがでた!会場と一体となって、

          5月のラ・フォル・ジュルネが今から楽しみになってきました。

          この日も、TV撮影があり、私の席は、カメラの前にあって、最初TV曲からのお詫びの

          文がお隣の人にもはってあり、すわれないのかとお隣の人からきかれて

          係りの人にききにいったりして、せっかくの井上さんのプレトークが、前できけ

          なかったことだけが残念・・・

 

          前回UPのニューイヤーコンサートの分と、2日続けて、TV放送ありますよ!

         3月28日(土) 16:00~ 北陸朝日放送(今回の)
         (地デジの方では,ハイビジョン5.1チャンネルサラウンドで放送!)
    

         3月29日(日) 21:00~22:00 NHK教育「オーケストラの森」(ニューイヤー)

 

        楽しみですね

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オーケストラアンサンブル金沢第253 回定期公演2009ニューイヤーコンサート

2009-01-13 | 音楽

 

                         

                  2009年1月7日(水)

              石川県立音楽堂 
        
           1・ベートーヴェン 「エグモント」序曲,op.84
           2・ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番変ホ長調,op.73「皇帝」
           3・《アンコール》 リスト/ラ・カンパネラ
           4・ベートーヴェン 交響曲第7番イ長調,op.92
           5・《アンコール》 NHK大河ドラマ「篤姫」~メインテーマ 

              2009年ニューイアーコンサートは、今までのワルツのニューイアーと違って、

        オールベートーヴェン!

        昨年のラ・フォル・ジュルネの総決算といった感じで、豪華なプログラム。

        座席は満席で、ラ・フォル・ジュルネ同様、舞台席もできていてすごい熱気。

        冒頭「エグモント」序曲、最初からきかせてくれました!鮮烈でしかも各楽器が

        上手く響いていて、でも重くなくすっきりした演奏、非常によかったです。

        皇帝は、話題のアリス=紗良・オットさん登場でしたが、この日は緊張のためか

        不安定な演奏が続き、残念・・・

        でもアンコールのリストはすばらしい演奏。井上さんとのインタビューの中で、

        ツアーの中で成長していくといわれていたように、きっとツアー後半は、すごくいい

        演奏になっていると思います。

        休憩後の7番!OEKの十八番のこの曲も、井上さん指揮は初めて。

        よかったです。大満足の7番でした!

                  井上さんがお話されていたように、相反する天使と悪魔、男と女・・・というベートー

        ヴェンの性質を見事に表現した演奏。

        2楽章の切ない弦の響き、井上さんが踊っていた!軽快でゴージャスな3楽章、

        そして爽快な4楽章、テンポも速めで各楽器のコントラストも絶妙、情熱的な渾身

        の演奏だったと思います。

        アンコールは話題の篤姫のテーマ。

        ドラマでは井上さん指揮のN響の演奏で、昨年9月の定期でもききましたが、

        やっぱり弦の響きが非常によくて、N響よりも好き!全国ツアーでも受けるでしょうね!

        この日は、最初からNHKのカメラがはいっていて、3月29日(日)のNHK教育テレビ

        「オーケストラの森」で放送されるとのことです

        満員御礼のニューイアーコンサートでした!

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2009年はアルベニス没後100年の年!

2008-12-23 | 音楽

     

            

        いよいよ2009年は、アルベニス没後100年の年になります。

        アルベニスは、49歳で亡くなった方なので、

        2010年は生誕50年。

        クラシック界は、このように作曲家の節目の年に、

        お祝いをするのですね(笑)

            

        スペインとフランスの国境の町、カンプロドンに、

        1860年5月29日に生まれ、

        激動の49年の生涯を終え、1909年5月19日に亡くなったアルベニス。

        その波乱に満ちた生涯は、

        以前Ⅰのブログ、2006年8月31日と9月4日に

        くわしく書いてありますので、

        是非!ご覧下さい。

          

        私は、このアルベニスという作曲家に魅せられ、

        ドビュッシー、メシアンらが’史上最高級のピアノ音楽’と

        讃嘆した金字塔的な作品、組曲『ィベリア』に、長い時間をかけ、

        研鑽を重ねてきましたが、

        遅れていた録音も、来年前半にまとめて行い、

        夏ごろから、どんどん演奏もしていこうと考えています。

        皆さんにアルベニスの世界を知っていただけたら、

        本当にうれしいです

                  

 

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オーケストラアンサンブル金沢設立20周年記念公演

2008-10-07 | 音楽

 

                   

            2008年9月15日(月・祝)

              石川県立音楽堂 
  1・ベートーヴェン/序曲「レオノーレ」第3番ハ長調op.72b
 2・カンチェーリ/ロンサム(孤軍):偉大なスラヴァ2(に),2人のGKから(日本初演)
3・ベートーヴェン/交響曲第9番ニ短調op.125「合唱付き」

       日本ほど、ベートーヴェンの第9を演奏する(しかも師走)

     国はないし、海外では、そんなに頻繁に演奏されないから、

     海外のオケのメンバーで、第9をやったことがないというケースも

     多い。でもOEKに限っては、故岩城宏之氏が、第9を演奏しすぎる

     傾向に批判的だったことから、おそらく日本のオケの中では

     最も第9を演奏しないのでは?

     私もOEKの第9をきくのは15年ぶり(記念コンサートも逃してたの

     で)

     この日は、ラッキーなことに、1番前の真ん中の席という初めての経験。

     ドキドキしながら娘と並んできく。

     1曲目、序曲「レオノーレ」今回は、憧れのギドン・クレーメルの率いる

     室内オーケストラ,クレメラータ・バルティカと合同で、響きも重厚。

     何より、1番目の真ん中の席って、こんなに音がきこえるんだ!という

     興奮!

     指揮者の方ってこうやってきこえているのか・・・

     左右から、すべるように音が流れてくる!身体全体で音を感じて、もう

     全身しびれる感覚(笑)

     1度是非この席、お勧めします!

     井上さんとOEKの作るベートーヴェン、すばらしいです。

     そして、興奮のクレーメル登場!

     風がささやくような音!人間の奏でる音ではない!

     クレーメルのわずかにきこえるピアニッシモの音に、大音響のオケが

     かぶさる、すごい過激な曲。

     クレーメルがわずか1メートルくらいのところで演奏しているので、

     気が遠くなりそうでした(笑)

     休憩後の第9。華やかな堂々とした演奏。

     井上さんとOEKの第9!いいです。すばらしかった!

     OEK合唱団もよかったし、ソロのソプラノは、先日、国立の合同コンサート

     で歌っていただいた澤畑恵美先生!

     艶のある気品に満ちたソプラノでした。

     興奮のうちに終了した演奏会。

     目の前の憧れのクレーメル・・・

     この日の音は、ずっと私の中に残っていくのだと思う。

   

     

 

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樫本大進&コンスタンチン・リフシッツ デュオ・リサイタル

2008-06-17 | 音楽

 

            

          2008年6月11日(水)

                石川県立音楽堂 
 
          演奏  樫本大進(ヴァイオリン) 
                コンスタンチン・リフレッツ(ピアノ)
        1・ショスタコーヴィチ  ピアノソナタ
        2・ショスタコーヴィチ  ヴァイオリンソナタ Op.134
        3・ベート^ヴェン  ヴァイオリンソナタ 第9番 「クロイツェル」
        4・《アンコール》  ショスタコーヴィチ ワルツ 
                      

      ロン=ティボー、クライスラー両国際コンクール1位の世界でも

      注目をあびた樫本さん。生で聴くのは初めてで、友達親子と

      出かける。

      まず、ロシアのコンスタンチンさんのピアノ。ものすごく上手い!

      繊細で、脱力が完璧、左右のバランスが見事!曲の構成もすば

      らしい。   

      さぞかし、伴奏もすごいだろうなと思ったら、樫本さんと同じ音楽性

      でした。

      樫本さん、すごくうたうところと、激しいところのコントラストが非常に

      上手くて、やはりすごく繊細。

      2人の音楽は全く同じように動いていて、すばらしいデュオだなあと

      実感。

      ベートーヴェンもすごく安定してたけど、2人にとっては、ショスタコ

      -ヴィチの方が、ぴったりはまるみたい。

      アンコールも大いに盛り上がり、大満足でしたが・・・

      残念なことに、このハイレベルの演奏会に、観客動員が非常に少な

      くて、満席近い県立音楽堂に慣れている私達はびっくり!

      2人が初めて会ったのは、樫本さん13歳、コンスタンチンさん15歳の

      時だそうで、2人の天才の今後が楽しみです。

      ひさびさの音楽堂、すばらしい音楽に浸れて、幸せでした 

 

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アストル・ピアソラ

2008-04-15 | 音楽

 

    

     アストル・ピアソラは、1921年3月11日、アルゼンチンのブエノスアイレスよ

     り、およそ400キロある避暑地マル・デル・プラタで、

     イタリア系の移民二世の父、ビセンチと、母アスンタの間に生まれました。

     父は、船員から、次々職業を変えていきますが、アコーディオンの演奏が

     得意だったらしく、アストルはその音に、早くから親しみました。

     3歳のときに家族でニューヨークに移住。

     9歳のときに中古品のバンドネオンを買ってもらいます。

        

     12歳のときに、ラテン向きのラジオ放送に出演して、バンドネオンの演奏

     を行うという早熟ぶりを発揮。

     16歳で、一家はニューヨークに別れを告げ、アルゼンチンに帰国。

     アストルは、ブエノスアイレスで孤独でした。そしてタンゴの世界に入ります。

     この時期は、バンドネオンでバンドで演奏し、編曲者としても活躍します。

     またクラシック風の作品を書き溜め、ピアニストのルビンシュタインに見せに

     いったり、アルベルト・ヒナステラに8年間、クラシックの理論を学びます。

         

       ピアソラは3回結婚していますが、21歳のときに最初の妻、デデと

       結婚します。

       33歳のとき、タンゴをやめてクラシックの作曲家になろうと、パリへ

       赴きます。でも、そこで師事したブーランジェ女史に、

       ’タンゴを弾きなさい。これこそがピアソラよ’といわれ、

       ブエノスアイレスに帰還。そのあと、怒涛の勢いで、タンゴの名曲を

       発表していきます。

       

       彼は、アルゼンチンタンゴのスタイルを取り入れながら、クラシックや

       ジャズという新しい要素を多分に取り入れ、従来のタンゴとは全く違う

       音楽のスタイルを作り上げました。

       今回、コンサートで最初に演奏した「ブエノスアイレスの四季」の四季

       を構成する4曲は、もともと連作として書かれたものではなく、、最初に

       「夏」が、そのあと、ピアソラは極度のスランプにおちいりますが、克服し

       そのあとに「秋」、「冬」、「春」の順で発表されます。

       

      アンコールで演奏した「鮫(さめ)」は、58歳の時の作品。

      3人目の妻とウルグアイで長期の休暇をとっていた時の作品で、

      ピアソラは何と鮫釣りの愛好者で、この曲は鮫の様子がよく表現されて

      いて大好きです。

      「リベルタンゴ」は53歳の時の彼の代表的作品。

      今ではタンゴを超えたスタンダード曲になっています。

      そして「ル・グラン・タンゴ」は1990年、69歳の時、チェリスト、ロストロ・

      ポーヴィチのために作曲されたチェロとピアノのための作品ですが、

      彼はこの曲をニューオリンズで初演したあと、しばらくして脳溢血で倒れ、

      2年後に71歳の生涯を閉じることになります。

 

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東芝グランドコンサート2008 金沢公演シュトゥットガルト放送交響楽団

2008-03-04 | 音楽

        

        2008年2月6日(水)

                石川県立音楽堂 
 
          演奏 シュトゥットガルト放送交響楽団
           指揮 ロジャー・ノリントン
            ピアノ 小菅優

1..ヴォーン=ウィリアムズ 劇音楽「すずめばち(むずかし屋)」序曲
2.ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番ト長調,op.58
3.《アンコール》ショパン ノクターン嬰ハ短調遺作
4.ブラームス交響曲第1番ハ短調op.68
5.《アンコール》ブリテン マチネ・ミュージカル
6.《アンコール》シューベルト 劇音楽「ロザムンデ」間奏曲第3番

                   娘と東芝グランドコンサートに行く。

           N響アワーでも人気だったノリントンさん。どんな演奏だろう?と

           わくわくしていったら・・・予想以上の驚き!でした。

           まずビックリしたのが、ベートーヴェン。

           ピアノのセッティグが中央、小菅優さんが、真後ろを向いて、客席に背中

           を向ける格好!バレンボエムやアシュケナージが好きな弾き振りみたいだなあ

           と思っていたら、ノリントンさんは、ピアノの向かって左側に、客席を見る形で

           指揮してる!第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンが完全に2つに分かれて、少し

           各席に背中を向ける感じ。こんなピアコン、見たことない!

           以前からききたかった小菅優さん。幼少からヨーロッパに住んで研鑽を重ねた

           方で、プログラムにあった’天使の翼の先端が頬に触れた瞬間を感じさせる

           ピアニッシモ’まさにそのとおり!

           すばらしい演奏でした!綺麗!

           オケのほうは、やはりノンヴィブラート奏法。

           休憩後のブラームスがまたビックリ!

           最初から、すごい速いテンポ!あとは自由自在にテンポも曲想も、ノリントンさんの

           独壇場って感じ。2楽章と3楽章のコントラストが見事!4楽章のティンパニーも

           際立ってた。こんなブラームスもあるんだ~

           でもおもしろい演奏。各楽器が、かなり変化に跳んでいて、でも透明な感じ。

           娘も大喜びの一夜でした

 

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音楽家のお墓  Vol.15  プロコフィエフ

2008-02-19 | 音楽

           

         

       セルゲイ・セルゲイヴィチ・プロコフィエフ(1891~1953)は

       ロシアのウクライナ南部に生まれ、モスクワで亡くなった

       ロシアを代表する作曲家です。

      やっぱり早熟!天才作曲家

       他の天才作曲家と同様、プロコフィエフも早熟!5歳で初めて

       曲を作り、次々とワルツ・マーチ・オペラまで書いていきます。

       8歳の誕生日にモスクワで見たオペラに興奮し、1年以上もか

       けてオペラを作曲。そのあと13歳から、ぺテルブルグとモスクワで

       10年間学び、この天才少年は鋭いリズムの極めて独創的な作品

       を次々発表していきます。

      世間は大混乱!

       ピアノ協奏曲第1番を第2番は、まだ彼が音楽院の時代に書かれた

       ものですが、1番の初演の時は、聴衆は完全に2分し、半分は喝采

       し感動し、半分は罵声と悪口をあびせ、新聞には「狂人のしわざ」と

       のったほど!2番の初演も大変な騒ぎになり、「この未来派の作曲

       家め!くたばれ!」という声と、「何という新鮮さ!素質と独創性!」

       という奇妙な状況になったとか。彼の斬新な響きに対する聴衆の

       おもしろい反応ですね。

         

                     19歳のプロコフィエフ

       ロメオとジュリエット 

        ロンドンでモダンバレエに初めて出会った彼は次々にバレエ音楽、

      オペラにも力をそそぎます。バレエ音楽はオペラよりも成功し、現在

      歴史に残るバレエ曲は7曲、中でも『ロメオとジュリエット』は20世紀の

      バレエ史に大きい変化をもたらしました。 

      筋肉マンだった? 

        プロコフィエフの作品は、きわめて多量、かつ広範囲にわたっていて

      20世紀の作曲家の中では、群をぬいています。26歳のとき突然、アメ

      リカに亡命しますが、ニューヨークに渡った彼は、’鋼鉄の指をもつピ

      アニスト’として各地で活躍します。アメリカの新聞には「鋼鉄の指、

      鋼鉄の手首、鋼鉄の2頭筋と3頭筋」と評され、エレベーターで黒人

      エレベーター係が、彼をボクサーだと思って、尊敬の念を込めて、腕

      にさわった!というエピソードもあるほど。

          

                    晩年のプロコフィエフ

         戦争と死 

          31歳の時、アメリカを離れ、また祖国ロシアにもどりますが、

        そののち、時代は第2次世界大戦に突入。プロコフィエフは

        疎開先でピアノソナタ「戦争ソナタ」を書き上げます。

        彼は驚きべき規則正しさで仕事をし、’1日たりとも作曲しない

        日は想像できなかった’というほど勤勉な毎日だったそうです。

        最後まで曲を書き上げた、この偉大な作曲家は、スターリンと

        同じ日1953年3月5日、62歳でその命を閉じました。

        全世界がそのニュースで埋まり、プロコフィエフの訃報は数日間

        報道されなかったそうです。

 

       お気軽に聴くプロコフィエフ

           子供のための音楽物語『ピーターと狼』楽しいお話はプロコの作品!

           これは、イギリスBBCが制作したもので、随分前にTVでやってたものを

           録画して、生徒さんや娘も小さいときから見てましたけど・・・

           前のと微妙に解説?のお人形が変わってる!(ダイアナさんの髪型とか)

           あとあのKDDのCMソングよく流れてましたね!あれが『ロメオとジュリエット』

           に中の「モンタギュー家とキャピュレット家」という曲。

           のだめちゃんのシュトレーゼマン、ミルヒーのテーマソングですね(笑)

                        両方YOU TUBEで見れます

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オーケストラアンサンブル金沢第234 回定期公演2008ニューイヤーコンサート

2008-01-15 | 音楽

 

                           

             2008年1月8日(火)
              石川県立音楽堂 

      1・シュトラウス,J.II/ワルツ「美しく青きドナウ」,op.314
      2・シュトラウス,J.II/芸術家のカドリーユ,op.201
      3・プッチーニ/歌劇「ラ・ボエーム」~ムゼッタのワルツ(私が街を歩けば)
      4・フランク/天使の糧
      5・チャイコフスキー/弦楽セレナーデ,op.48~ワルツ
      6・ニコライ/歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲
      7・ブラームス/ハンガリー舞曲第6番ニ長調
      8・武満徹/3つの映画音楽~ワルツ(他人の顔)
      9・一柳慧/交響曲第7番「イシカワパラフレーズ:岩城宏之の追憶に」
      10・山田耕筰/からたちの花
      11・シュトラウス,J.II/ワルツ「春の声」,op.410
      12・《アンコール》ショスタコーヴィチ/ジャズ組曲第2番~小ポルカ
      13・《アンコール》シュトラウス,J.I/ラデツキー行進曲,op.228

 

                         

       2008年ニューイヤーコンサート行ってきました!

       入り口も’迎春’と門松に飾られて、受付の女性の方たちも、全員着物ですっかり

        お正月気分

        この日はほとんど満席?私も娘とお友達親子の4人の席が取れなくて、久しぶりの

        3階席・・・

        コンサートは、華やかにシュトラウスの「美しき青きドナウ」でスタート!コンサートの

        最後に来る曲、のイメージが強いこの曲のスタートは、すごく勢いがあって、音もすばら

        しく響いています。

        2曲目は、指揮の井上マエストロが説明されてましたが、プログラムと違う曲で、’最初に

        楽譜が届いたとき、この曲のほうがよかったので変更しました’とのことで!

        「芸術家のカドリーユ」 (←クリックすると、YOU TUBEにつながります

        これはこの映像のウイーンフィルのニューイヤーでも演奏されてますが、楽しい!

        メンデルスゾーンの結婚行進曲から始まって、ほんとにいろんな曲が次々出てきます

        よ!皆さんは何曲わかりましたか???

        そのあと森さん、ブルーとパープルのドレスで登場!大好きな「ムゼッタのワルツ」

        もう本当に素敵!すばらしい声です!美しい森さん、やっぱり前の席でおききしたか  

                 ったです~

        2曲目フランクは、ガラッと雰囲気が変わりました。すばらしい。

        チャイコの弦楽セレナーデも大好き!井上さん、テンポも自由に緩急つけてます。

        井上マエストロ、ほとんど踊ってる!きいていても自然に身体が動いてしまいます。

        休憩のときは、ロビーで、OEKのメンバーとおしゃべりできる楽しい時間もあり、

        後半も、のりのりのプログラム。

        世界初演の一柳慧さんの曲もよかった。武満さんのワルツもいい選曲。

        「からたちの花」では、森さん、真っ白なドレスで登場!母音をはっきりうたってい

        らっしゃいました。ほんとにすばらしく艶のある声の方です。

        シュトラウスの「春の声」森さんの歌で、コロラトゥーラ(技巧的で華や

       かに装飾された旋律。18、19世紀のオペラのアリアに多くみられる。

        また、こうした旋律を自在に歌いこなすソプラノ歌手を〈コロラトゥーラ・ソプラノ〉

        とよびます)が遺憾なく発揮され、コンサートは最高に盛り上がり、アンコールをずっと

        したくなるほど、楽しい楽しいニューイヤーコンサートでした!

        娘達も大喜び!こういうコンサートは、小さくてもすごく楽しめますよ

 

        ときどき辛口の批評を書いていらっしゃる批評家の方も絶賛のこのニューイヤー。

        井上さんの選曲と、音のバランス、演奏も最高のコンサートでした!

        OEKの皆さんはこのあと、全国6箇所のツアーに出発されて、今日の鹿児島で

        終了ですね。お疲れ様です。全国のOEKファンに、すばらしい新春プレゼントでした

        ね!

        石川県内でも、1月26日にTV放映ありますよ!是非是非!

 

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國松竜次さんギターリサイタル

2007-12-25 | 音楽

 

          

      2007年12月2日(日)  神戸  ロッコーマン4Fホール

    1)M・ポンセ/わが心、君ゆえに

     2)M・リョベート/スケルツォワルツ

      3)A・ピアソラ/オブリビオン、天使の死、ブエノスアイレスの冬

        4)國松竜次/レイニング・イン・グレイ、京都の風景、ファラウェイ

   5)J・マラッツ/スペインセレナーデ

     6)F・タレガ/グランドワルツ、ダンサモーラ、アランブラの想い出

      7)M・ファリャ/魔法の輪、きつね火の踊り

             8)M・リョベート/4つのカタロニア民謡~アメリアの遺言、聖母の御子、

                         エル・メストレ、クリスマスの夜

                 レスプエスタ

               9)(アンコール)トゥリーナ/セビリャーナ

                           10)(アンコール)山田耕筰/赤とんぼ

          以前からどうしてもききたかった國松竜次さんのギターをききに、神戸までいく。

      全国7ヶ所横断ツアーの第5回目。

      会場は、神戸元町のギター会館の4階。ギターの響きが非常にいい。

      舞台中央に、國松さんが1人、スポットライトの中で演奏するいつものスタイル。

      たくさんのすばらしいプログラムの中、ピアソラのオブリビオン。

      ちょうど1週間後に,トロイさんのヴァイオリンとオブリビオンを演奏するのに、トロイさん

      から、サビの部分の注文があり、國松さんはその部分をどうやって弾くのだろうか、と

      思っていたら、とてもエネルギッシュな音!

      ホームページでもテーマソングになっているオブリビオン。熱演でした!

      ほか2曲もすばらしくて、久しぶりに演奏会で涙が出てしまいました・・・

      國松さんの音はとても綺麗です。それにテクニックがあって、音量もある。

      自作の3曲、どれも斬新な音使い。特に1曲目の音が好きでした。

      後半はスペインもの。國松さんの音は、繊細だけど、非常に力強く、心にぐんぐん

      響いてきて、目の前できく音はまた格別。

      マラッツのスペインセレナーデや、タレガのグランドワルツは、あまりコンサートでは

      演奏されないプログラム?國松さんの演奏、見事です。

      アランブラは、MCでグラナダのお話もされていましたが、情感たっぷりの演奏。

      ファリャもすごくよかった。

      リォベートは、CDでいつもきいていて、この選曲、クリスマスのこの時期にぴったり!

      アンコールのトゥリーナ!いい曲です!大好きになりました。情熱的なギターの音が

      会場いっぱいに拡がって、これも熱演。

      赤とんぼも、こんな素敵な曲だったかなあと思うほどの國松さんの長調、短調混じったア

      レンジ。

      何ともいえない感傷的な気分になって、コンサートは終了。

      また國松さんのギター、是非ききたいです!

コンサート終了後、少し國松さんとお話をして、写真撮っていただきましたよ!

Ⅱのブログ、お初のスナップです(笑)皆さんからのご要望で、恥ずかしいですが、

UP(笑)                                

                                                       

ということで、このⅡのブログも今年は終了です。

来年は1月15日UP!多分、OEKニューイアーコンサート書けると思います。

お楽しみに  ブログにもどる

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