今日は金曜日。
仕事を早く終えて、子どもたちと三人で一昨日から公開されているマイケル・ジャクソンのTHIS IS ITを観に行った。
娘っ子と私は最近映画同好会を結成して、よく映画を観に行ってる。息子は友達と映画館に観に行ったり、それはたくさんのDVDをコンピューターで観ているようだ。2週間限定だし、六本木ヒルズのシネマの大きなスクリーンで観よう!と応募を募ったとこ娘っ子は「行くっ!!」と即座に手を挙げ、息子は「え~、DVDでいいんでない!?」というから、「じゃぁ、DVDで観たら~」とひいてみたら、案の定「わかったよ、行くよ~」とのこと。やつは、今学期ジャーナリズムのクラスをとりはじめた。要は「新聞部」みたいなもんで、12年生の編集長や先輩エディターのもと、ひよっこ記者をやっているのだ。しかも、「音楽」担当!最初の記事は、「最近のロックンロールに関する考察」??みたいなテーマの音楽批評だったらしい。(見せて、といっても見せてくれない)
早速ネットでチケットを購入し、今日にいたった。
6月にマイケルが急逝してから、いろんな番組でマイケルのパフォーマンスを目にしていたナナ。ちょうど1カ月くらい前に、NYのマジソンスクエアガーデンで行われたマイケルのライブをBSでやっていて、これも三人で観たんだけど、そのダンスと歌のあまりのすごさにナナはノックアウトされた模様。ムーンウォークにやはり衝撃を受けたらしい。
ということで、勇んで映画館へ。バケツ大のポップコーンを二つも買わされ、席につく。こないだチケットを予約したときはまだ余裕があったが、4時50分の回にも関わらず、席はほぼ満席になっていた。
そして、始まった。。。。最初からもう涙がウルウルなんだけど、改めて、マイケルのすごさにとにかく圧倒された。。。ロンドンで行われるはずのTHIS IS ITライブはもう本当に完成に近かったのだ。。。。それはそれはたくさんのスタッフ、パフォーマーたち、みなマイケルのパフォーマーとしてのすごさ、仕事に対する姿勢に心から敬意を表していた。特に、バックダンサーたちにとっては、マイケルは神様のような人たちだ。世界中から集まってきた、マイケルを信奉するダンサーたちのオーディションを見事に通過した彼・彼女たちの感極まったインタビューに私まで感動してしまった。。
映画は、実際のライブの進行に合わせ、各曲のリハーサルの様子とスタッフ・パフォーマーへのインタビューを見せていく、という構成。ステージ上のパフォーマンスだけではなく、それに連動してライブで演出されるはずだったCG映像も多数みられる。どれも、経験豊か、なおかつ本当にマイケルをリスペクトしている選りすぐりのスタッフたちによって時間をかけて丁寧に創られたのがわかる。そして、マイケルも、ライブパフォーマンスの方は、微に入り細に入り、スタッフたちに指示を出している。しかし、言い方が穏やかかつ、感覚的というか詩的な表現を使うわけ。しかも、必ずthank youとかgod bless youとか、感謝の言葉をかけるのよ。本当にピュアで優しい人だったんではないかと思う。
とにかく、どの曲も、どのパフォーマンスも、とにかく「すごい!!!!」の一言。
若いダンサーたちと一緒に踊っても、全然ひけをとらないどころか、さすがのカリスマ性。動きもシャープだし。
しかし、「実は、この時、大量の鎮痛剤と睡眠薬を服用していたのだ」と知っている観客からすると、私など、おいおい泣けてしまった。
最後の最後まで、本当に圧倒され、感動した。。。。上映が終わった時は、日本の映画館なのに、観客一同思わず拍手が。。。。
とにかく、すごいです!大きなスクリーンで見ると、ど迫力です。
私はおいおい涙し、娘っ子は、「すごい、スリラーもう一回観たい、ムーンウォーク観たい!マイケルのことダサいって言う人は嫌い(←ちょっと意味わからんが)」と鼻息を荒くし、息子は「(上映中きっともっと拍手したり、フォーと合いの手が入ったりするだろうから)アメリカで観たかったなぁ」と言いつつ、この映画のレビューを書いてもいいか編集長に相談してみる、とやはり感動した模様。
とにかく、興奮冷めやらぬ私ら三人。韓国料理を食べ、帰宅した。楽しい夜であった。