新・東京日記 ~ママチャリで行くわヨ!~

子育ても一段落し、だいぶ落ち着いてきた日々の備忘録。

政権交代の意味

2009-10-15 | Weblog

10月14日
午前中は、家で仕事。

ランチは山王パークタワー27階の春秋にて、外務省のOさんと。4年前に一緒にお仕事をしたのが縁で、親しくなった。すごく優秀で素敵な女性で、娘っ子より1つ下のお坊ちゃんがいる。いろいろな場でご一緒してきたが、実は二人でご飯を食べるのは初めて!?かも。仕事の話、プライベートの話、噂話と、おしゃべりは尽きることなく、レストランを出たあとも立ち話(笑)先輩なのでおこがましい言い方だが、「ウマが合う」というやつ?

そのまま銀座に出る。1時間半の空き時間。デパート見ようか、カフェで寛ごうか、はたまたリフレクソロジーにでも行ってみようか、とわくわくしてたのに、結局、本屋さんで1時間半時間を潰してしまった。。。。やっぱり本屋さんに入ってしまう。。。。

日本国内の貧困対策運動と、国際的な貧困削減にかかわっている人たちが集まって、新たなイニシアティブが立ち上がる。その準備会合に声をかけていただいた。国内の活動家の方々と机を囲むのは初めてで、これからいろいろと勉強させてもらえそうだ。中心人物の湯浅さんが、この日なんと国家戦略室の雇用に関する政策参与になられたとのタイムリーなニュース。湯浅さんは昨年末の派遣村の村長さんとして一躍有名になり、活動家として、今は論客としても大活躍されている。日本に貧困などない、派遣ぎり、失業は自己責任、とされていた日本で長い間ずっと、地道に活動を続けてこられたという事実に敬服する。貧困に関する政策目標を考える上で、何が重要なイシューか、という問いに、「ジェンダー」を当然のように挙げられるところに、現場を本当によく知っている方だというのがよくわかる。開発業界で仕事してると、どこにいっても、たとえ足元でも、常にジェンダー、ジェンダーと言ってないと、ジェンダーは議題にのらない。なんでジェンダーなのか、一生懸命説明しないといけない。ので、素直に感動してしまった。。。

ずーっと隠されてきた日本の貧困。母子家庭と女性の高齢者に貧困者が集中していたし、女性の雇用形態のほとんどが昔っから「派遣労働」「非正規雇用」だ。昨年末の派遣村で初めて日本の雇用の実態と貧困がメジャーな形で可視化されたわけだ。湯浅さんみたいな方を政策参与として登用していくところに、「政権交代」の意義・重みを感じた1日であった。

会合がおわり、急いで地下鉄で麻布十番に出て、ママチャリ・すいちゃんをひろって、夕飯の買い物。そして、帰宅。娘っ子はにいにが迎えにいってくれた上に、宅配の食材、ちゃんと冷蔵庫に入れておいてくれた。ありがとー、息子よ。

急いでポトフーを作り、ポワンタージュのバゲットと一緒に夜ごはん。うまー。