新・東京日記 ~ママチャリで行くわヨ!~

子育ても一段落し、だいぶ落ち着いてきた日々の備忘録。

今日のできごと 

2010-04-19 | Weblog

今日はミーティング2つ。

ジェンダー専門家の大先輩、第一人者のTさんと四ツ谷の後楽寿司にてワーキング・ランチ。国連システム、世銀、他国の政府開発援助機関では、ジェンダー主流化はあたりまえ、基本の「き」の字。それが日本では未だに難しい。外務省にだって、ジェンダー専任の担当官はいない。すごいよね、MDGsのうちの1つのゴールでもあるのに。

夕方、中田ひでさんとTake Action Foundationの打ち合わせ。というか、2時間近く、日本国内の「子どもの貧困」から、来月タンザニアで行われるTICAD(アフリカ開発会議)閣僚会合から、Nakata.net.cafeから、昨今のODA改革まで、しゃべり続け。大将、本当に泉のようにいろいろアイデアが湧いてきますな。脱帽。私が困っていたある喫緊の課題についても、じゃあ、こういうやり方があるじゃん、と目から鱗のアドバイスをいただきました。サンキュー!

その後、急いでタクシーひろい、学童にお迎え。夕飯は、週末にばぁばが作っておいてくれたカレーを温め、ポテト・トマトグラタンと、水菜とツナのサラダをささっと作り、夜ごはん。

そうこうしているうちに、長野智子ねえさんがツイッターを始めたらしく、私をフォロー・リストに載せてくれたもんだから、その波及効果で私のフォロワーも一気に激増!昨日までは細々と、はーちゃん(妹)と二人で「いつ手芸クラブ始める!?」などつぶやきあっていたのだが。。。。。しかし、すごいな~、ツイッター。


Twitter

2010-04-16 | Weblog
木曜日。
ランチはファッション・エディターで、最近まではGQ Japanの編集長代理を、そして今VOGUEにいらっしゃる軍地さんと。さかのぼれば1年以上前に、長野智子ねーさんの紹介で、軍地さんと、女優ミラーが大ヒットのTrain Corporationの小枝さんと4人で麻布でご飯を食べて大盛り上がりしたのがご縁。その後、なかなか機会が無かったのだが、軍地さんがお仲間と進めている農業プロジェクトin 奈良・明日香村の話が聞きたくて久々に連絡したのであった。で、会いましょう!ということになり、ランチ。

そこでいろんな面白いお話を聞いたのだが、ツイッターというやつが今、コミュニケーション・ツールとしてとんでもない威力を発揮しているまさに実例を教えてもらい、私はびっくり仰天した。メッセージを発信し、人と人とをつなげ、さらには共感した人たちに行動を起こてもらう、まさにadvocacyにうってつけ?Twitterがそういうものであるとは全く知らず、目から鱗が落ちる思いであった。

あ、あと、ファッションというのは、その人が自分をどう見せたいのか、どう演出したいのか、というプレゼンテーション・ツールだという。政治家でいけてるのは、民主党の細野さんだと。小泉進次郎や他の古い(?)政治家のファッション・チェックを解説してくれたんだが、超面白かった。し、しかし、その話をきいて笑ってるとき、私の顔はひきつっていたに違いない。だ、だって、私だって、そこらへんにあるもんを適当に着てきており、まったくもって自分をどう見せたい、とか、身につけているアイテムが古いとかあたらいいとか全く考えてないし。。。。(汗)毎年でかくなる子どもらの洋服をそろえてたら、自分の服なんて毎シーズン新調するのは無理だし。。。まぁ、それをカバーするのがセンスなんだろうが、生まれつき、それは持ち合わせていないし。。。。私の本職の業界もそんな人たちばっかりだから、その輪の中にいるときは全然気にならないが、抜群のファッション・センスをおもちの方々とのおつきあいも多々あり、そういうときは本当に肩身が狭いのである。。。(涙)まぁ、みんな私にそんなことを期待してないから良いんだけどさ。

ということで、ツイッター、早速始めました!!なかなかおもしろい!!私を見つけてフォローミー!

また仕事モード。。。

2010-03-31 | Weblog


早速仕事。娘っこはばぁばと鎌倉へ。しばらく鎌倉の子になるらしい。

午前中は、上野にあるNGOの総本山へ。今年は「国際協力」業界にとっては大変な年。
5月2,3日にはタンザニアで日本政府がUNDPや世銀と共催しているTICAD(アフリカ開発会議)の閣僚級会合→6月からFIFAワールドカップin南アフリカ→7月にはカナダでG8サミットと平行してG20サミット→同じく7月には日本の参議院選→9月には国連本部にてミレニアム開発目標(MDGs)のハイレベル・レビュー・サミット。。。。と、超盛りだくさん。

よって、政策的なアドボカシーしかり、キャンペーンしかり、いろんなものが動き出しているんである。NGOの方々との情報・意見交換はとっても重要で貴重である。

昼は、東上野のコリアンタウンにて韓国料理!うま~~~~。

午後、オフィスにて、久々に出勤したのでいろいろとブリーフィングしてもらったり、書き物したり、わらわらと時間が過ぎていく。

夕方、中田英寿さんが代表理事をしているTake Action財団の理事会・評議会に出席。過去1年間の活動実績と、今年の事業計画の報告を受ける。たった1年間で、それはそれはたくさんの実績を残したなぁ、と改めて感心。アフリカへにボールを送ったり、給食を提供するクリック募金のような仕組みを作ったり、ハイチ大地震のためのチャリティ・オークションをしたり、と国際協力も行いつつ、日本国内でも、長期的な視点で考えると雇用基盤の拡大につながる可能性のある農業、伝統工芸、観光産業への支援や、圧倒的に貧困率の高いひとり親家庭の病児保育支援など、国内問題にもしっかりと対応している。今の世の中、「国際協力しましょう!」「世界の貧困をどうにかしましょう!」といっても、「日本だって大変なんだよ!」という議論が先に立つご時世だ。両方に目を向けることって、実はとても大切。こういう実績をしっかりと踏まえて、財団の「情報発信力」や「ネットワーク力」を活用し、特に若い世代に働き掛けながら、日本と世界を元気にしていってもらいたいものだ。

ヒデさんには昨年末以来、久しぶりに会ったが、いつも通り、単純にカッコイイです(笑)しかも代表理事としての貫録に磨きがかいかった感じ?がんばれ~~!

火曜日
1日中、職場にてハードワーク。。。。。。。はぁ。
夕方は、私も発起人の一人を務めている「ODAを変える会」の第二回会合@六本木の政策大学院大学。
岡田外務大臣はODA改革300日プラン、というのを掲げている。ODAを抜本的に見直す、ということで、今、外務省内で改革案が起草されているところだ。そこで、我々も、有志で集まり、国際協力にさまざまな立ち位置でかかわる人たちとともに、改革に向けたもうひとつの議論、提言をしていこう、という趣旨で「日本のODAを変える会」を立ち上げたのである。この日は「官から民へ」がテーマで、スピーカーは、民主党の国際局長で、もともとNGOで活躍しておられた藤田議員と、BoPの専門家、佐藤寛さん。お二人のプレゼンのあと、活発な、刺激的な議論が繰り広げられた。議事録は近日中にアップされるので、関心のある方は是非どうぞ

帰り、気ごころ知れたJICAのお二人と六本木で飲み、食べ、激論を交わしているうちに、なんと12時近くになってしまった!

水曜日

一日、またたくさん仕事。。。。。

が、昨日・一昨日と、息子はうちで一人でご飯を食べる羽目になってしまったので、今日はしっかりと買い物をして帰宅。鶏肉のバルサミコ・ソテー、レンズ豆とソーセージの煮込み、野菜たっぷりサラダを作る。デザートは、西麻布のホブソンズからテイクアウトしてきたアイスクリーム。めっちゃ久しぶりに(20年くらい!?)に店の中に入ったんだけど、どうやってオーダーするのかすっかり忘れてオロオロ。

息子は試験勉強をしているので、私はドイツ映画、グッバイレーニンを観ながらアイスクリームを食べた。面白い映画だった。泣けた。


あまりにも

2010-03-16 | Weblog
更新しなさすぎで皆様から怒られまくってます。スミマセンネタはや~まほどあるし、考えてることもた~くさんあるのだが、とにかく時間がない
4月以降は少し時間が出来るはずなので、サクサク更新するようにします

これからの国際協力を考える

2009-11-23 | Weblog

新政権。今はまだ国内問題で手いっぱいだが、また、外交に関しては普天間、アフガンといった喫緊の政治テーマで手いっぱいだが、さらに援助については政策も戦略もまだあったものではなく、とにかく行政レベルの話で「ODA削減!」の一本やり。しかし、来年度予算については、もうそれが規定路線だから仕方ない。

国連機関への拠出金も特にJICAを通じた二国間の無償支援や技術協力は削減の一途をたどっており、国際社会での日本のビジビリティやプレゼンスは低下し続けている。新政権も、ある時点でしっかりとした援助政策・戦略を打ち出し、具体的方策を講じなければならなくなるだろう。特に、再来年度の予算に関し、骨太方針のブループリントを描く国家戦略室には、しっかりとした長期的な外交ビジョンのもと、援助政策、そしてその実施体制を考えてもらいたい。

新たなODA政策に一石を投じるべく、NGO主催のパブリック・フォーラムがあります。私も、マルチ(多国間・国際機関)の視点から発言しますので、ご関心のある方はふるってご参加ください!!


タイムスリップ

2009-11-22 | Weblog

母校(大学)から、在学生向けのキャリア冊子向けにインタビューをしたい、というリクエストがあり、「いいですよ」とつい安請け合いをしてしまったところ、後日送られてきたインタビューの依頼内容が思ったより全然ディープだった。。。。

質問票をみる限り、筋書きとして、
「今のような国際的な仕事に就くにあたり、わが校在学中にどのような生活を送っていましたか??わが校の教育・環境は今のあなたの基盤を作る上で、どんなふうに役に立ちましたか」
「はい、私は国際協力の仕事を目指し、在学中から意識を高く持ち、よく勉強して、よくボランティアにも参加して、今に至りました」
「なるほど、在校生のみなさんも、オオサキさんを見習って、わが校にて奮って勉強してくださいね!」
という展開になるのか?と推測してみたが、そこで私は困っている。

なぜなら、カリメロ(大学クラスメート)もよく知っているとおり、私は大学時代は本当にあっぱらぱーで、途上国の途の字にも関心は無かったからだ。大学時代から、本当に行き当たりばったりで今に至るのだ。国連に入りたい!と強く思ったことも無いし、「ジェンダー」「女性のエンパワーメント」に従事したい!と思ったことも一度も無い。(←今はもちろんライフワークだが。。。)大学院で国際人権法を勉強したのも、もとはといえばジャーナリズムを専攻するつもりで大学院に入ったところ、長男を妊娠してしまって、泣く泣くハードなジャーナリズムから、比較的ソフトな人権問題専攻にシフトしたのが事の発端だし、国連に至っては、子持ちでその時は結婚していたのでNY以外で仕事の見つけようが無かった、ってなだけの話だし。。。政策局のジェンダーチームに入ったのも、それを目指して勉強してきたから、っていうのではなく、たまたまその部署が日本人のスタッフを欲しがっていたってなだけの話だし。。。。そんな私が在校生に一体なにを語れば良いのか!?

今年は大学で1学期講義を持ったことで、今のご時世、大学生の皆さんがどれだけシビアな環境に置かれており、どれだけ真剣に自分のキャリア・就職・将来を考えているか、痛いほどよくわかった。そんな今の学生さんたちに、バブル時代後半に大学生だった私の経験、そして無謀にも大学卒業早々結婚し、すぐに子どもを産んでしまった私の経験が一体どれだけ役にたつのか。。。。はぁ。

インタビューのときに、大学時代の思い出の品みたいなのを用意してください、と言われていたので、今日、実家にいってきた。大学時代、私は某新聞社の英文局でずーっとアルバイトしていたのだ。某ウィークリー編集部にて、最初は音楽コーナーを担当していた。コンサートに行ってレビューなんかも書いちゃったりして。その後、1年間アメリカに留学したときには、なんと「あさこ通信」なるものも連載していたのだ。久々に実家で掲載誌を引っ張りだした。おおおお、感慨深い。

しかし、もっとびっくりしたのは、あっぱらぱーだった割には、しかも「あさこ通信」という軟派なコラムの名前の割には、「Women in Politics」なんて記事や「アメリカの貧困」なんてのをルポしてるでないの!?「あさこ通信」、めっちゃ社会派!!!(笑)

私が留学したのは、フィラデルフィア郊外のブリンマー大学という女子大だったのだが、ここは津田梅子が留学していたことでも有名な東部の歴史ある女子大セブンシスターズのひとつだ。他のセブンシスターズ校に比べて非常~にリベラルかつ「女性初の~~」を輩出することで有名な名門大だった。「あさこ通信」によると、なんと私はその大学に行きたい、と直感的に思ったので、自分で直接電話したのだそうだ!そして、Admissions Directorと直接話し、どうしてもそちらに行きたいのだけど、と直談判したというではないか!?そんなことはすっかり忘れていた。いや~、記憶というのは薄れるものだ。

まぁ、今も昔も変わらないのは、「これだ!」と直感で思ったら周りにろくに相談せずに猪突猛進してしまうこと、そして、要所要所で人との出会いがあり、その人が次のドアをあけて私を送り出してくれるということ、あまり先のことは考えずに、その時に置かれている環境の中でベストを尽くせばいっか?と考えてるということ、そして社会派(笑)なことか?私がNYの政策局にいたときに局長を務められていた某日本人女性が、「自分のそのときの状況に合わせてできることをしっかりやっていれば、ちゃんと誰かが見ていて次につなげるチャンスをくれる」とおっしゃっていたが、本当にそうだなぁと思う。そういう意味では、人との出会いには、大学時代にも、NYのときも、そして日本に帰国してからもとても恵まれているなぁと思う。しかし、これも「人脈つくろう」とか思ってのことではないし。。。ということは、結局ろくなアドバイスはできずにインタビュアーを困らせてしまうのではないか、となんか心配になってきた~~~~。


ジェンダー研修

2009-11-19 | Weblog
今日は朝9時から夕方6時まで、JICAのジェンダー研修。今回は、カンボジア、フィジー、セイシェル、ネパール、イエメン、ナイジェリア、ラオスの7カ国からの参加。それぞれの国のジェンダー課題、ナショナル・マシナリー(日本のマシナリーは内閣府男女共同参画局)のシステムなどについて発表し、それにどんどんコメントや質問を加えていく、総括をする、という非常にインテンシブな一日だった。途中、イエメンの発表者が、最近9歳で30歳の男性と結婚させられた女の子が裁判所に離婚を申し立て、女性弁護士の助けを借りて離婚を勝ち取った、という前代未聞。の出来事があり、それがとても大きな話題(メディアでの取り上げられかたはネガティブではなくポジティブ)になった、と報告。幼児婚は、女の子の就学率向上の大きな妨げになっている。イエメンでは、結婚する年齢に規制が無いのだそうだ。そこで、すべての国の人たちに聞いてみると、どこも18歳か、20歳だった。男女ともに。なんと、日本だけが、女性16歳、男性18歳と年齢に差があり、しかも国際的な定義(子どもの権利条約)ではまだ「児童」にあたる16歳での結婚が認められている。最近まで韓国もそうだったが、最近法改正されたという。日本国内では話題にもならないが、この結婚年齢がどれだけ国際潮流に反した法律であるか、改めて気付かされた。


明日はまた来週の一大イベントに向けた準備に戻る。。。午前中は外回りだ。。永田町→麹町→霞が関→青山。。。。頭脳ワークは終わったので、あとは下見やらロジの確認やら、身体を動かす仕事が中心。来週の今頃は、解放されているのだろうなぁぁぁぁ!