仕事、その他もろもろの間を縫って、先週金・土曜日と「起業セミナー・ベーシック編」@女性と仕事の未来館に行ってきた。講師はベテランの増田紀彦さん。
私はビジネス感覚は全く持ち合わせていないので、これから本当の意味で「起業」しようとは考えていたわけではなく、今はフリーランスという形をとっているけれど、仕事の内容とクライアントの幅も広がりつつあるから、「事業」にしたほうが良いんじゃないか?と素人考えで思いついたのであった。それから、いろいろ既に個人でやっていることを一度体系的に整理したいということ、それからもし個人事業が一歩進んで会社になったら、世界中に散らばっている国連・開発関係の友人たちがさまざまな理由で帰国したときにその人材と専門性の受け皿になるんではないか?とも考えたわけで。特に政策レベル、アドボカシー関係で、おもしろい専門家集団を作れるような気がするし。どう、みんな?
で、40名の女性が集まっているセミナーに参加したわけです。まずは、「起業」のテクニカルな知識以前の「起業の動機」という点からセミナーがはじまった。冒頭の自己紹介では、「こども(小学生・中学生)の頃に自分が得意だったこと」をひとつ挙げるように言われた。これももちろん意図的な質問であり、まさに起業の動機というテーマに直結していくわけなんだけど、私もいろいろと思い出したところ、本を読むのが好き、文章を書くのが好き、というのをベースにして、よくやったのが「名作(たまに自分のオリジナル)を脚色し、キャスティングし、演出し、自分も出演する」つう、遊び。家の中では、妹と弟を時には熊に、時には戦災孤児に仕立て上げ、無理やり台詞を覚えさせ、時には弟に女装もさせて劇をつくり、親の前で発表する遊び。近所の子供たち集めても同じことをしたし、学校でも学芸会で脚本・演出・出演をしたこと、それがめっちゃくちゃ面白くて好きだったことを思い出した。(つか、これをすべてまとめると、「仕切る」のが好きってことか!?)
増田先生いわく、「xxをyyするのが好き」のxxの部分、つまり名詞の部分は変わっても、yy、つまり動詞の部分は大人になってもそう変わるものではない、とな。なるほど~!!と思いました。まさに、三つ子の魂百まで。
7つのテーブルに分かれて、それぞれに5人くらいの女性が座ってるわけですけど、私のテーブルの方々がこれまた面白い面子。そのうちの一人のAkemiさんは、増田先生に指名されて無理やりケース・スタディにされてしまった。で、Akemiさんのケースでグループ・ワークしたんだけど、和気藹々楽しかったわけ。休憩時間には、「何をなさりたいんですか?」なんてとこから話が始まり、それならこうしたら?とか、うわ~、それはいいアイデア!とか、はたまた身の上話まで、すっかり親しくなり、楽しかった!私のテーブルは、Webデザイン(アンドProgramming)会社、スポーツ・インストラクション、カフェ、リラクゼーション(タイ・マッサージ)と、今イチ意味不明な私という具合(ほんと、自分のやってきたことを人に説明するのが難しい。。。。)それぞれバックグラウンドも業種も住んでいる場所も違う。だから、こういう機会でもなければ出会えない。こういう場は貴重である。
それから、「起業」のマインド・セットでもって、いろんなこと(自分のこと、自分の周りの環境のこと、社会のこと)を見るとおもしろいな~ということ。全然違ったものが見えてくる。
というわけで、非常にリフレッシュできた2日であった。同じテーブルだったみなさまとはまた是非交流を続けていきたいと思いました。