新・東京日記 ~ママチャリで行くわヨ!~

子育ても一段落し、だいぶ落ち着いてきた日々の備忘録。

2009-04-16 11:32:25

2009-04-16 | Weblog

今、新幹線の中なんです。今週から、関西の某大学にてジェンダーと開発の講義を担当する事になり、月に二回ほど夢の新幹線通勤なのだ~!新幹線に乗る、というこの高揚感は一体ナニ!?飛行機に乗るよりウキウキ。
しかし、東海道新幹線は本当に数分刻みであるんだね。しかも、当たり前ながら、は、速~い。車窓を過ぎさっていく景色が東海道線や横須賀線と違う~!
まあ、そんなで、ビジネスマンだらけの車内にて、早く富士山が見えてこないか、一人ウキウキしているのである。
新幹線といえば、小学生の時分、夏休みになると愛媛は松山と川之江の両親の田舎に遊びに行くのが常で、まずは岡山まで新幹線、それからフェリーで高松にでて、さらに電車、という今なら気が遠くなるような経路で辿りついていた記憶がある。ある夏、どういう訳だったか、多分私だけ一人で長く田舎で世話になり、父が迎えに来た、というような事だったと思うが、私と父が二人で東京に戻った事がある。新幹線が浜松にさしかかった頃、お弁当を売りにきた。もち、浜松名物ウナギ弁当。父が二つ、買ってくれた。そのとき、私は興奮のあまり、思わず大声を。「お父さん、すごい、これ、イワシじゃないよ!本物のウナギだよっ!イワシのバカ焼きじゃない、ウナギの蒲焼き!お父さん、すごいね、おいしいね!!」
この時は、顔から火が出るほど恥ずかしかった、とずっと長く、父はニコニコしながら言っていたものだ。
今では、鎌倉の八幡さんの方に行く度に孫たちに茅木屋のウナギを食べさせるバアバだが、私らが子どもの頃は、ウナギの蒲焼きならぬ、イワシのバカ焼きばかり食べさせられていたのだ!(笑)
しかし、本物の蒲焼きをいただき、胸が一杯になったのか、全部食べきれなかった。「無理しないで、食べられるだけでいいよ」そう父は言い、無念ながら、少し残してそのお弁当はゴミ箱へ。父がせっかく、半分こでなく、一つお弁当を買ってくれたのに、イワシじゃなくてウナギだったのに。。と、申し訳なく切なく哀しい気持ちで泣きたくなるくらいだったのだ。今でも新幹線に乗ると、あの感情が鮮明に甦る。子どもの時の記憶って、本当に不思議。あぁ、また悲しくなってきた。。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。