新政権。今はまだ国内問題で手いっぱいだが、また、外交に関しては普天間、アフガンといった喫緊の政治テーマで手いっぱいだが、さらに援助については政策も戦略もまだあったものではなく、とにかく行政レベルの話で「ODA削減!」の一本やり。しかし、来年度予算については、もうそれが規定路線だから仕方ない。
国連機関への拠出金も特にJICAを通じた二国間の無償支援や技術協力は削減の一途をたどっており、国際社会での日本のビジビリティやプレゼンスは低下し続けている。新政権も、ある時点でしっかりとした援助政策・戦略を打ち出し、具体的方策を講じなければならなくなるだろう。特に、再来年度の予算に関し、骨太方針のブループリントを描く国家戦略室には、しっかりとした長期的な外交ビジョンのもと、援助政策、そしてその実施体制を考えてもらいたい。
新たなODA政策に一石を投じるべく、NGO主催のパブリック・フォーラムがあります。私も、マルチ(多国間・国際機関)の視点から発言しますので、ご関心のある方はふるってご参加ください!!