@ON!

若造経営者のブログです。
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新型MINI詳細4

2006年08月16日 | 車関連
まだ続く・・・


4. 力強い加速、躍動感あふれる走り、粘り強さ

パワー・ユニット

最新世代のMINI には、優秀な新型パワー・ユニットが搭載されます。2006 年後半に市場導入されるMINI には、2 タイプのガソリン・エンジンが用意されます。 MINI Cooper に搭載される総排気量1.6 リッターの自然吸気式エンジンは、最高出力88 kW(120 ps)を発生します。一方、MINI Cooper S に搭載される1.6 リッター・ターボ過給式エンジンは、最高出力128 kW(175 ps)というパワーを誇ります。
エンジン・ラインナップは、その後も徐々に充実されます。さらに別のガソリン・エンジンとターボ・ディーゼル・エンジンが追加され、選択肢が増えます。これらは MINI One に搭載される総排気量1.4 リッターで最高出力70 kW(95 ps)の「ベーシック」エンジンと、スポーティなターボ・ディーゼル・エンジンで、2007 年前半に発売される予定です。

MINI Cooper:スロットル・バタフライの代わりをする無段階可変バルブ・コントロール・システム

MINI Cooper に搭載される総排気量1.6 リッターの自然吸気式エンジンは、最高出力88 kW(120 ps) / 6,000 rpm を発生します。エンジン・トルクはわずか 2,000 rpm で140 Nmに達し、最大トルクは160 Nm / 4,250 rpm です。このコンパクトなパワー・ユニットは有効エンジン回転域が広範囲で、上質のドライビング・プレジャーを提供すると同時に優れた燃費も実現します。
この最先端の4 気筒エンジンには、BMW グループが開発したバルブトロニックに基づく無段階可変バルブ・コントロール・システムが装備されています。この革新的なバルブ・コントロール・システムは、求められるパワーやパフォーマンスに応じてインテーク・バルブのリフト量とバルブ・タイミングを瞬時に調整します。このシステムの大きな利点は、「一般的なエンジン」ではアクセルの動きに応じてエンジン回転数を上げ下げする機能を果たしていたスロットル・バタフライが不要になったという点です。
吸気側のバルブ・リフト量を無段階に制御することに加え、吸気行程でも排気行程でもバルブ・タイミングを変更し、その過程でトルクとエンジン・パワーの立上げを最適化することもできます。結果として、低回転時でも力強いトルクを得ることができるだけでなく、高回転時に高出力を得ることもできるのです。
これら2 種類の技術を同時に採用することで、ドライバーが選択する走行ルートによって異なりますが、最大で20%、EU テスト・サイクルでは約12.5%、それぞれ燃料消費量を減らすことができます。

MINI Cooper S: ツイン・スクロール・ターボチャージャーと直噴システム

最高出力128 kW(175 ps)を発生する総排気量1.6 リッターのターボ・エンジンが搭載されたニューMINI Cooper S は、優れたパフォーマンスと優れた燃費を両立させています。
最高出力は5,500 rpm で発生し、最大トルク240 Nm は1,600 rpm~5,000 rpm の回転域で連続して維持します。急加速時には過給圧(オーバーブースト)を高めるだけでトルクはさらに260 Nmまで上昇します。
燃料は直接燃料噴射装置を通じて4 個のシリンダーに供給されます。吸気はインタークーラー付きツイン・スクロール・ターボチャージャーによって予圧されます。この新しい技術を採用するため、シリンダーは2 本ずつエグゾースト・マニホールドとターボチャージャ本体とで相互に分離されています。
この特別な構成によりターボチャージャーのレスポンスが向上し、加速時に発生する特有の「ターボ・ラグ」がほぼ完全に解消されています。この総排気量1.6 リッターのターボ・エンジンは、レスポンスも作動特性も大排気量の自然吸気式エンジンと間違えるほどです。
このパフォーマンスの優位性は、高性能エンジンのための最先端バルブ・マネージメント、DOHC による4 バルブ技術によっても裏付けられます。吸気側カムシャフトには無段階位相調整機構が装備されているため、その時点の出力要求に応じてバルブ・タイミングを調整し、最小限の燃料消費量と排出ガス量で最大限のエンジン出力とトルクを発生します。ターボ・エンジン特有の高温による負荷を相殺するため、エグゾースト・バルブにはナトリウムが封入されています。

エンジン周辺にも採用されている革新技術

ニューMINI に搭載されているパワー・ユニットには、多岐にわたる革新的な技術的解決策が採り入れられています。たとえば、ツーピース式ベッドプレート構造のクランクケースは、モータースポーツから引き継がれた高度先端技術です。シリンダー・ブロックとベアリング・ハウジングは鋳造アルミ合金製です。一方、これら2 タイプのエンジンのカムシャフトは軽量化のため通常の鋳物を使用していません。従来の鋳造法とは違い、このエンジンには高強度ステンレス鋼製のカム・リングをカムシャフト自体に焼きばめするという手法を採用しています。
ニューMINI Cooper およびMINI Cooper S に搭載されている新開発エンジンを支援する補機類には、多くの重要な革新技術が採用されています。このセグメントで特に目新しいテクノロジーとしては、一定の予定圧力に達した後は供給量が制限される、チェーン駆動式の体積流量制御型オイル・ポンプがあります。これによりオイル・ポンプを駆動するために必要なパワーが節約できるため、燃料消費量を約1%削減することができます。
冷却回路にあるオン・デマンド型ウォーター・ポンプも、同じ効果を発揮します。このウォーター・ポンプは、エンジンが通常の作動温度に達したときにのみ作動します。つまり、暖機段階での燃費が節減されます。同時に、触媒が作用する温度までもより迅速に達し、最適な作動と最適な効果を発揮します。
オルタネーターとエア・コンディショナー用コンプレッサーは、1 本のシングルV ベルトで駆動されます。
ウォーター・ポンプは摩擦車(フリクション・ホイール)で駆動されます。また、それ以外のパッケージの改善事項と連動して、ニューMINI のパワー・ユニットはクラスで最もコンパクトな4 気筒エンジンでもあります。


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5. 歯切れ良く、正確で、すばやい

マニュアル・ギアボックスとオートマチック・トランスミッション

ニューMINI Cooper とニューMINI Cooper S には、標準で6 速マニュアル・トランスミッションが搭載されます。またこの2 つのモデルには、オプションで6 速オートマチック・トランスミッションを搭載することもできます。
マニュアル・トランスミッションには、2 種類の仕様があります。MINI Cooper S は1 速と2 速のギアにダブルコーン・シンクロメッシュ・ユニットが装備され、MINI Cooper にはカーボン製のフリクション・パッドが装備されています。どちらのモデルも全てのギアはヘリカル・ギアで、後退用ギアも含めた全てのギアにシンクロメッシュ機構が装備されています。また、さらに重要な特徴として、ギアシフトに要する操作力を軽減させて特に効率的なギア・チェンジを可能にしています。

スポーツ・スイッチを押すだけでよりダイナミックなギアシフト設定を起動

オートマチック・トランスミッションでは、さらにドライバーがステアリングのパドル・スイッチを使って、まさにF1 のようにギア・チェンジができます。この機能による大きな利点は、ドライバーがステアリングから手を離さずにシフトすることができるため、あらゆる状況で車両を完全にコントロールできる点です。
オートマチック・モードでは、トラクションと牽引力の中断がほとんどない状態でギアをシフトします。このために、オートマチック・トランスミッションは発進時にトルク・コンバーターを使用し、発進直後にはコンバーター・ロックアップ・クラッチが締結することで卓越した快適性とスポーティできびきびとしたギアシフトを実現しています。一方で、ドライバーがよりダイナミックな走りを求める場合、スポーツ・スイッチを押すだけでギア・シフト時間をさらに短縮することができます。
MINI Cooper S には、例えば滑りやすい路面などで駆動輪がスピンするのを防ぐための機械式リミテッド・スリップ・ディファレンシャルをオプション装備することができます。この場合より多くのエンジン出力、より大きな摩擦力を使って瞬時に駆動輪に伝えられ、グリップの異なる路面でのタイヤの粘着力の違いを相殺します。このため、車両の安定性を保ち、ドライバーがいつでも車両をコントロールできるようにします。全てのトランスミッション・タイプにおいて、6 速のギア比の設定は、全てのギアごとにシフトアップのタイミングと特定の出力やエンジン特性に完璧にマッチさせてあり、ニューMINI の俊敏性とスポーティなキャラクターをさらに高めます。

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