今回のテーマは、「感情・抵抗・欲求を手放す」についてです。
レスター・レヴェンソンのリリーシングは、常にトップステートの状態にいるのが基本です。トップステートの状態で、今、決めます。レスター・レヴェンソンは、「仮定する」という表現を利用しています。
ネヴィル・ゴダード (1905-1972) は、「想定」という表現をしています。
意識の焦点を、常に真我を見るように (方向に) 戻します。すべての問題は、マインド (心) の中の現れです。心の中で、記憶 (記憶に基づいた、感情・抵抗・欲求) が投影されています。
この記憶 (記憶に基づいた、感情・抵抗・欲求) を意識して、手放すか、または、唯一の実在である真我に、焦点を合わせ続けるか。選択肢は、限られています。
あなた自身へ戻り続けるには、今この瞬間に何をし続けるかを自問します。
1. ネヴィル・ゴダードの言葉より
Do not be embarrassed when I tell you that you are God.
あなたが、神であると私が言ったとき、恥ずかしがらないでください。
注記:embarrassed の定義:feeling or showing embarrassment.
恥ずかしさを感じたり示したりする。
Instead, walk believing you are that important.
代わりに、あなたが、それを重要だと信じて歩きます。
You don't have to become arrogant, but you must assume you are God.
あなたは、傲慢になる必要はありませんが、あなたは、神であると仮定 (想定:assume) しなければなりません。
注記:assume の定義:suppose to be the case, without proof.
証明なしで、ケース (例・場合・問題) であると仮定します。
注記:case の定義:an instance of a particular situation; an example of something occurring.
特定の状況のインスタンス (例:instance)。 何かが起こっている例。
Stop believing in God and start believing as God.
神を信じるのをやめて、神として信じ始める。
注記:start believing as God.
自分の内面に入って、唯一の実在である真我 (沈黙) を見始める。
Do this and the visions will come to confirm your assumption.
Neville Goddard
これを行うと、現れ (ビジョン:visions ) が、あなたの仮定 (想定:assumption) を確認するようになります。
ネヴィル・ゴダード
注記:assumption の定義:a thing that is accepted as true or as certain to happen, without proof.
証明なしに、真実として、または確実に起こると認められるもの。
注記:visions の定義:the faculty or state of being able to see.
目に見える能力や状態。
例:これを行うと、目に見える能力や状態 (ビジョン:visions ) が、あなたの仮定 (想定:assumption) を確認するようになります。
この修練は、地味です。常に継続することが、現れになります。継続するかしないか?常に選択肢が、訪れます。
2. あなた自身へ戻り続ける修練
ネヴィル・ゴダードも、パラマハンサ・ヨガナンダも、あなた自身へ戻り続ける修練は、持続しました。
私を導いている、サットグルは、真我です。
意識を常に、真我に向けていることが重要です。
(注:心 (マインド) の中に、ジニャーニ (真我を実現した存在) となったグルがいれば、そのグルと一体となり、真我を実現します。)
私は、意識、愛、光、偏在するもの、ただ在るもの。
空間 (スペース)、源物質、霊である。
「在るとは」、五感では知覚できない、マインド (心) を超えた領域です。
注記:「心の中に、ジニャーニ (真我を実現した存在) となったグルがいれば、そのグルと一体となり、真我を実現します。」この点が、重要です。
「個性には、歪みがある」
「沈黙の中で、個性を手放す」
『沈黙』モウニババ Silence Maunibaba より
自らの内に最高の教師を見出せなければ、精神体や生気体、肉体を自分だと錯覚し、サーダナや人生においてもがき苦しむことになります。自らの魂が前面に現れ、自らを導き、進歩が保障されていると安心できるまで、沈黙に耳を傾けられるようになる必要があります。
最後には、サーダナが努力しなくとも自然に展開し、自らの存在のすべてが魂の方を向き、いつでも無条件の幸福・愛を感じ、真理を見通すことができ、高次の意識に立ち返ります。
Genevieve Behrend (ジュヌビエーブ・ベーレン)
First, you should endeavor to learn to be as near the perfect reflection of your own idea of God as possible, in thought and action.
第一に、思考と行動の中で、可能な限り神の考えを、完全に反映したものになるように努めなければなりません。
Therefore, you should go alone night and morning (or any time when you are certain you will not be disturbed) and meditate first upon your own true relation to God.
したがって、あなたは夜と朝は一人で行ってください。 (または、あなたが妨害されないと確信しているときはいつでも) 神とのあなた自身の真の関係について最初に瞑想してください。
ニサルガダッタ・マハラジ (Nisargadatta Maharaj) の「アイ・アム・ザット-私は在る (I_Am_That)」から
Q: Not everybody has the chance of meeting you.
質問者:誰もがあなたに会うチャンスがありません。
M: Meet your own self. Be with your own self, listen to it, obey it, cherish it, keep it in mind ceaselessly. You need no other guide. As long as your urge for truth affects your daily life, all is well with you. Live your life without hurting anybody.
Harmlessness is a most powerful form of Yoga and it will take you speedily to your goal. This is what I call nisarga yoga, the Natural yoga. It is the art of living in peace and harmony, in friendliness and love. The fruit of it is happiness, uncaused and endless.
M:あなた自身の自己を見てください。 あなた自身の自己と一緒にいて、それに耳を傾け、それに従い、大切に保管し、絶え間なく心に留めてください。他のガイドは必要ありません。あなたの真理 (真実) に対するあなたの衝動があなたの日常生活に影響を与える限り、すべてがあなたとうまくいきます。誰かを傷つけることなく、あなたの人生を生きてください。
無害であることは、ヨガの最も強力な形 (修行形式) であり、あなたの目標に素早く導きます。これは、私がニサルガヨーガ (nisarga yoga) と呼ぶ、自然なヨーガ (Natural yoga) です。それは平和と調和、親しみと愛の中で生きる芸術です。それの果実は幸福であり、無尽蔵で無限です。
7-気づきと実在を知る 雑学・アドオンスポット - 2019.02.11
気づきを深めるには、無知を無くしていきます。無知を無くするには、ジニャーニの知識を入れていきます。
物理的なジニャーニに会わなくても、ジニャーニの残した言葉は、聞くことができます。ニサルガダッタ・マハラジは、質問に答えています。
私が言うことに、あなたの心を与えなさい。そうすれば、確信 (信念) が生まれます。
知識は、記憶になります。記憶は、体験になります。確信は体験からきます。
3. あなたの潜在意識を、愛してあげる
イハレアカラ・ヒュー・レン博士の言葉です。
ホ・オポノポノでは、問題の原因となっているものは、すべてあなた自身の中にあり、解決する鍵もまたあなた自身の中にあると考えます。
まず考えなければならないのは、「自分が誰なのか」ということです。
本来の私たちは「ゼロ」の状態にあります。「ゼロ」というのは問題が何もない、不完全なことは何一つない「完璧」な状態のこと。
私たちがそのままの状態ならば、必要なもの、必要なこと、必要な人に自然に出会うようになっています。
つまり、あなたが本来のあなた自身であるならば、何も問題はないはずなのです。
ところが現実には、苦しんでいる人がたくさんいる。それは、あなたの潜在意識に蓄積されている「過去の記憶 (=メモリー) 」が再生されている状態なのです。
イハレアカラ・ヒュー・レン博士
「ホ・オポノポノのプロセスは、とてもシンプルです。自分の中の (潜在意識) に、『ありがとう』『ごめんなさい』『許してください』『愛しています』と語りかけるだけでいい。
いつ言ってもかまわないし、四つが多いなら『ありがとう』とか『愛しています』だけでもいい。大切なのは、あなたがあなたの潜在意識を、愛してあげることです」。
ラマナ・マハルシ (Ramana Maharshi) の言葉です。
「私は罪人だ」という想念を完全に棄て去り、真我への瞑想に強烈に集中するべきである。そうすれば、確実にうまくいくだろう。
真実、存在するのは真我だけである。世界、個我、神は真珠貝のなかの銀色の輝きのように、真我の内に現れるものである。これら三つは同時に現れ、同時に消え去る。
「私」という想念が絶対にないところ、それが真我である。それは沈黙と呼ばれる。真我そのものが世界であり、真我そのものが「私」であり、真我そのものが神である。すべてはシヴァ、真我である。
在るとは?- 実践3 2018-10-05 11:02:35 | To gain it (得る、もたらす)
4. 許可 (許し・許す) レベルの問題を解決する
この記憶 (記憶に基づいた、感情・抵抗・欲求) を意識して、手放すか、または、唯一の実在である真我に、焦点を合わせる続けるか。今、決めます。
この記憶 (記憶に基づいた、感情・抵抗・欲求) を意識して、手放すと、hootlessness(フットレスネス)・頭の中のヤジがない状態になります。
注記:説明です。
hootlessness(フットレスネス)・頭の中のヤジがない状態
hootlessness は、レスター・レヴェンソンの造語です。
フットレスネスの意識状態になるにつれて、
「勇気」から、「受容」、そして、「平安」へと、心と頭 (感情と思考) が静寂になります。
この、hootlessness(フットレスネス)・頭の中のヤジがない状態になるためには、目標設定を利用します。
目標設定の書き方
goal設定:
「私は、私が手放すだけで、簡単に今、素晴らしく豊かな人生を得ている私を、許します。」
注記:I allow は、私は、許します。I allow myself (私は自分自身を許します)
目標設定で成果が出る表現として、英語では、「I allow」をすすめています。
この、目標設定の書き方で、成果が多く出たという報告があります。
追記:
許可 (許し・許す) レベルの問題を解決する。
「自分には、手に入れられない、あるいは、入れるべきではない」という感情が、心の奥深くにあります。
「人は、自分に許可したものしか、得ることができない (手に入らない)」と、メソッドでは考えます。
「自分は、愛される価値がない」という信念をもっている人。は、
(愛されることに対する、許可 (許し・許す) レベルが低い人です。)
「物質的に、裕福になることが身の丈に合わない」という信念を持っている人。は、
(裕福になることに対する、許可 (許し・許す) レベルが低い人です。)
具体的な自分の目標を設定することで、潜在的に隠れている命令 (信念・信条・感情など) が、意識に現れてきます。
この表面に現れた、記憶 (記憶に基づいた、感情・抵抗・欲求) を意識して、手放します。
5. 参考サイト:潜在意識の使い方 – 1 – ネヴィル・ゴダード
- 秘密を感じます
潜在意識の使い方 – 1 – ネヴィル・ゴダード 雑学・アドオンスポット - 2017.09.15
これは、ネヴィル・ゴダードの、Feeling Is The Secret (感情は秘密です。1944年出版) からの、抜粋です。達成された事実としての希望にうまく収まるためには、受動的な状態、睡眠に先立つ感情に似た幻覚や瞑想的な反射を作り出さなければなりません。
そのような穏やかな状態では、心は客観的な世界から変わり、主観的な状態の現実を容易に感知する。あなたが意識を持ち、あなたの目を動かしたり開けたりすることができますが、そうする意欲はない状態です。
この受動的な状態を作り出す簡単な方法は、快適な椅子やベッドでリラックスさせることです。この方法で、無意識にある前提や思い込み (執着や険悪の感情や考え) を、書き換えます。
この方法では、小さな成功体験を繰り返すことで、自信になり確信を持つようになります。
2020-05-30 14:24:21 記述しました。