今回のテーマは、「トップステートの状態で結果を仮定する」についてです。
レスター・レヴェンソンは、講演をするときトップステートの状態でした。そして、仮定をする方法について、話しています。
1. トップステートの状態とは?
レスター・レヴェンソンのトップステートの状態とは、自然な状態 (サハジャと呼ばれる) のことです。これは、ジニャーニの状態になります。
自然な状態 (サハジャと呼ばれる) では、恐れ (実在ではないもの) が消えて、無欲になり、世界は、自己の一部であると確信しています。不都合なことは、起きなくなります。
ラマナ・マハルシ:「もしあなたが、目覚めと呼ばれる夢、サンサーラから目を覚ませば、この現在の世界に対しても、興味を失うことでしょう。そして、世界は自己の一部であって、客観的現実ではないということを悟るでしょう。」
「自分の周りにある物事が、自分自身から分離していると考えるため、あなたは、物を欲しがるのです。しかし、もし全ての物事は、想念でできた形態でしかない事を理解すれば、もはや、物を欲しがることも無くなるでしょう。」
2. 前提を変えます
「私」と、「私のもの」という想念を無くすると、自由になります。「私」と、「私のもの」は、マインド (心) が生み出しています。これは、実在ではありません。
世界を見るとき、真我は、見られていません。
真我を觀るとき、世界は見られていません。真我が実現された状態で、想像はありません。真我は、常に幸福で平和です。
「真我は、今実現している。」ここに、意識の焦点を合わせます。そして、相容れない想念が心に起きると、その瞬間に、その想念を歓迎するか、手放します。
SESSION 13 - WHAT AM I? .......... 36 - By Lester Levenson
セッション13 - 私はどういう人ですか。 - 最終自由の鍵 (究極の自由への鍵)
..........36 より抜粋
私たちがゴール(目標)を逃す理由は単に、私たちが目標の明確なビジョンを持っていないということです。また、したがって、私たちは盲目的にねらっています。
私たちは、盲目になり続ける限り、完全な幸福のそのゴールに到達することができません。
3. 今感じているこの感情を歓迎します
ただ、内面に起きている感情を歓迎します。
これをすることで、この感情を開放します。ネガティブな感情や思考を意識して、歓迎します。この内面から起きた感情や思考を、意識して歓迎することで、2度と潜在意識に沈まなくなります。
「この感情を歓迎しますか?」と自問します。「はい」または、「いいえ」で答えます。
霊的に成長する (霊的に生まれ変わる) と、想念は起きなくなります。対象物があるときに、想念は起こります。この対象物は、存在しません (注:実在しません。真我のみが、実在です。真我のみが、存在しています)。対象物は、ただ、記憶を再生して、それを知覚しています。この習慣は、過ちです。
When you step up from there, you go into the beingness state you don't have to do, you just only be.
So the overall state of the world today is that it has moved up into this apatheticdoingness state and the world seems to have bigger and better problems.
そこから、ステップアップすると、あなたが、する必要のない存在状態になります。あなただけです。
(あなたは、そこからステップアップすると、あなたは、あなたがする必要はありません。beingness (存在の状態) になります。あなただけの、唯一の存在のことです。)
今日の世界全体の状態は、この無関心ではあるが行動の状態に移行したということです。そして世界は、より大きく、より良い問題を抱えているようです。
(だから、世界の全体的な状態は、今日はそれが、このapatheticdoingness (無関心ではあるが、行動の状態:the state of apathetic-doingness) にまで移動したことです。そして世界は大きく、より良い問題を抱えているようです。)
SESSION 2 - PROBLEMS AND HOW THEY RESOLVE - 01 - By Lester Levenson より抜粋
セッション2 - 問題、そして、それらはどのように解決するか..........5 2014-06-08 07:40:51 | KEYS TO THE ULTIMATE FREEDOM
注記:無関心な領域(状態):感情のチャートの「無気力・無関心の状態」
But it's actually a state of growth to move up from the apathetic state and come up into the beginnings of the doingness state, and that's the state of apathetic-doingness.
しかし、それは無関心状態から上に移動し、doingness (行動の状態) の始まりにまで来ています。これは、実際に成長の状態だし、それは、apathetic (無関心ではあるが、)-doingness (行動の状態) です。
注記:現在の世界で起きている様々なことは、一見、破壊のように見えますが、レスター・レヴェンソンの講演によると、それは、この地球上の人類が、感情のチャートの最低の段階である「無気力・無関心の状態」から上に移動して、成長の状態に入ったという事です。
レスター・レヴェンソンの話した人類の成長の段階は、レスターの生徒であったスティーブン・セレタンが、著書に書いています。
4. ゴール側から、見ることで、自我が変わる
ストコーマ (注:実在でないもの、制限、障害となる信念) の外し方
本当になりたいものを、決める。
ゴールを達成したときに、今、どういう自分でなければ、いけないのか。を想定できる。
ゴールを達成したときの自分をリアルに感じる。
自分自身が「言葉で現在進行形で語る。」(アファメーション)
本当のゴールを見つける(知る)には、
今の自分 (現状) では、達成できない何らかの構造的な障害バリアーがある。という条件のあるもの。それを、ゴールに設定する。
注記:「今の自分 (現状) では、達成できない何らかの構造的な障害バリアーがある。」という想念は、実在ではない。と理解します。トップステートの状態では、何の障害も制限もありません。無限で無制限です。
自分が現状で見ている世界は、過去の記憶に基づいて見ている。
今日見ている世界は、昨日の記憶でできている。
ゴール側から、今の自分の評価を変える。
ゴール側から、見ることで、自我が変わる。ストコーマが、外れる。
ストコーマ (心理的盲点・盲点) があると、自分が、重要だと思うことしか、見えない。という傾向が、強くなります。
ゴールが違うと見える世界が違う。 2015-08-15 07:08:48 | 心を掘り下げる(内観)
レスター・レヴェンソンの結果を仮定する方法は、トップステートの状態でします。
シルバメソッドを開発した、ホセ・シルヴァは、脳波の、アルファー波やシーター波が優位な状態で、想像した結果は、ベータ波のレベルの世界へ結果として現れる。と話しています。
この脳波の、アルファー波やシーター波が優位な状態は、ジャグリット・シュシュプティの状態になります。「深い眠りに似た、それでも意識のある目覚めた眠り。油断なく気づきながら、眠っている状態、これが、ジャグリット・シュシュプティです。」
Lester: The word “know” as you use it is the key.
You know how that word feels when you say “I know it!”
There's no doubt, not one iota of doubt there.
And it happens. That's the key.
レスター:あなたが使う「知る (知っている)」という言葉が鍵 (重要) です。
あなたは「私はそれを知っている!」と言ったときにその言葉がどのように感じられるかを知っています。
疑いの余地はありません。
そして、それは起こります。 それが鍵です。
5. 参考サイト:あなた自身へ戻り続ける-アドラー心理学-2
- アドラー心理学
あなた自身へ戻り続ける-アドラー心理学-2 2020-03-14 21:47:40 | 心を掘り下げる(内観)
アルフレッド・アドラー (1870年2月7日 - 1937年5月28日:オーストリア出身の精神科医) は、「人は、主観的な世界に住んでいる。」と言っています。
「人は、主観的な世界に住んでいる。」という、この、主観的な世界を変えるには、「原因から考えずに、目的から考える。」ようにします。
「意味付けを変えれば、未来は変えられる。」とアドラーは、言います。
目的論「原因ではなく、目的に目を向けよ。」
「人間は、目的を変えて、過去の意味づけを直すことで、人生を変えることができる。」というのが「目的論」です。
2020-04-13 10:48:13 記述しました。