カッキーYAMA   akihiko tange

手始めに、日常的なことを気の向いたときに載せていくつもり。

浅草の街

2009-11-09 | エッセイ



 昨日、浅草を散策した。浅草の駅に降りて直ぐにスカイツリーの場所はどこか人に聞くことにした。
適当な人が見当たらず、駅のすぐ近くに「松屋」があったのでそこのインフォメーションの人に尋ね
た。彼女は、この建物の屋上からも見られますと言い、大体の方角を手ぶりで教えてくれた。なるほ
ど、屋上から見れば歩いていけるか、歩くかどうか、判断もできると思った。ついでに距離はどのく
らいあるか、1キロくらいか、歩いて10分くらいで行けるか、と訊くと、うーんと言葉に詰まって
歩いてだとちょっと遠いです、と答えていた。知らなかったのだが浅草線というのがあり、それを
使
えば歩かず近くまで行けることを後で知った。しかしその時、それはあずかり知らず、それより歩

そうなら歩いて近くまで行ってみようと思っていたのである。

 屋上は子供相手の、少し旧式の遊園地となっていた。小さな子供を遊ばせておくにはのんびりして
よいだろう。時間が止まったような感じになるのだった。
 ツリーはそこから充分過ぎるほどよく見えた。それでもうよかったのだが、方角と距離も大体つか
めたし、歩いて行ってみようと思った。ぶらぶらと街を楽しみつつ歩けばすぐだろう。
 ・・・・・・・・・。
 スカイツリーを見た後、浅草寺まで歩いた。これも最初の予定にはなかった。おなかが空いたので
蕎麦でも食べて帰ろうと思った。浅草寺近くの通りは日曜日の夕刻であるせいか、人々でごった返し
ていた。私はしばらく門前の町並みを楽しみ、そして蕎麦とミニ天丼の定食セットを食べた。ミニ天
丼は付属で付いているようなものなので、小さなえび天が1個のっているだけであった。このエビが
旨かった。もっとでかい、デカ天丼なら食いでがあるだろうなと思った。
 浅草は数回来たことがあるものの、なじみが薄い。歩いて楽しい街で、てんぷらを食べさせる店が
いことに気付いた。大阪の食い倒れと比較するのもどうかと思うが、食べ物屋のウマそうな店が軒
連ねているのだった。蕎麦、うどん、てんぷら、回転ずし、とんかつ、ウナギ丼、和食、かっぽう、
中華が少し、和菓子、駄菓子、まんじゅう、だんご、あんみつやパフェなどのスウィ―ツ屋、お帰り
はあちらの各種土産物屋、etc・・・・・・・・・。
 どれを食べるか迷うところだ。食べ物屋が豊富にあっても、こちらの胃袋は1個なのである。これ
では何度も来るしかないな、と思った。しかし、想像でおかしなことも考えたのである。
 数人で来るとする。まあ、5人ぐらい。1軒の店で例えば1つだけ注文するのである。それを皆で
とり分けて食べる。それですぐ次の店へ・・・。これを5軒分ハシゴすれば、5種類の食事を楽しめ
る。頻繁に来られる人なら何も問題ないだろうけど、1回で数々のメニューを楽しもうとするとこん
な阿呆なようなことも考えるのである。しかし他人が阿呆と言おうとも、意外にそういったところに
商売の驚くべきヒントが隠されているかもしれないのである。お客のちょっとした思い、というのは
恐ろしくも貴重なものなのかもしれないのだ。そんなことはないか。その他、こちらの胃袋を大きく
する方法、なども考えた。 
 その辺りで思い至ったのだが、MogMogメタボの私としては、コレステロール値が高くなりや
すい体質の私としては、いずれにしろ食事量を抑え気味にしなければならないことに気付き、嗚呼、
あえなくアイデア倒れに終わらんとしたところなのであった。
 食べた後、街をブラブラして江戸情緒ありきの土産物屋などを物色していたのだが、どうした訳か
靴を買ってしまったのである。安いスニーカーである。2足も。何か少し新しいのが欲しいなとは思
っていたのだが、それを浅草見物で買ったのであった。店頭の道端に店内からハミ出て置かれたス二
ーカーを見たら、もう買う気になってしまったのでありました。これからしばらく浅草土産の運動靴
を履くのも、ひそかな思いとしていいものかな、と思っている。

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