今回の旅行。松山へ。23may2018。松山城を見て道後温泉へ浸かり、後は街を歩きまわるというのが目的。松山は東京でもよく買っては食べるじゃこ天の本場で、偶然、松山城近くのじゃこ天専門店を見つけ、串で2本買い、近くのコンビニで地元のワンカップを買って、さっそくアーケードのベンチで一杯やった・・・というのが主な旅の記憶。初日は小雨まじりの天気で、城の上から石鎚山など眺められるかと思っていたけれど、これはかなわなかった。しかし、雲に煙る四国の山並みを天守からしばらくの間眺めていた。
城の石垣が柔らかな色でとても印象に残ったのだが、説明書きを見ると花崗岩ということだった。案内所の人に訊いてみると、近くで産出したものということだった。確かではないけれど、この、たぶん雲母の混じった色合いは、瀬戸内海の島の感じと同じだと思った。夏の日など、公園へと続く山道が陽光に白く光って見える、そんな記憶だった。細かい砂状になった石が山道を覆い、歩くと靴の下で軽くじゃりじゃりと音をたてていた。
大街道を歩いた。アーケードを歩くのはいつも楽しい。路面電車にも一度は乗ろうということで、夕方になって大街道駅から道後駅まで乗った。以前は多くの地方都市で路面電車が走っていたので何か懐かしい気がしたが、今、逆に新鮮さが増しているように思った。この頃には、雨も止んで晴れてきそうな気配だった。
「だんだん」という方言も知った。いろいろと、という意味らしく、だんだんと言って、いろいろとありがとうという感じで使うそうだ。