カッキーYAMA   akihiko tange

手始めに、日常的なことを気の向いたときに載せていくつもり。

いつしかハロウィンは過ぎた 11月2022

2022-11-01 | エッセイ








 庭で成った柿を採ったまでは良かったのだが、食べてみるとこれが渋い! これはいかん。口の中で内側の粘膜に渋く渋くへばり付き、なかなか喉を通過していかないのである。僕はこの手の難渋ものは大体は食べられるのだが、無理であった。1個は何とか飲み下した。幸いなことに採れた柿は3個と少量である。それで、残るは2個。これを干し柿にしよう! 思い付きで紐で少し補強し庭先に吊るしているところだ。甘くなるかどうかは神のみぞ知る。鳥が突くかどうかもあずかり知らぬ・・・。

 ところで気づけば今日から11月だ。ハロウィンという新手のイベントが盛んになったので10月と11月の境は以前より区別が付くようになった。ハロウィンのかぼちゃも庭の柿もだいだい色だ。柿は渋柿・・・。この時期、みかんも柚子もあれこれ色付いていく。どこも収穫祭の時期なのだろう。11月というとボジョレーと紅葉くらいしか思い浮かばない。日本シリーズも終わりテレビも観るものが無くなってしまった。いや、今年はサッカーのワールドカップがあるか・・・、こんな大事なことを忘れていた。毎年のことではないからかもしれない。


 写真は9月の終わりごろ、雨の多い時期に撮ったもの。今と比べてまだ暖かい日もある頃だった。暖かく湿気があるのでセットするとこんなに垂れ下がるのだ。何か意図されたデザインのようでもあった。立体蚊取り線香。高速のインターの形を連想させる。写真は楽なので居間のフロアーの上で置いて撮ることが多く、敷いてある布の柄がいつもおんなじだ。煙草の火で穴が開いてしまったところは避けて撮る、ということになっている。
 
 蚊取り線香はもう必要のない時期になった。蚊はまだ少し飛んでいる。いるところにはいるようだが夏に比べ、力なく飛んでいる。先日は風呂に入っているときにゴキブリが一匹だけいて、何だまだこの時期にいるのか、と眺めていたらその場でパタッとひっくり返って動かなくなった。冷えてきて気力も無くなってしまったのだろう。殺虫スプレーを持って追いかけなくて済んだ。

 この垂れ下がるデザインの蚊取り線香、フマキラーのだが買った中で金鳥の次によく効くようだ。コスパはまあ良い。そうかなと思って買ったのだ。以前、ラベンダーか何かの花の香りがたおやかな・・・というのにつられて買ったアースだかの蚊取り線香はほとんど効き目がなかった。蚊がなかなか墜落しないのである。花の香り立ち込める中、結構元気よく飛んでいた。それは分量が多くて安くはあったのだが蚊取り線香の役目はしないので残念ながらそれ以後は買っていない。アースは蚊取り線香ではなくて、お香を作ったのではないだろうか・・・。

 2枚目の写真も同じころ撮った。中古の軽の車内とは思えない綺麗さだ。ガラスの外の暗くなりかけた光と計器類のオレンジ色の人工的光のせいだろう。夏の喧騒がいつしか過ぎた頃で、車内はしんとしていた。妙に静かな空気だったことを覚えている。





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