カッキーYAMA   akihiko tange

手始めに、日常的なことを気の向いたときに載せていくつもり。

缶酎ハイを飲むと・・・

2020-02-13 | エッセイ

 缶酎ハイが苦手だ。コンビニには煙草、スイーツ関係を入手するために行くことが多い。だからほとんどあの壁一面の冷蔵庫の中を見ることはないのだが、たまに中の棚に色とりどりの缶酎ハイの缶がずらりと並んでいるのを見ると、こんなに買う人がいるのだと恐れてしまうのだ。日本酒の売れ行きが芳しくないのに缶酎ハイは売れているらしい。

 飲むとなぜか背筋が寒くなるのだ。酸っぱいのが原因かもしれない。アルミ缶のクールな冷たさも相まって鳥肌を出しながら飲むことになってしまうのだ。以前、夏の暑いとき江の島へ遊びに行き、あまりに暑いので飲んでもイケるかなと思って一缶だけ買ったことがある。いや、失敗しました。浜辺へ出て一杯!と楽しもうと思っていたのだが、暑い夏の浜辺で鳥肌を出しながら飲んだのだった。半分から先の長かったことと言ったら・・・。もったいないからそれでも一缶ちゃんと飲むところがいいところだ。確かstrongというタイプのものだったと思う。天海祐希のあの勢いのあるプアーという顔が思い浮かんで消えなかった。強烈なコマーシャルの映像に気おされつつ鳥肌になりながら・・・というのはお酒を飲む優雅さとは程遠いものであった。
 それで、いつもそうなのである。炭酸が入ってレモンなどの柑橘系の酸味の人工的味付けをしてあるところが苦手なのかもしれない。ウイスキーの炭酸割りはハイボールで最近居酒屋などで人気だが、これは何とか飲める。けれどあまり好みではない。オンザロックの方が断然いい。
 苦手なら買わなければいいのだが、分かっていながら時々買ってしまうのである。あれだけ多く棚に並んでいるからひとつくらいは口に合うのがあるかもしれない、外は暑いし・・・と思うようだ。合うのは結局ひとつもない・・・。
 江の島での話はもう4年も5年も前だと思うがそれ以来、一回も買ったことがない。アルコールはほとんど何でも好きだが苦手なアルコールもあるのだ。


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