カッキーYAMA   akihiko tange

手始めに、日常的なことを気の向いたときに載せていくつもり。

12Nov2011

2011-11-12 | エッセイ



ある光・あるパーツ











犬というのは面白いもので、以前、うちで飼っていた犬は、自分が飼い主からもらって手に入れた餌のうちあまり食べたくないものは、庭のどこかに隠すのである。もらうときに既にどうも「あまり食べたくない部類」と「モノスゴクすぐに食べたい部類」とに選別されているらしいのである。それで隠しに行く。ところが犬というのは自分で隠して忘れてしまうことがあるようなのである。なんでこんなところにこんなものが、というのが庭の隅に転がっていたりした。

 犬というのは車に乗せてやるとすごく喜ぶ生き物だ。始めて乗せてやったときも分けが分からないらしく少しの間ガサガサしていたが、嬉しくて落ち着かない顔ではあるものの居場所は決まったのである。初めてなのに助手席へちょこんと座ったのである。後ろの席ではなく。どうもそこが一番良いらしかった。
 走り出すと、教えもしないのに窓から半分身を乗り出し、顔を風になぶらせている。きっと気持ちが良いのだろうな。他人が犬を乗せて車を走らせているのを見ると、ほとんどどこの犬も「窓から顔出し」である。あれは笑ってしまう。多分あれも教えもしないのにそうなのだな・・・。




昨日、サッカーのW-cup予選で日本代表が勝った。何か楽勝といった感じだった。だいぶ力の差があったのだろうと思う。テレビでW-cupなどの中継をやる時などによく感じるのだが、そのスタジアムのある周辺の風景を少しでも映してほしいと思う。特にアウェイの時は、いったいどんな所でやっているのだろうと思う。どんな街なのだろう?と。昨日はスタジアムに設置されたカメラから遠くに見られる山々をチラッと映してくれていた。それほど高い山ではなさそうに見えたけれど、そのスタジアム周辺に住む人々は日頃、そういった風景を見ながら暮らしているのだな、と思った。街のメインストリートの様子も少し拾ってほしい。

 最近のテレビは、スタジオ内部のみ、内部空間での収録only、といった感じになっている。スタジアムも一種、劇場のように捉えているのだろう。だからそこにしか意識が行かないのかもしれないけれど、やはりそれはどこかの、そこの、地にあるものなのだし・・・。



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