カッキーYAMA   akihiko tange

手始めに、日常的なことを気の向いたときに載せていくつもり。

りょうじさんと交差した日

2009-12-26 | エッセイ

「りょうじ」さんは、(漢字がはっきりしないので平仮名で間に合わせます)当時、TBSの6時頃からの報道番組に出ていて、もう何年も前に亡くなられたのだが、カッキーYAMAに自宅が有り、住んでいた。カッキーYAMAとは私のこのblogの名ではあるが、私の家のある高台の丘陵地の山の事にも、掛けている。家から歩いて2、3分くらいの距離で、同じこの高台に住んでいたのである。りょうじさんは、TVのニュースキャスターとしては、異色の骨がましさを持った、少しTV向きでない不器用さを備えた人として、そこが逆に人気の秘密で、連日のようにTVに出ていた。
その頃カッキーYAMAの麓の通りで、私は、りょうじさんとほんの50センチと距離を開けず、すれ違った。「すし道楽」という鮨屋の前あたりである。実際に見たのはその日が初めてである。TVと同じ顔だった。通りの向こうから、白っぽいジャケットを羽織り、ラフないでたちでこちらへ歩いて来た。春か秋だったと思う。その日は風が強く、その薄でのジャケットが風になびくような感じで私の眼に映ったのが印象深い。病気療養中とかでTVにはその時は既に出ていなかったかもしれない。少し精気がないように見受けられたが風の中、気持ちよさそうだった。不治の病とは知るよしもなかった。 
ほどなくしてTVで、りょうじさんが亡くなった事を他のキャスターが目に涙をためて伝えているのを、偶然目にすることになった。まだお若かったと思う。あまりにもあっけなく、唖然としたのを覚えている。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 犬は夢を見るか。 | トップ | 文房具を買って・・・ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。