カッキーYAMA   akihiko tange

手始めに、日常的なことを気の向いたときに載せていくつもり。

キオスク・鎌倉1月16日2010

2010-01-26 | エッセイ

 

 
キオスクで最近、本を買うことがほとんどない。書店でも買わないからなおさらで
ある。以前キオスクでよく買っていたものと言えば、週刊誌、それに新聞。弁当な
ども買い、列車に乗り込むわけだ。

文庫本も置いてあり、誰でも一度くらいはそこで買って読んだことがあるのでは、
と思う。1月の16日に鎌倉駅のプラットフォームで列車を待っていてふと眺めた、
キオスクの脇によく置いてある、廻る書棚である。他の客がいないときなどは、な
にか、じっと立ち続ける、知識のありそうな人間のように擬人化されることもあるし、
店の人にとってみるとちょっとした、衝立ての役割も果たしているのだろう。
(1月17日のblogに載せた・湘南、江の島・の後に鎌倉へ行って・・・)

鎌倉散策の帰りだった。
あたりはすっかり暗くなり、プラットフォームにはちらほらと人がいる程度だった。
同じく鎌倉をふらりと歩いたと見える男女が2、3人、この衝立てのすぐ裏側に
いて、今見たばかりの街のことについて楽しそうに話していた。

キオスクの書棚は列車内で読む人のことに配慮してか、軽く読み流せるものが比
較的多く置いてある。文庫本など最近買った事が無いから、書棚に並ぶ作家の名
をほとんど知らない。新しく出版されては消えていく作家も多いのだろう。それに、
今、このくらいの大きさの本というとコミックに押されがちであろうし・・・。
入れ替わりが速く、様変わりしていた。

読んだことのあるものは2冊しか見当たらなかった。上段の左から3、4冊目、村
上龍の「限りなく透明に近いブルー」 これは発表当時、その時代感覚と作家の
若さで話題をさらったが、読んでもピンとこなかった。後は、中段、キャッツから左
へ3冊目、森村誠一の「野性の条件」 この辺りのシリーズは面白く、当時何冊か
読んだ覚えがある。映画化もされた。

驚いたことに、後はほとんど作家の名前すら知らないのである。もともと昔からキ
オスクの書棚は、知らない作家の本が並んでいることが多かった。しかし、この様
変わりにはついていけない。

鎌倉の若宮大路はちょうちんで一直線に飾られていた。(一番下のフォト) 鶴岡
八幡宮の前の鳥居のところから、しばし佇み、眺めた。ここからこの方向へ、南へ
と歩けば由比ヶ浜だが、この日は止めにした。「養老の瀧」で少し飲んだが、・焼き
厚揚げ・というのがツマミに最高だった。店のお勧めの中の一品。焼いてあるので
厚揚げの薄皮が噛むとカリカリとして香ばしく、中はまさしく豆腐で舌をやけどしそ
うなくらいホロホロ
としていた。                             


                                 


 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2010-01-22 11:09:13(弥彦山... | トップ | 今日。カッキーYAMAから... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。