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燈(あかり)健康塾 正しいダイエット法

管理栄養士が健康的のための正しいダイエットに必要な栄養、や運動の仕方についてよもやま話をします。

松田選手(サッカー)は野菜を食べたのかな?

2011-08-03 22:01:20 | 病気と食べ物の関係
2日、JFLの松本山雅に所属する元日本代表DFの松田直樹が、練習中に倒れて病院に緊急搬送されました。

 『松田選手は9時42分にランニングを開始し、10時前には終了。ストレッチを行っている際に突然体調不良を訴え、グラウンドに倒れこんだ。同13分には救急車が到着。同50分には信州大学付属病院救急救命センターに到着し、ICU(集中治療室)で治療が行われ、現在も人工心肺装置をつけて治療が行われている。病名は急性心筋梗塞で、主治医によると「非常に危険な状態」が続いているという。』との事です。

初めてニュースを聞いた時は、一瞬、「脱水?」と、思いましたが、
ベテラン選手で、気温が高くなく、ランニング15分程度で脱水はありえないと思いました。

松田直樹選手は34歳の若さですが、十数年のキャリアを持ちます。
サッカー選手は長時間、走り続けるので消費カロリーが多いので、若い選手は肉類を沢山食べます
脂肪の多い肉はとても美味しいので、若い男性ほど、どうしても野菜は後回しになります

肉類(特に牛肉)の脂質は固まりやすい事から、血栓ができやすくするので、肉類を摂った時は、併せて緑の野菜を多めに摂る必要があります。
これらに含まれる栄養素が血液をキレイにするからです。

韓国での焼肉は沢山の野菜(サンチュ、青紫蘇、唐辛子、にら、にんにく等)にくるんで食べますが、日本では、肉だけを食べる事が多く、野菜はほんの付け合せ程度です。
この食習慣の違いは、困ったものだと常々思っていました。

一般的な心筋梗塞は、動脈硬化からなりますが、LDL(悪玉コレステロール)ではなく、 酸化LDL(LDLが錆びついたもの)が、血をドロドロにして血管にへばりついたものです。
LDLは体内で体内で生成されるほうが摂取するより多い(2倍以上)のですが、にんにく・玉ねぎ・にらは、LDLの生成を抑える働きがあります
        
LDLや中性脂肪を溶かす働きは大豆類のレシチン・サポニンなどで、特に納豆の成分のナットウキナーゼは、血栓を溶かす働きが高く、血栓をできにくくします。
また、含まれるレシチンは血中のLDL(悪玉コレステロール)や中性脂肪を溶かす働きがあります。
大豆には含まれないビタミンを補うため、ねぎやあさつきを加えると良いです。

血流を良くする成分(ビタミンE)を併せて摂ると、溶けてきたLDLをより早く流していく相乗効果が生まれます。
ビタミンEを多く含むのは、ナッツ類・ごま などです。
   
今日の夕方のニュースでも、医師が、原因は、長年の食事の習慣からの積み重ねから来る、もので、血栓を作らない為には緑黄色野菜やビタミンEなどが有効です、と言ってました。

私はそれに加えて、長年いたチームを解雇され、新しいチームに移ったので免疫力や体力を減らすストレスも影響しているのではないかと思っています。
それにしても、回復を心から祈っています。


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