朝は4時頃から登り始め、夜中の12時過ぎまで動き続けた。
本来なら車の中で仮眠を取ってから帰宅するべきであろう。
しかし、先生にはどうしても翌朝 朝一番に学校へ戻らなければならない仕事があった。
私達は眠くなったら運転をその都度交代すると言う事で帰路に着いた。
眠くならないわけがない。
普通は助手席の人間が先に眠くなるものだか、今回は違った。
車がセンターラインを超えて蛇行し始める
「先生! 運転交代します!!」
怖くてとても助手席でなんか寝ていられない。
しかし、程なく
「三原~! 危ない!! 運転代われ!!!」
どうやら私がうとうとしていたようである。
この繰り返しである。
先生が運転すると助手席の私は「先生!」っと叫び運転を交代
私が運転を始めると助手席の先生が「三原--!!」
後々まで先生は「あの時は危なかった! 山よりよっぽどやばかった」
っとおっしゃていた。
お別れの式で是非とも歌いたい歌があった。
多くの部員が知っているあの歌
(アニメの「世界の王者 キングコング大会」の主題歌の替え歌)
ウッハウハウハ ウッハッハ ウッハウハウハ ウッハッハ
大きな山をひとまたぎ 大貫金吾がやってくる
恐くなんかないんだよ 大貫金吾は友達さ
吹雪も雪崩も台風も 大貫金吾にゃかなわない
戦え大貫金吾 ぼくらの部長
チャペルの中で歌った
式が終わってからチャペルの外でもう一度歌った
大貫先生
ありがとうございました