あじさい物語

七色の紫陽花のような日々の心模様
       

最愛の母の誕生日

2006-02-13 19:33:22 | Weblog
2月13日 月曜日 

母の誕生日。母の写真に手を合わせる。

父と一緒にならなかったならば、私は生まれなかった。ありがとう。
再婚することは勇気がいっただろう。

母の日記を読むとすごい人生を歩いて来たと思う。
母は自分の人生を歩いた。

いわゆる士族の家に生まれ、教育を受けた母。
男子師範付属小学校、二高女、女子師範学校そして教師、結婚、出産、戦争で最愛の夫を失い、子どもとの離別、そして父と結婚、妹と私、なれない商売、そして、またひとり・・・妹との生活。
短い単語の中に母を入れたくない。

亡くなる2、3日前に妹にお礼を言ったという。

母との別れの日、空に2本の虹が出て、娘が言った。「おばあちゃんは、あの虹にのって天国に行った」と・・・。

スポーツマン、バレーボール、テニス、卓球、水泳、何でもできたみたい。
遠足に行かないで勉強したというのには笑ってしまった。
根性、感謝、優しさ、賢さ・・・いっぱい、いっぱい。
私たちをほめて育ててくれた。

「母ちゃん、ありがとう。天国で楽しく過ごしてね」
それしか言えない。

幽霊でもいいから母に会いたい時がある。
いい母だった。
母を尊敬する。女性として、人として。
コメント
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