会津の旅人宿 地域との交流・旅人との交流が盛んな【会津野】宿主ブログ

地域の話題、旅人のホットな話題、季節のおいしい食べ物の話題など、会津へ旅する人々への話題中心の宿主ブログです。

【会津野】技術的失業の反対側へ行くには?

2016年01月26日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

大寒波も峠を超えたものの、まだちらちらと雪降る会津野です。気温は−4℃、積雪は40cmほどです。

週末に行われたダボス会議のことが報道されています。「技術的失業」ということが話し合われ、AIや人工知能の発達による第4次産業革命(Industry 4.0)が及ぼす人々の失業について議論がおこなわれました。

一方、このブログのテーマのように扱っている「民泊」にも動きがありました。厚生労働省と観光庁の政府有識者会議が、民泊を旅館業法のうち簡易宿所として許可を必要とする決定をしました。現在の簡易宿所は、33平方メートル以上の面積がないと許可されませんが、これを実質撤廃し、他にもフロント設置要件などを緩和する内容となっています。

並行して、IT基本法の改正も議論されており、インターネットを使った仲介業者が、トラブル対応などの業務を行う方向性も出てきています。

Amazonが台頭してから、街の本屋さんの廃業が多くなりました。本の販売という業務のうち、「おすすめ本」などの知的な分野がネット上で実現され始めたら、街の本屋が失業してしまった良い例だと思います。

宿屋の業務も、近いうちに知的な案内業務がネット上に移り、立地と施設の内容により選ばれていくように特化してくるのだろうと感じています。

そういう施設を規制緩和される民泊が低コストで利用者に提供することを担い、ネット事業者は知的な勧誘を行うようになるかもしれません。

例えば、萩(山口県)の宿を予約した利用者に対し、「会津若松にもおすすめの宿がありますよ」というような感じで。。。

これから失業していく業種には、パン屋もあげられています。

ただこちらは、まだパン屋のインターネット仲介業がお目見えしていません。パン屋の知的部分はまだしばらくは、そのままです。

さまざまな業界で、技術的失業の反対側へ行くことを考えなくてはなりませんね。

今日も素晴らしい一日をすごしましょう。

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【会津野】冬のための準備は嵐や災害の保険的なもの

2016年01月24日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

今朝まで吹雪が続いておりましたが、7時頃から晴れてきました。気温はマイナス4℃の会津野です。

今朝、テレビで西日本のスーパーマーケットで人々が食品を買い占めているとの報道がありました。

昨日までの「10年に一度の寒波」という報道が、東日本大震災のことを呼び起こしたのかもしれません。

近頃、こういう報道に振りまわされることをみていると、基本的な保存食品をある程度は用意しておく必要があると感じます。

穀物の基本である「米」と、調味料の基本「ミソ」、および、エネルギーの備蓄があれば、嵐などの何日かのことはやり過ごせます。

北国の冬を過ごすには、これらが冬の間になくならないようにするため、秋に準備をしておくものです。

嵐がきても、慌てず、騒がず、ゆっくりとした気持ちで過ごしたいものです。

今日も素晴らしい一日をすごしましょう。

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【会津野】只見線のSL運行の日程が発表されました

2016年01月23日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

積雪20cmほど、マイナス4℃の会津野です。

この春の只見線SL運行の日程が発表されました。

5月28日(土)および29日(日)に、会津若松から会津川口の間で運行されます。試運転は、24日から26日だろうと推測します。

ちょうどその頃は、田植えが終わり、一面が鏡のような会津盆地になる頃です。

ぜひ、素晴らしい写真が撮れると良いですね。

昨年は、もう秋に運行されなくなるとの噂が流れていました。今年は、春の運行が決まったので、秋の運行はなさそうです。

いまから、5月の計画を立てておきましょう!

今日も素晴らしい一日をすごしましょう。

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【会津野】杉原千畝外交官

2016年01月22日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

積雪15cmほど。今朝は、ひらひらと静かに雪降るマイナス4℃の会津野です。

昨日は野菜たっぷりのラーメンをいただいてきました。除雪のエネルギーを補給し、元気に除雪をすることができました。

先日、あるセミナーで杉原千畝外交官のことを聴きました。ドイツナチスによるユダヤ人迫害のとき、リトアニア領事として日本の通過ビザを発給した方です。70年以上たったいま、日本を訪れるユダヤ人の多くが岐阜県八百津町にある杉原千畝記念館を訪れているというのが、その内容です。

セミナー講師を担当された自治体では、このインバウンドのお客さんを、ユダヤ人国家であるイスラエルに対し、観光PRをしようとしています。

現在公開中の映画「杉原千畝 スギハラチウネ」が、当時のことを伝えていますが、残念ながら近くの映画館の上映スケジュールがうまく合いませんでした。DVDレンタルショップをのぞいてみたら、2010年によみうりテレビが作成した杉原千畝「命のビザ」のレンタルがあったので、早速観てみました。

ポイントは、難民の人権に沿った判断をしたのだなということ。

当時よりもさらにグローバル化し、ヒトの移動も爆発的に多くなったいま、難民の移動に対することを世界中が考えなくてはならないもの。

いったい我々は、何が出来るだろうかと考えさせられました。

今日も素晴らしい一日をすごしましょう。

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【会津野】インバウンドと民泊による不動産価値の変動

2016年01月21日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

きれいな青空が広がる−2℃の朝がやってきました。積雪は約20cmの会津野です。

19日、不動産大手の大京穴吹不動産が民泊に参入すると報じられました。

これまで、民泊に積極的な企業として、京王電鉄とこの大京穴吹不動産、慎重派として住友不動産と東急コミュニティーの姿勢が明らかになっています。

積極派は、民泊販売の仕組みを自社で開発するか、既存のサイトに資本参加するなどして、住民や不動産の所有者の民泊ビジネスを支援しようとしています。

慎重派は、マンション管理組合の規約に民泊禁止規定を盛り込むと言います。

いままでもマンション内に不特定多数が出入りするお店を開くときに起きていた問題がありましたが、今回の民泊は住民がいない空室でもビジネスが行えるものなので、より管理の目が薄くなります。

空室の多いマンションでは、旅行者に対し立地が良い場合に、民泊マンションなんて言うのが現れるかもしれません。しかし、管理規程に禁止を盛り込んだ場合、ビジネスの制限をすることと同じなので、不動産価値の低下がみられるかもしれません。

なかなか難しい問題ですが、考え方を変えるとマンションの管理人が宿屋のフロント業務を行い、不動産価値を引き上げるようなところも出るかもしれません。

「バイリンガル管理人」の名刺を持つビジネスマンが現れたりして。。。

「インバウンドと民泊」、都市のマンション住民にとって、誰しもが考えなくてはならない問題となってきたようです。

今日も素晴らしい一日をすごしましょう。

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