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【会津野】マイナス金利とサバイバリスト

2016年01月30日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

昨晩から10cmほどの積雪がありました。重い湿った雪です。気温はマイナス2℃の会津野です。

昨日は、日本初のマイナス金利導入のニュースがありました。銀行が日銀にオカネを預けるとき、いままでは金利を受け取っていたものがこれからは手数料を取られるようになるのですから大変なことです。例えて言えば、モノを買う時に商品とポイントなどを受け取る消費者が、商品代だけでなく買い物手数料も支払わなければならなくなるというのと同じことです。

さて、「雨の日に傘を取り上げ、晴れの日に傘を貸す」という言葉をご存知でしょうか。このうち、「晴れの日に傘を貸す」ということはいままで経験したことがなかったのですが、今月の10日過ぎころ、取引銀行さんから「オカネを借りていただけませんか」という電話がありました。少し前にこんなブログ記事を読んでいたものですから、体よく断らせていただきました。

マイナス金利は、銀行が日銀に預金するのではなく、市中に貸し出すことを目的としています。ただ、これが進んで行くと、最終的には上の例で言ったように最終消費者がこの政策コストを負担することになりますので、中間にいる経営者としては、これを阻止する行動を取らざるを得ません。そうすると、銀行にある資金が、預け先も貸出先もなくなっていくので、資産運用できない資産として性質が変わっていくことになりそうです。使えないオカネは、まったく意味の無いものです。「オカネの価値がなくなっていく」→「デフレに突き進んで行く」ということになるのではないかと思ってしまいます。

オカネに頼らず、自分で食料とエネルギーを生産して食べていくという、サバイバリスト的な生き方も模索していかなくてはならないと感じたマイナス金利のニュースでした。

今日も素晴らしい一日をすごしましょう。

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