あけましておめでとうございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。
今年は初日の出が見えました。−2℃のおだやかな年明けです。
昨年の12月にネット上で、フィンランドが検討をはじめた「ベーシックインカム」のことが話題になっていました。
ベーシックインカムとは、すべての国民に基本的な生活費を給付し、複雑化した生活保護や社会保障などをすべて包括する制度を言います。
誰でも給付を受けられることから、働く意欲をなくすのではないかと危惧されている状況はあるものの、フィンランドが示す月額800ユーロ(日本円に換算すると11万円ほど)を給付するというものです。これを日本に当てはめると、毎年14兆円ほどになります。
国立社会保障研究所によると、社会保障支出は、「2013年度の社会保障給付費の総額は110兆6,566億円である。」とあるので、もしこれを日本で実現するとすれば110兆の支出を14兆で賄えることになります。
これはかなり乱暴な議論なので、高額な医療費を必要とする方などには大変な負担がかかってしまうことになりますが、そのあたりを補正する制度を作ったにしても、すべての国民が暮らしに不安を感じることを避けることが出来て、さらに社会保障給付を削減でき、将来世代のツケをも削減出来ることは、かなり魅力的に感じます。
この議論は紆余曲折があると思いますが、近い将来に実現できれば、やっと若者たちに明るい未来を示せる国になるだろうと感じます。
今年は、この議論が進むと良いですね。
今年も素晴らしい一年をすごしましょう。
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