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愛讃窯のじょんならんわ

このブログに訪問して頂きありがとうございます
自然から採取した土や岩で焼きものをしたり、たわいもない日常を綴っています

窯出し終了 窯変

2015-04-21 03:12:50 | 窯出し
      4月20日月曜日


窯出しも今日で三日目

こんなに時間が掛かってるのは器が溶けて棚にくっいていてノミとハンマーでコンコン一個一個器を剥がしているからですが

むぅ~こんな溶けてる状態になるとは・・・

窯に温度計などは付けてないので
いつも目で光色の具合で温度を見ていますが


いつもより若干光が明るくなかっただけに、こんなに溶けると思ってもみませんでした

でも結果的にそれがかえって良かったようでした

器全体の焼け味を見てみると還元が強く掛かっています

今回の焚き方を器から探ると
酸化(空気多い)焚きから還元(空気少ない)焚きに移行しており
最後に強還元が掛かった流れのようで

(王様のヒゲ溶け落ちた)


強還元で焼き締めも釉薬ものも含め全体の四分の三の器達は虹彩のオパール現象でキラキラして器が化けております!

窯変という言葉も定義が曖昧過ぎて正直、僕はよく分かっていませんが

(茶碗)

(茶碗の中)
ふぅ~む、これはちょこちょこ窯変なのでは・・・

分かりづらいのでフラッシュをたくと

むぉへ~!?(~Q~;)

みたいな感じです(笑)

ようやく全部窯から出せたので次は高台の溶けてくっついたのを削っていきます

全部溶けてくっついてるから、まだ時間は掛かりそうなので
のんびり作業をやってきます

窯出し

2015-04-18 23:09:51 | 窯出し
      4月18日土曜日

今日は器の出産の日
朝から、ちょっぴりドキドキしてます

何だかんだ用意に時間が掛かり夕日から窯出しを始めました

焚き口を崩して中をのぞくと・・・

はうっ!?マジか!?
かなり温度が上がったようで、天上が所々剥がれて崩落してる~

器も灰で溶けてガラス状になっているのは良いけど、いきすぎてる

床にくっつかないように噛ました耐火度の高い土も溶けて器が床にくっついちゃってるし!?

とりあえず手前の温度の高くなる場所はあまりにもベトベトに溶けてしまい器どうしがくっつきまくりだったので壊すしかありませんでした

棚板のコーヒーカップも三分の一ほど下が溶けて無くなっちゃてる・・・(T0T)

いやいや、それでもありがたいし!なにせ面白い!!


火前は壊れたものの変わった子も沢山出てきました

玉虫色や金ラスターみたいのも出てます
これは何かに使えるぞ~ 

天上崩落で器が壊れて、くっつきがスゴいけど玉垂れに灰が溶けて銀メッキでも流し掛けた風体でこれまたふっしぎ~(笑)

少しずつハンマーとノミで床と器のくっつきを壊しながら窯の奥へ進み

今日は少しだけ品物としての器を取りだしました

焼き締め、金色が少し入ってます

鷹栖の岩を砕いて塗ったのは
宇宙っぽいキラキラが出ました!
うひょ~チョ~嬉しい!!ヽ(*´▽)ノ♪

今日の窯出しはハンマーとノミで取り除くのに異常に時間が取られてしまい
まだ窯中全体の五分の一しか取れていません

明日からまたゆっくり窯から取り出していこうと思います。



窯出し

2014-09-22 20:04:09 | 窯出し
9月22日
 

昨日、窯の焚き口を開けて中に手を突っ込んだら
思った以上に熱かったので一日そのまま放置し

だいぶ冷えたので今日窯出しに掛かることにしました

どうだろう?

火床の器を手に取り指で弾くとヒィーンと澄んだ音が聞こえました

あ~大丈夫ッス焼けてます!

ぐい飲みを回すと、かわいこ玉がくっついていました(笑)

途中、雷が鳴り響き気分爽快であったのですが
窯ハウスにバラバラと何か落ちてきた音がしました


ん!?ひ、雹だぁ~こんなの初めて見た~

窯出しを喜んでくれてるのかな~?
いや~それにしても横走り稲妻は風流ですねぇ(笑)

さてさて器をどんどん取り出し

奥の一番の棚板を外して器を取り終えました

全体的に器の感じは還元でテカリを押さえた艶消しで

半分が良い感じに焼け奥は甘い焼け具合でした

今回、面白かったのはいつも違う赤が取れたことでした

出し終えた紅い片口

ちょっと不思議な紅い感じですねぇ~
う~ん、面白い!

まだ器も洗ってみないと分かりませんが面白そうです

今回の焚きは奥がまだまだでしたが
焚きでの不安要素が全て解消出来たのは大きな喜びになりました。

窯出し 焼き大失敗

2014-07-04 00:28:11 | 窯出し
7月3日

窯が焚き終わって
風邪がぶり返し

へたれながら何日か過ぎ

昨日くらいから動き出せるようになりました

今日はいよいよ窯出しです
 

まずダンパ―を全開にして熱風を抜くことにしました

焚き口も徐々に開いて熱を逃がし

ようやく人が入れそう(サウナより暑い)

焚き口を壊し中をのぞくと

・・・んっ!?
そら焼けかぁ~

こりゃ~大失敗!

天井ばかりが焼けて
下の器が焼けてない状態です

ん~ダメだなこれは
商品としては出せない

かぁ~いつぐらいぶりだろう
こんなワサビ一本食ったような感覚

まぁ、そうなったんだから仕方ないですね

全体を見回して素焼きよりは高い温度で焼けてはいましたが

やはり商品としては出せません

幸いなことに焼き直し出来そうな器が多いので

また器は焼きに回せそうです

う~ん、窯を見た時は内心キツイかったのは確かだけれど

今は胸に情熱の火が灯った感じが
どうにも嬉しく懐かしいです

今回は貴重なお勉強になりました

とりあえず江別焼きもの市は

今持っている器で出店することに切り替えて
準備していこうと思います。

窯出し

2013-11-20 00:42:08 | 窯出し
さぁてと
窯出し、いってみましょう!
 

焚き口を開け
閉じ込めていた熱をまず抜き

熱が抜けるまで待てばいいんでしょうが
早る気持ちがあるので焚き口の壁を壊し

サウナより熱い窯をのぞきました



ほぉ~こりゃまた、いつもの感じと違いますねぇ

一つ一つ手渡しで、かおっさんに窯から出しながら
焚け方を確認しつつ

途中、お尻がやたらに熱いと、思ったら
ズボンが焦げていました(本当に熱いっス)

今回、行なった引き出し作業で
窯全体にどんな影響があったんだろう
と、思っていましたが

焚き口を開いた分、酸素が沢山入り
上にあった器は少し酸化に焼けたようです

どんどん器を出していくと

下の奥角の死角の器が何点か素焼きになっており

どのように焼けたのか少しずつ見えてきました

どうやら炎に流れをつくり過ぎて天井焼けし
炎焼けをした感じで

簡単に言えば
窯の力を活かせず炎だけで焼いちゃった!
てな具合です

とは言え今回の窯出しの器は
とても面白くて不思議な印象でした(笑)

いや~洗ってみてのお楽しみですねぇ。