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愛讃窯のじょんならんわ

このブログに訪問して頂きありがとうございます
自然から採取した土や岩で焼きものをしたり、たわいもない日常を綴っています

ありがとう ベル

2015-03-27 23:12:59 | 日記
      3月28土曜日


掃除を続けています

掃除をしてたら奥から絵が沢山出てきました

旅をしてた頃のこの一枚だけ残して全部捨てました

二十歳まで格闘技馬鹿だったので(笑)
絵心というか芸術的なことは全然興味ありませんでしたが

旅をして土地土地の文化に触れ、突き動かされて
何かを掴むために初めは絵ばかりを描いていました

まぁ描き方の技法とかも興味無かったので適当な絵ばかり描いていました(笑)

さてさて、工房もほとんど片付きました

よし、最後の大物に掛かることにしましょう!


(左下に大きめの茶碗あり)
6年前に、音次郎さん家で野焼き(土器つくり)イベントをした時に土がずいぶん余ったので

その土で6日程掛けて花器を造り
ベルを逆さまにしてるからベルと名付けました

出来上がった当初は今より背も高く、口周りが1メートル30センチ程と大きくて

いよいよ焼くか!という時に...
工房の二階のドア幅より大きく造ってしまい二階から出られず(脂汗)
*荒井注のようなカラオケ店状態に... (古い話し)

あえなく口や高さを切り取り、背を低くしてドアから出られるようにしましたが

全然初めとイメージが違い、やる気を無くしてしまい
壊すに壊せずそのまま工房に6年間放置してしまいました

放置していたことをベルに謝り

二人で一緒に、お空をボーッと眺めてすごしました

ずいぶん待たせて疲れさしてしまった彼を
いつかまた何万年後かに元気一杯になった土として人の手で掘り出されるよう

お外の土に還してあげました
ありがとうベル。




 


とわ北斗

2015-03-26 21:54:33 | 器を置いている お店 & ギャラリー
      3月26日木曜日



鷹栖町のとわとわ北斗さんに行きました

香川に戻る前から器の打ち合わせをしていて

今日、器を納品して来ました

とわ北斗さんは元々小学校だった施設をレストランや再生家具、売店などをしており

鷹栖の道の駅的な感じにリニューアルされています



4月1日から鷹栖町在住作家さん展示販売ということで

ご同業の風神窯の片山兵衛さんの器や
肖像画を描かれてる高橋佐知さんのポストカードも置かれます

陶芸・木工クラフト・肖像画ポストカードなどの
地元の作家さん達と愛讃窯の器も置かせて頂きます

おすすめはワンコインでお腹一杯食べれるレストランです(笑)

4月1日から
売店は10時~17時まで
レストランは11時~16時30分までやっています

とわ北斗
〒071-1254 北海道上川郡鷹栖町14線17号
本日営業 10時00分~17時00分
0166-87-5630

その土地と人と土

2015-03-25 10:59:08 | 日記
      3月25日水曜日

四国に戻って分かったことがある
それは北海道との土地の匂いの違いや、地元での自分の匂いの無さでした

小さい時から眺めた思い出深き猪尻山、鷲の山

ただ、どれだけ眺めようと懐かしさが感じられなかった

長年暮らした実家の土地さえ自分の匂いを感じなかった

知ってはいるけど感じるものが何一つ無かった

そのとき頭に動物達のイメージが浮かんだ
動物達は毎度自分のテリトリーに匂いづけを怠らない

彼等は土地に匂いを染み込ませ
自分の意識を日々土地に擦り込ませている

そう考えると十年以上も土地から離れているのだから、自分の匂いがかすれても仕方ないのかもしれない

ん!?ひょっとしたら石の上にも三年というのは土地に匂いを付ける年月だったり
三年以上離れたら匂いが消えることなのかも

ふと気付けば、周りに人がいなくても常々人の気配をやたらと土地から感じた
つまりこれが土地が古いということなのかとようやく分かった

へたすれば何百代と続くその土地と人との関わりが、その土地土地に染み込んでいるのだから

代々その土地を守ってきた意識が土地を守っている気配なのだろう
ある意味、人と土が融合して土地が出来上がっていると言える

そう思ったとき、北海道はなんて素晴らしいんだろうと思った

北海道もそのような土地はあるけれど、そんなにはないし自然界の気配の土地の方が多い

土を堀りに山の奥でたまにそんな土地に出くわすこともあるけれど
そんな人の気の強い土地の土は使えたものではないし気分が悪くなるから
土地に挨拶だけして足は踏み入れないようにしてる

色んな土地の土があるけれど
やっぱりパーッと陽気で無邪気にキラキラしてて胸がフワッとする土地の土が良い(笑)

地元の土地にいながら鷹栖の土地や土を思ったとき
あぁ~もうここは自分の故郷では無くなってしまったのだなぁ

その瞬間、自分の匂いをそれだけ鷹栖に染み込ませてきたことに感動を覚えた
この日、僕の故郷は鷹栖になったのだと、ようやく理解した

北海道の鷹栖に戻って思うことは
やっぱ鷹栖は気持ち良い~!!(笑)

国分寺へ

2015-03-21 04:00:30 | 日記
      3月20日金曜日


(高松空港・イサムノグチ、タイムアンドスペース)

19日の日、香川から飛行機を乗りついで電車で10時間掛けて

旭川のかおっさんの実家に泊まらさして貰い

今日ようやく鷹栖に帰りました

毎日がバタバタすぎて書けなかったことを書いていこうと思います

3月11日
香川へ戻る前、北海道は大荒れで飛行機が全便欠航するなか何とか1台だけ飛び
どうにか夜に国分寺に着き親父の顔を見れました

親父に会い人目をはばからず、むせび泣いた
泣いとかないと生涯後悔するから葬儀中は枯れるまで泣いた

いつもお客さんに
皆が良うならなんだらいかんやろがぁ~!

皆が良くなるように...
それが好きに生きっきた彼の口ぐせであり夢でありました

彼を偲んで多くの方々に来て頂いたことや沢山のお言葉を下さったことに感謝します

葬儀が終わるとすぐに会社の今後を決める会議を開き皆で話し合うことになりました

顧問や役員が弟を支持することを選び
小さな会社だけれど親父の会社を倒して後悔するくらいならと
弟が意思を固め代表に立ち全員が同意しました

次の日から、昔から繋がりのある会社やお客さんに電話をかけまくり

翌日には会社に集まって頂いた方々の前での会社の継続と代表者と家族の挨拶を無事終えて賛同を得ました

親父がワンマンであっただけに問題も沢山あり
ものすごくスピードが求められる展開でしたが、なんとか乗り切り
毎日、銀行や役場などを走りまくりました

やっと一息つけそうだと思ったら
会社と古い付き合いの方が亡くなり二日間、家族で参列

よく葬儀は続くと言うけど、会社のことと平行しつつだったので
みんな目の下にクマを作っていました

北海道へ帰る手前の日までそんな調子だったので
どこかへ気休めになんて暇は朝から夜まで無い状態でしたが

やはり、お昼のうどん食べるのが唯一の楽しみでした

最終日は皆で、ドジョウ汁(ドジョウ入りの打ち込みうどん)を食べに行き


何年かぶりにドジョウ汁を食べました!!
でも、ドジョウが養殖か中国産か知らないけど
昔と違い苦いだけで美味しくなかった

もうあの炊きたてのご飯をほうばったようなドジョウの味わいは
無くなってしまったと思うと思い出が無くなったようで気持ちがへこんだけれど

皆で食べる夜も今日が最後だと思うと、これも一つの思い出だと笑えてガッツリ食べました

北海道へ帰る日、事務所で円陣を組み
皆で幸せになろう~!と皆で叫び

母や弟、会社の方にまた再会を楽しみにして手を振り
国分寺の実家を後にしました。























窯焚き中止

2015-03-10 20:55:20 | 日記
      3月10日火曜日     


今日あたり天気の荒れ具合を見て
煙突を立ち上げようと思っていましたが

電話が鳴り
今朝、急に親父が旅立ったとの一報がありました
今回の窯焚きを中止して、明日四国に戻ります
明日、飛行機飛ぶだろうか

今は少し時間がほしい
四国から鷹栖に戻って落ち着いたら
窯を焚いていこうと思います。