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愛讃窯のじょんならんわ

このブログに訪問して頂きありがとうございます
自然から採取した土や岩で焼きものをしたり、たわいもない日常を綴っています

土を喰う

2012-09-25 19:18:25 | 日記
土を調べるために土を食べる、と書いたら引く人達がいるかもしれません。

だけれど、古代の人達や昔のアイヌ人、ネイティブな人達が胃腸を良くするのに土を食した話しを読んだりします。

そんなネイティブな人達でも、現代の食や薬の文化を見れば目が点になる程
様々な石や土を現代人が食べている事はとても面白い所。

僕は陶芸用の土は興味がなかったので、住んでいる町の土を自分で採取し食しますが

今まで、色々な土を食べて解ることは
甘い、辛い、しょっぱい、苦い、酸っぱい、旨味、そして砂粒の量と粒の大小。

それだけでも何時の時代でどのような環境の土なのかを見える情報として教えてくれます。

とは言っても、なんじゃこれ!というような刺激の土(毒物)もあるので土地の歴史と鉱物の本を読むのはとても大事なことです。

色んな土がありますが、NASAもおすすめの粘土食
ミネラルたっぷりのお話でした。

天井造り

2012-09-23 22:02:16 | 土の窯作り
家の回りの田んぼも、刈り取られ
だいぶ涼しくなってきました。

さあ、今日は天井造りじゃ
 


僕の窯造りはサイドの木枠を造り、サイドに土を積み上げてから分離した天井木枠を置いて天井の土を積み上げます。

天井の木枠は50センチ程と、極端に小さくしていますが、これは木枠外しの時、下手に組んでも外した時に、その場で崩れるだけなので
とても気楽なことと二段階に分けての枠外しなので、とても安心。

窯の中で枠を外して窯が崩壊なんてドリフみたいなことはありません。

まず天井の木枠を手回しジャッキ4本の上に乗せ
水平を合わせ
その次に両サイドから焼け土をてっぺんに向かって積み上げます。

積み上げ最中はパズルのピースと同じで色々な形の焼け土から合わせて行きますが
合いそうで合わない土は叩き割って合わせます。

最後に、組んだ焼け土の上に生土を乗せ25センチ程の厚みを出しました。
 

熊笹取り

2012-09-18 12:59:36 | 日記
Mrs.オジサン、コメントありがとうございます。パパとあすみちゃんに頂いた薪、感謝してます。

のまけん君コメントありがとう。

写真は森の中で、熊笹取り
 


僕は嫁さんと共に生活と猫の平八を守るため、熊笹取りの仕事(熊笹茶)をしています。

2人で森の中へ熊笹を取るこの仕事も今年で3年目。

1年目の頃は自然にのまれる恐怖感があったけれど、今では森と同化している感触で様々な動物や昆虫達が近くを通って行きます。

たまに出くわすエゾ鹿は近くで見ると馬と間違えるような大きさで
[何に食ったらそなんなるんじゃ?]と、驚いているうちに飛んでいなくなります。

森で危険なのはヒグマとスズメバチですが、スズメバチが体に来ても、恐怖心を持たずに
[あっちにエサがあるけん行きまい(行きなよ)]
と、言えば、ちゃんと伝わるようで、それ以降、体のそばには来ません。

ヒグマに関しては感覚でしか言えませんが
ヒグマのテリトリーに入った場合、余りにも綺麗な景色を見ているような実体感の無さ

キラキラした雰囲気の場所には足下にごっそり熊の糞があったりするので僕達はすぐさま場所を離れるようにしています。

様々な恩恵を頂きながら

森から見た人の生き方が出来るよう

僕達の学びの場でもある熊笹取りでした。

手回しロクロ

2012-09-08 22:58:30 | 日記
丸井さんコメント嬉しいです。

写真は手回しロクロと回す棒と削り用のワッパ

今日はロクロの事を書こうと思います。

去年の暮れ、新ちゃんから譲って貰った電気ロクロをのまけん君に譲り
僕は憧れだった手回しロクロを造ろうと考えていた。

色んな本を見たけど、もっと簡単に出来んかな~と、思っていたら閃いた。

手び練りロクロを大きくしたら、えんちゃうん!!

直感のままに造ったロクロ、中々の出来です。

土を乗せずに回すと30分は回り続け
特徴的には呼吸で引く事が出来ます。(自分の加減に合わせ安い)

半年間、使っていますが
がいに回っじょります(凄く回ります)。

窯の土のせ

2012-09-06 23:05:18 | 土の窯作り
三味線奏者S子さんコメントありがとうございます。

写真は窯専用のビニールハウス

このハウス
大雪にも耐えられるようにサイドに板を張っている完全冬仕様。

中はじょんならん暑さのため、曇りの日を狙って入ります。
 


前回、造った窯土を水で少し粘るドロドロにします。

窯に、出来た泥をのせ次に壊して出た窯土(焼け土)を埋め込み、また泥を足して繰り返していきます。

後は朝夕に、土をゴムハンマーで2週間程、叩いて締めていきます。

色の違う土が置いた所
ようやく天井造りに入れそうです。