窯を触ってみて
明日、窯出しをする事に決めました
今日は僕のお話しを書こうと思います
若い頃から物を観るのが好きですが
中でも、刀を観るのがとても好きでした
僕を悩ませ大きな疑問を抱かせた古い刀達
古刀が持つ天と地程の現代刀との差はいったい何なのだろう?
僕の20代半ばの興味はそこだけに集約されていました
ある時から古刀の持つそれを
何百年と、たどった歴史がそうさせているのでは無い
と、僕には思えました
そしてある刀の展示場で一振りの古刀に出会いました
匂いたつ刃の冷たい美しさ
濡れた人の肌を思わせる刀身
内に宿る熱い血脈
僕はこの古刀に完全に恋をしていました
この刀は生きている
これを自覚したとき
自分と刀との違いなどまったく無く
目の前の刀は人と変わらぬ生き物だと言う事を確信し
そして一つの結論に至りました
生物以外の無生物と言われる存在など、この世に一切無く
世に、あるのは生物のみ
理解が自分の中に立ち上がり
小さかった頃の山のよう疑問が解消し始めました
山や見知らぬ土地で迷い、なぜ石や木に話しかけ
帰れる事が出来たのか
田んぼや川に話しかけて遊び
花と歌を歌い上げ
なぜ仲良くなれて友情に涙したのか
たった一つの固定観念の枠が
生物をただの物、無生物にして
互いの関係を断ち
関係を閉ざして
刀を造ったところで
現代刀が古刀を越える事や近づく事も出来なくて当然だと思いました
僕はこの考えを元に
愛でもって自然から教わりながら焼きものを始め
生きた焼きものを意識して造っています。
明日、窯出しをする事に決めました
今日は僕のお話しを書こうと思います
若い頃から物を観るのが好きですが
中でも、刀を観るのがとても好きでした
僕を悩ませ大きな疑問を抱かせた古い刀達
古刀が持つ天と地程の現代刀との差はいったい何なのだろう?
僕の20代半ばの興味はそこだけに集約されていました
ある時から古刀の持つそれを
何百年と、たどった歴史がそうさせているのでは無い
と、僕には思えました
そしてある刀の展示場で一振りの古刀に出会いました
匂いたつ刃の冷たい美しさ
濡れた人の肌を思わせる刀身
内に宿る熱い血脈
僕はこの古刀に完全に恋をしていました
この刀は生きている
これを自覚したとき
自分と刀との違いなどまったく無く
目の前の刀は人と変わらぬ生き物だと言う事を確信し
そして一つの結論に至りました
生物以外の無生物と言われる存在など、この世に一切無く
世に、あるのは生物のみ
理解が自分の中に立ち上がり
小さかった頃の山のよう疑問が解消し始めました
山や見知らぬ土地で迷い、なぜ石や木に話しかけ
帰れる事が出来たのか
田んぼや川に話しかけて遊び
花と歌を歌い上げ
なぜ仲良くなれて友情に涙したのか
たった一つの固定観念の枠が
生物をただの物、無生物にして
互いの関係を断ち
関係を閉ざして
刀を造ったところで
現代刀が古刀を越える事や近づく事も出来なくて当然だと思いました
僕はこの考えを元に
愛でもって自然から教わりながら焼きものを始め
生きた焼きものを意識して造っています。