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~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

オープン参加!!イベント・おはなし会・ワークショップ情報!!

★7月21日(日)15時開演 愛依の風クラシックお話コンサート♪『アラベスク~魅惑の冒険物語』立川チャボヒバホール★nonowa国立ペーパーウォール「やえちゃんのたのしいよみきかせ」7月28日(日)11:00~(参加無料)★わらべうたの会『わらべの会』第1金曜日家庭支援センターひかり11:15~・第2木曜日恋ヶ窪市民プール11:00*無料どの地域からも参加できます。★愛依の風・たのしい語り塾新規開講!毎月月木金4~6日。★2018年、おはなし会・保育士研修・わらべうた・絵本・素話講座、ご依頼お待ちしております。 全国どこへでも参ります!プログラムや形式などお気軽にご相談ください。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              

絵本ひーらいた『しんせつなともだち』

2008年11月16日 | 絵本ひーらいた
ちゅーちゃんから大根のお裾分けです

 盆ざるがちっちゃい!

近くの畑で、毎年この時期に、畑の野菜を近所の方々に配るのだそうです。
大きな大根を3本いただいたとか。

そして、私までまわってきました。
畑のおじさんにもありがとうございます。感謝

絵本『しんせつなともだち』のようですね。
野菜をお裾分けしていただくといつも思います。
気持ちが嬉しいです

 (こどものとも傑作集)

寒い雪の中、うさぎがかぶをふたつ見つけます。ひとつは食べて、もうひとつはともだちのろばさんへ。それから友達から友達へ。

美味しいものはみんなで美味しさを分け合って、たくさんある時はまたみんなで分け合って。

優しい気持ちがつながって、嬉しくなる。それはとても幸せな心地です。
この絵本の野菜は、冬に栄養たっぷりの野菜がでてきます。
ぷくっとしていて、とってもおいしそう。


白いかぶが、白い大根とつながって、本当にありがとうです。
早速、葉っぱが傷まないうちに、大根葉だけはすぐに白ごまと一緒に炒め煮しました。

 ごはんのお供にとっても美味しいです

明日は、この大根で、おでんかな



『クリスマス・ボックス』

2008年11月16日 | 本の紹介いろいろ
この本は、全米で300万部を超えたベストセラー。そのことは、うーんと随分前に話題になりました。
お読みになっている方もきっといるでしょう。

 リチャード・P・エヴァンス作 笹野洋子訳 (講談社)

私は、このタイトル、また、装丁がとてもきれいで、いかにもクリスマス向きという感じに、勝手に季節物だろうと推測し、本屋で見かけはしましたが、今まで読んでいませんでした。 忘れていました。

ここ数日、讃美歌やクリスマスソング、くるみ割り人形を聴きながら、クリスマスシーズンに向けて、子どもの会から大人の会までのお話し会のプログラムを考えています。

少しずつ気忙しくなりつつあるので、静かに歩いたり本を読んだり、また、お菓子を作ったりして、落ち着いた時間をとも思う日々です。

クリスマスの準備はまだもう少し先だと思っていたのですが、
この本を読んで、思いがけず、クリスマスと向き合ってしまいました。
クリスマスに気持ちが向かって行ってしまったのです。
読んだ後、温かい気持ちが一番に湧いてきます。
深い嘆きや悲しみから、教えられることがあります。
大切なものを手渡されたように思いました。


私にとって、クリスマスは、何か嬉しい気分になります。
この気持ちを届けたくなったり、分かち合ったりしたくなってきます。

子どものころに味わった匂いがそのまま甦ってきます。
小さい頃の、家でのクリスマスの夜を思い浮かべると、ただ、楽しい行事でした。
父は、元僧侶。仏教の人。
でも、クリスマスイブは、父が、踏み台にのり、家の梁にキラキラリボンをつけ、もみの木に飾りをつけ、ライトアップして、ケーキやチキンを食べてパーティーをしました。
朝、目覚めると、もみの木の下に、サンタさんからの贈りものが届いていました

りかちゃん人形のお家のセット、オセロ、竹馬やミニトランポリンと、覚えてますねぇ。
小学校6年生の時、「禁じられた遊び」の映画を観て、ギターで、あの曲が弾きたいといっていたら、白いギターが届き本当に驚きと感激がありました。
後にも先にも、私のレパートリーは、その1曲なのですが・・・。

安心して、楽しいクリスマスの夜を過ごしていた私。
信仰的な思いは別として、父と母がその時間を楽しい時間にしてくれていたのでしょう。

この『クリスマス・ボックス』は、初めて小説を書いた元広告代理店の役員だった男性が、娘のために残したくて書いたものだといわれています。
この作品の中での「わたし」が、「クリスマスの最初の贈りものは何か」という問いを見つけていくのと同じに、私も、クリスマスの真の意味にたどり着き、その答えが知りたいと思いました。
頭の中では、妙なる調べが鳴っています。
文体は平易で簡素ですが、だからこそ、すっと心に入り、この作者の想いと同じ心で、感じることができるのでしょう。

それにしても、この時期に読んで良かったです。
どんなに忙しくても、かけがえのない時間だけは欠かすことはできません。

これからの時期は、やはり、クリスマスの私からの贈りものとして語りたいです。
一番の原点にもどり、「愛を込めて語る」ですね。
愛依の風になって皆さんに優しい時間をお届けしたいです

これから、小さな子どもたちから、お年寄りの方まで、様々なおはなし会が開かれます。
スタイルはみんな違いますが、私の心にあるクリスマスボックスを大事に持っていきます

「世界中の子どもたちが優しい時間に包まれますように。」