今日は、穏やかに晴れました。良かった~
年に一度、科学技術週間にあわせて開催される、宇宙航空研究開発機構(調布航空宇宙センター)と、隣接する研究所(海上技術安全・電子航法・交通安全環境)の一般公開日に見学に行ってきました
今、山崎さんと野口さん。日本人二人も宇宙にいるんですよね~
普段はなかなか見られない、驚くような研究設備も公開され、おもしろ体験コーナーもあり、その上、研究員さんの丁寧な解説も聞くことができました。
私には、まるで、未知の世界でした。
最初に回った、航空宇宙の研究活動全般をわかりやすく紹介されている展示室で、すでに驚きの連続でしたが、そこは、風洞設備や実験用航空機など、航空宇宙のテクノロジーを体験できるコーナーもあり、平日も公開されているそうです。
広ーい施設で、様々な実験室を見ることができました。
初公開された、「月着陸探査試験フィールド」は夢の世界がそこまで来ている現実感がありました。
2030年には月で働く人間がいる計画でどんどん研究が進められているという現実!
月面を移動して探査する「移動ローバ」
月面を掘る採掘機
一言で言うと、最先端技術で月の謎に迫る、高精度の着陸技術の様々な研究と実験をしているところです。
私は月のおはなしが好きでよく語ってます。
その美しさと神秘性に想いを馳せて、見上げる日もなんと多いことか。
「かぐや姫」「お月お星」「月の女神」「月のうさぎ」「絵のない絵本」・・・。
月がくれた贈り物はいっぱいあります。
私の中では、月の世界はファンタジーなのですが、ここでは、将来の月面活動のため、先端技術の試験の場となって研究されています。
物語の世界ではなく科学技術の現実の世界。
他にも驚く研究がたくさんありました。
「極超音速の世界」
マッハ5まで作業可能な極超音速機の研究。
極超音速旅客機だそうです。
実験の様子をお話してくれました。
超音速に極がついている時代なんですね。今は。
日々すごい研究がされていること、目の当たりにして、びっくりでした。
驚きの他に・・・。
「宇宙デブリ」がどうしても気になりました。
人類が宇宙開発を始めて約50年、2万トンもの人工物体を打ち上げてきたそうです。
そのロケットや人工衛星の残骸や物体同士の衝突の破片である「宇宙のゴミ」です。
宇宙開発の進展とともに増加し、宇宙船や人工衛星に衝突するなどの危険性も高まり、平成21年(2009)現在、大小合わせて10万個以上が浮遊していると言われています。
その回収技術は未確立で、まさに対策研究が進められている只中にいます。
人間は何をしてもどこでも必ずゴミを生み出すものですね。
やっぱり、宇宙を汚しているのでしょうか。
人類が宇宙開発することは、本当に私たち地球に生きとし生けるものにとって、平和な道でしょうか。
人類と宇宙、最先端技術のどれをとっても、私は無知なことばかりでわかりません。
今日の見学で、素晴らしい科学技術の研究に圧倒される機会に触れることはできましたが、宇宙が、こんなに美しい瑠璃色の地球を生れさせてくれたのに、宇宙をゴミで汚し、宇宙が怒って、怖いものを振り落としたりしないでほしいという願いがひとつ増えました。
地球の周りの空の上、ずっとむこうにゴミの層があるのかぁ。
悲しいことです。
宇宙のゴミを吸い込む掃除機とかできるのかなぁ。
考えても無駄なくらい何も分からない。
お土産に「JAXA」とロゴの入った、書き味の良いボールペン、ミニハンカチ、飛行機や船などのペーパークラフトをいただきました。
大人の私にもです。ありがとうございました。
明日は5年生のおはなし会。
「JAXA」の見学の話はちょっとしてみようと思います。
やっぱりかっこいい響きに聞えるでしょう。
スペースシャトルの打ち上げも目に新しいですし、話題ですし。
見果てぬ宇宙へと胸を大きく膨らませている子どもたちもいるでしょう。
この子どもたちが未来を担っていくのです。
ひとつは、何か「月の話」にしてみようと思います。
私にできるおはなしは、やっぱり、美しく神秘的な月の世界として語ることだけですが
美しい地球を、そこに在る大切な命を守るために、日々最先端の科学技術が研究されているはずです。
世界の子どもたちのために。