~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

オープン参加!!イベント・おはなし会・ワークショップ情報!!

★7月21日(日)15時開演 愛依の風クラシックお話コンサート♪『アラベスク~魅惑の冒険物語』立川チャボヒバホール★nonowa国立ペーパーウォール「やえちゃんのたのしいよみきかせ」7月28日(日)11:00~(参加無料)★わらべうたの会『わらべの会』第1金曜日家庭支援センターひかり11:15~・第2木曜日恋ヶ窪市民プール11:00*無料どの地域からも参加できます。★愛依の風・たのしい語り塾新規開講!毎月月木金4~6日。★2018年、おはなし会・保育士研修・わらべうた・絵本・素話講座、ご依頼お待ちしております。 全国どこへでも参ります!プログラムや形式などお気軽にご相談ください。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              

味戸ケイコ先生に会う

2008年11月14日 | 日々徒然
小金井のギャラリーで開催されている、味戸ケイコ原画展に行ってきました。
そこは、住宅街に佇む、打ちっぱなしの壁と、天上が高いモダンなギャラリーでした。


今年の秋のおはなし会では、賢治と安房作品を語ってきました。
安房直子さんの『夢の果て』の中から選んだ『奥さまの耳飾り』は、特に皆さんに気にいっていただけた作品でした。

その本の絵を描いたのが、味戸ケイコ先生です。

   

味戸先生は優しい笑顔と声で、気さくにお話してくださいました。
先生の描く、帽子や花飾りをつけている少女は、誰しも深い目をしています。
みんな何かを想っています。
「生きている」小さな吐息が聞こえてきます。
はしゃぎ過ぎない静けさがあるのです。
美しくて優しい絵です。

安房さんも味戸さんも共に函館生まれ。
生前の安房さんが、味戸さんの目前で言った
「あの海の色はいつもわたしのなかにあります」という言葉が、
ずっと心に残っているのだそうです。

安房さんの幻想的な「青」その心にある深い「青」を表現した味戸さん。
二人は名コンビ。

 サインしていただきました

先生と話したゆっくりとした時間は、私の中にも流れています。
その流れを意識して、これからも深い深呼吸しながら、
貝の気持ちで語りたいと想います。

二人の愛した、函館の海の・・・
それが、「青」の秘密なのですね。