~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

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ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

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暫し休息です

2008年06月30日 | 日々徒然
ただ今、集英社のナツイチキャンペーン対象の文庫を買いますと、1冊にひとつ可愛いミツバチのストラップが付いてきます。
絵柄は8種類あります。くじ方式ですのでどれになるかはお楽しみです。
本屋さんのぞいてみてくださいね。

6月は、学年別学校訪問が5校(クラスでは19クラス)、高齢者のお話し会、朗読劇と、振り返りますと毎日のようにおはなし会でした。
随分喉を酷使しました。
少しの間、休息が必要です。

休養を兼ねて、旅行に行ってまいります。
7月7日は七夕様。一年に一度彦星と織姫が会う時ですね。
私も、一年に一度くらいは出会いたい人がいます。
その方たちにご挨拶して、また、緑の中に自分を投げ出して来たいナーと思います。
よい空気をいっぱい吸って、元気になってまいります。

2週目からはまた、おはなし会が始まります。
良い顔になって皆さんとお会いしたいです。
少しだけブログの更新をお休みします。
旅のお供はサンテグジュペリ「星の王子さま」と中原中也の詩集です。
七夕さまに願いを託して、星降る町へ行ってきます。

では、七夕の日に。


こんなところに鯨が!

2008年06月27日 | 日々徒然
人形町、日比谷線A2出口から、日本橋図書館に歩いていく途中の角に、現われました!
鯨のオブジェ
潮を吹いているように水も吹き出ています。
私にとっては突然の出会いでしたので、感動でした

毎年の恒例になりつつありますが、この6,7月のお話し会でも、ちょうど、鈴木出版の大型絵本『つきよのくじら』を読んでいるところなので、タイミングもピッタリ。
絵本のなかのおとうさんくじらの出現のようでした。
でも、どうして、くじらなの?
こんな説明がついていました。

「鯨と海と人形町」      
あやつり人形のバネは今でも鯨ヒゲが使われています。
特に人形浄瑠璃から伝承された文楽人形の命とも言える精妙な首の動きは、弾力 に富んだ鯨ヒゲでなければ出せないそうです。 
ここ人形町一帯は寛永10年(1633)頃から、江戸歌舞伎の「市村座」「中村座」、人形浄瑠璃の糸あやつり人形の「結城座」、手あやつり人形の「薩摩座」など の小屋が集まり、江戸町民の芝居見物が盛んでした。
そして、それらの人形を作る人形師や雛人形、手遊物などを商う店がたくさん立ち並んでいたところから、昭和8年、正式に人形町という町名になりました。  (説明文より)

町の名前にはいろいろ由来がありますが、なるほどそういうことでした。
私は、文楽、車人形、人形浄瑠璃の世界が好きです。
結城座さんの公演は何度も観に行っています。
あの、ふっと、命を吹き込まれる人形の神秘的なのは本当に魅力的です。

今日は日本橋図書館で行われる秋の絵本講座の打ち合わせのため、まったく時間がなく、このあたりを散歩できずに残念でした
でも、これから訪れることが多くなりそうですので、次からは、ゆっくり散策する時間も確保して来ようと思います

風情のあるお店がいっぱい目に入ります。次はあの「藪そば」でお蕎麦を食べることに決めました!

フレッシュブルーベリーチーズケーキ

2008年06月25日 | クッキング
摘み立てのブルーベリーをそのままパラパラっとして、焼きました。

今回はあっという間のフードプロセッサーで下準備しました。
(1)  (2)  (3) 

(1)クリームチーズ、砂糖、生クリーム、卵、薄力粉、レモン汁を全部まとめてなめらかになるまでFPにかけます。
(2)グラマムクラッカー、とかしバター、砂糖をFPにかけてケーキ下地を作り、型に敷きこんだ上に(1)を入れ、ブルーベリーを散らす。
(3)170度のオーブンで45分くらい焼きます。

(材料)
クリームチーズ   200グラム
砂糖         60グラム
生クリーム      200ml
卵           2個
薄力粉        30グラム
レモン汁       大さじ2弱

グラハムクラッカー 70グラム
砂糖         大さじ1
溶かしバター    大さじ2

フードプロセッサーを使うと、準備はわずか15分。
手軽で便利ですね。

フレッシュブルーベリーで作ると、香りも食感も爽やかです。
夏のチーズケーキですね。
ぜひ、作ってみてくださいね

朗読劇「パーテルさん」

2008年06月24日 | イベント・語りコンサート・舞台他
本番が終わり衣装を脱ぎ、暫し顔が緩んだ、共演者の皆さんとのひとコマです。

左:意地悪な啓作と全く反対の従順な茂助の二役を見事に読み演じわけた山本さん。
中央:演出、子どもから巡査、村人、与謝野鉄幹役の酒井さん。
右:天草で、今残る大江の天主堂を建てた、偉大な神父ガルニエ役の藤本さん。
中央下:子ども、村人、ユーモラスな木下杢太郎役の宝木さん。
そして、私は北原白秋として、この物語のナビゲーター役でした。


また、今回はゴスペルとの共演も見所のひとつでした。
とってもファンキーな方々でした。

この、祈りと喜びに溢れた歌声が、さらにこの物語に命を吹き込んでいるようでした。
ガルニエ神父の温かい眼差しと救いの魂が感じられるものに聞こえてきました。


そして、ドラマとともに天草の美しい景色とガルニエ神父、五足の靴の足跡がスライド上映されました。
ガルニエ神父の真っ直ぐこちらを見ているお顔の一枚に映る、その目に皆さんは何を思ったのでしょう。
天草に吹く風のような音楽は、天草元気プロジェクトの代表でシンガソングライターの松村さんの優しく透明なギターの調べでした。

会場は笑顔の方、涙目の方、しみじみとした顔の方様々にいました。

今回は特別な公演だったのです。
天草をこよなく愛する青年の方々の熱い想いがいっぱいつまった作品であり、それを伝えていく、第一歩だったのです。

おまけにこんな嬉しいものいただきました。
天草特産物の、小魚や海藻で作ったふりかけのセット。
さっそく白いご飯でいただきました。美味しかったです。


今回も愛依の風を感じました。
私の心底のことば「いかに時代は変わっても魂の流行はない」が、また深くきざみこまれました。

私たちは、未来に何を伝えればいいのでしょうか。
どんなに私が小さい事柄をしていても、こうしてひとつひとつの出会いと想いを重ねることで確かにまた、一歩踏み出せるように感じています。

生で語る意義は、心で握手ができること。声で伝える物語は、きっと心の綴り箱にそっとしまわれるのだと私は思っています。

天草元気プロジェクトの皆さん、ありがとうございました。
また、お会いしましょう。






ナンカレー

2008年06月18日 | クッキング
 ナン、初めて作りました。

ほんのり甘くて、ふくほわっていう食感に、焼いたところは香ばしいナンができました。

(1) (2) (3) 

(1)小麦粉、砂糖、卵、塩、水、サラダ油を混ぜしっかり練ります。
(2)ひとまとめにして、三時間以上ねかせます。一晩ねかせられたら、更によいです。
(3)生地をのばして、フライパンで焼きます。
   焼き上がりにバターを塗ると風味がアップします。

これからの季節はカレーがおいしいですね。
カレーは本当にそれぞれのご家庭の味があると思いますが、ナンカレーはおやつのような感覚でいただけます。

作ってみると、成型は悪くとも味はよく、ピザ生地よりも簡単です。

キーマカレーには、たまねぎ、にんじん、セロリ、トマト、しょうがをよく炒めてから作ります。最後に牛乳を加えてまろやかにしました。
お子さんも大好きな甘中辛味に仕上がります。

2枚くらいはペロッと食べてしまいます。
今回は麺棒でのばしましたが、手でのばしたほうが形が素朴でナンらしいです。
焼き色が均一でないほうが美味しそうです。

次回は倍量で作ろうと思います

2年生クラス訪問

2008年06月17日 | おはなし会・語りの会
今日から二週にわたり、2年生クラス訪問がはじまりました。(国分寺市)
朝の8:30スタートです!
子どもたちは、机を後に下げて、床に体育すわりで待っています。

今回は「ブレーメンの音楽隊」(グリム童話)です。
バイオリンの亀田さんと文庫のお母さん二人も一緒です。
ろば、犬、猫、おんどりのペープサートを動かしてくれます。

文庫のお母さんたちが、ブレーメンの音楽隊模様の素敵な栞を作ってくれました。
色もとってもきれいです。
クラス全員にプレゼント。

「リーンリーン リンロロリン」とアカペラで始まるブレーメンの音楽隊。
音程が微妙にゆれてしまいます
5時に起きてスタンバイが必要ですね。

早寝早起きがよいお話を届ける秘訣かな。
朝ごはんをいっぱい食べて、次回も元気にまわります



お夜食ですが・・・

2008年06月17日 | クッキング
大好きアジアン料理。

「牛肉のフォー」です。

今日は、書き物の仕事が多く、夕飯をあまり食べられませんでした。
グーっとおなかがなってきてしまいました。やはり、おなかが空いてははかどりません。
そこで、残り野菜を使ってフォーを作りました。
お夜食にいただきます。

フォーは、ライスヌードルとも呼ばれているのでしょうか?
とってもヘルシーです。
ねぎ、しょうが、鶏がらスープでお汁を作り、お野菜もたっぷりいれて、仕上げにヌクマムで味をしめます。
私は、フォーは一度うどんのように水にとってひきしめています。

夜食でいただいても、おなかにもたれず、消化も良いので、最近は、うどんよりフォーを食べるほうが多くなってきました。

香菜をたっぷり効かせます。クレソンや、みつばでもおいしいです

私は、近くにある大好きなお店「カルディ」の常連客のひとりですが、行けば必ずフォーを買います。

シーフードでも、鶏肉でも、トムヤムクン仕立てでもとっても美味しいです。
ぜひ、お試しください。

ドキドキでした。

2008年06月17日 | 日々徒然
日曜日、朝からピアノにむかっていました。
なんと今日は、ピアノの発表会です。
もう今更はどんなに練習してもだめなんですけど・・・。
朝から緊張気味です。子どもたちの柔らかい音色の中にガチガチ音が
お話し会や、ステージでのドキドキとは全く違います。

「たまには子どもたちとこんな日もいいでしょう」と、先生が笑っておっしゃいまして・・・

しかし緊張すると、本当に痛いほど心臓が高鳴りますね。
手は、空調のせいではなく血の気がないくらい冷たくなって、まったく情けないことです。
微笑んで柔らかくと頭では思っていても、実際は、ぜんまい仕掛けの人形のようになっていました

ここまで大人になると、習い事の進歩は本当にゆるーいです。
子どものような柔らかい心と体がほしい!
ただ、習うということは、いいことだと思っています。
年々動かなくなっている石頭を柔軟にしようと、レッスン中は思いますからね。
鍛えるというより、力を抜くことを教わるという感じです。
そして、レッスン後は、気分がとてもいいです。
尊敬している脳科学者茂木さんのいうところの、ドーパミンがでているのかな。

今、リコーダーも習っていますが、こちらは主にバロックの曲が多いです。
おはなし会でも私の分身になりつつある楽器なので、なんとかもっと良い音色をということで先生につきました。

今度は悪戦苦闘のリコーダーのレッスンの様子もお伝えしたいと思います。

小学校訪問

2008年06月16日 | おはなし会・語りの会
水曜日、国分寺市の公立小学校へお話し会に行きました。
3年生の3クラスを訪問しました。

小学校への訪問は、昇降口で、副校長先生とのご挨拶からはじまります。
そして、校長室へ案内され、校長先生と対面します。
この瞬間はいつも、少しだけ緊張します。
笑顔で歓迎されるのは、やはり嬉しいですが、「生徒もわたし達教師も、楽しみにしています。」と言われると、貴重な授業の一環として受け持つ責任を感じます。

今回は、学校側から教科書の音読教材「すいせんのラッパ」のお手本朗読、昔話の語りを二つ、45分の授業いっぱいを使ってください。父兄も参観します」というものでした。

プログラムは
1、朗読『すいせんのラッパ』工藤直子作
2、素語『蜘蛛の糸』芥川龍之介作
3、素話『はなさかじいさん』日本昔話
途中に歌あそび「魚のひらき」をいれました。

『すいせんのラッパ』は春に目を覚ますかえるが登場する話です。
その様子がユーモラスなので、みんな「ふふっ。くすくす」と笑い声をあげていました。
『蜘蛛の糸』は、地獄の様子をいろいろ話してくれました。
子どもたちによると、針の山は富士山くらい大きくて、その山の斜面に無数の針がささっていて、裾野に血の池があるそうです。
極楽は、真白くていい匂いがするといっていました。
『はなさかじいさん』では、飼い犬の白が殺されてしまうところでほとんどの子どもたちが「えー」と悲しそうな声をだしました。
このシーンを知らない子どもたちも多いのです。もちろん最近は日本昔話が読まれなくなっていることもあります。
そして、最近の絵本はここをカットしているものもたくさんあるからだと思います。
みんな素直に笑ったり、驚いたりしていました。お話の世界を充分味わっていたようです。

先生のお話では、読み物語の授業のあとは、感想文を書くのだそうです。
所定用紙があっていつもなら、1枚を書くのがやっとだと言うことですが、今回は、「1枚じゃ足りない、もう一枚ください」と紙を取りに来る子がたくさんいたそうです。
後日私にもそれをコピーして送ってくださるそうなので、とっても楽しみです。

2時間目から4時間目までの通しのおはなし会は喉にはあまりよくありませんが、子どもたちの顔を見ると声も元気にでてくるのですから不思議です。

「おもしろい、おもしろい」終わってからも子どもたちにも余韻が残っていました。「また来てね」ということばは本当に嬉しいです。

朝はどしゃぶりだった雨も帰る頃にはやんでいました。
子どもたちの顔が浮かんできます。
「愛依の風」感じてくれたかな。

校長室でいただいたお茶がとてもほっとするおいしさでした。
昇降口のさつきがとてもきれいに咲いていました。


火曜語りの会

2008年06月11日 | おはなし会・語りの会
火曜語りの会の皆さんです。メンバーは10人。
唯一のご自宅訪問お話し会です。
この会は、いつもの会とは全く違う雰囲気ではじまります。
いつもなら、「愛依の風」の歌から始まり、詩を三つほど語り、物語に入っていきますが、ここでは、まずそれぞれの近況報告からです。
美味しいお茶と持ち寄りのお菓子を戴きながらみんなが語るのです。
そして、掘りごたつにゆっくり足をのばし、リラックスして耳を澄まします。

今月は太宰治作「ヴィヨンの妻」。
どうしようもないろくでなしの詩人大谷とその女房さっちゃん。
太宰特有の陰気な男と、こんな男といるばっかりに・・・なんて思ってしまう幸せ薄な女を描いていますが、このさっちゃんのなんとも自己主張のない純粋な気質は、どこかほっとするような気持ちを抱かせます。
「なんて、可愛らしく、いじらしく、優しい女なんでしょう、さっちゃんは」私もついつい大谷を許してしまいたくなるのです。
大谷と一緒の帰り道、さっちゃんから「幸福よ」ということばがでてきます。
さっちゃんの幸福はどこにあるのでしょう。
そう、この幸福が高校生の時には、さっぱり分かりませんでした。
でも、今はまぁ、わかりますね。さっちゃんの気持ちが。
みんな受けとめて、明るく生きていく強さを持つさっちゃん。
さっちゃんの最後のことば「人でもいいじゃない。わたし達生きてさえいればいいのよ」
なんてたくましい、明るいことばでしょう。
雨上がりの一筋輝く陽の光にも似たことばです。
この作品は、暗くないですよ
中央線沿線の町の名前も出てきて情景も浮かびます。
ぜひ、みなさんも味わってみてくださいね。

最近私はこの言葉が好きなんです。

「明日は明日の風が吹く」



無言歌集

2008年06月10日 | 日々徒然
メンデルスゾーンの「無言歌集」を聴いています。
Op.19,No.4「信頼」は心に染み渡る旋律で、この中でも特に好きです。
少しずつピアノでも弾き始めました。

言葉はなくとも、祈りが聴こえます。
「信頼」とつけられたこの曲に私は心を委ね安心して聴き入ります。

悲しく惨い事件が続いています。
なぜ、時に人間は無茶苦茶に狂ってしまうのでしょう。

寂しい世の中にはしたくないですね。
毎日たくさんの命が生れるのですから。
私たちのなかには血が流れ、その体は温かい。
絶対冷たくしちゃいけないです。

人がこの世に生れて一番に絶対的信頼の関係を築く母と子。

赤ちゃんは、ただ、お母さんのおっぱいから命の素をもらい、お母さんの鼓動を聞いて安心し、お母さんの指をしっかり握って、ぼんやりした眼でお母さんの黒目をじっと見つめます。
「信頼」は「幸福感」を生むものです。たくさんたくさん「幸福感」を味わってほしい。

はじめはお母さん。やっぱりお母さん。
母乳は血液から、そう、体から搾り取られるもの。
体張って小さな命を守っているたくさんのお母さん、たまには、切々と語ってください。
「大切な命」について。体張ってるお母さんだからこそ言えるものです。

メンデルスゾーン「無言歌集~信頼」を聴いていると、負の気持ちはどこかに消えていきます。やさしいメロディです。
穏やかに柔らかな気持ちになります。
心で聴くメロディです。
短い曲です。子どもたちと肩を並べて寄り添って聴くのもいいかもしれません。



日曜日の散歩

2008年06月09日 | 日々徒然
「日曜日」いい響きです。
久しぶりに野池に散歩にいきました。

携帯の電池切れで何にも写真は取れませんでしたが、いい風とわさわさした緑と、かわせみさんと、ざりがにくん、とかげさん7ひきとありの大行列。ばったにてんとう虫にモンシロチョウ・・・に会いました。
そうそう、グギャァ~です一番最後におっきな熊蜂に会いました。これには、心臓がドキドキでした。
とかげさんには毎回同じ場所で会うので、もうびっくりもしません。「やあ」っていう感じです。
でも、かわせみさんに会うのはやっぱり、嬉しさも倍増します
思わず「あ、かわせみ!」と叫んでしまうし、近くにいる子どもたちにかわせみが来たことを知らせたくなってしまいます。
ダイビングは2回。見事に魚をキャッチして、シャシャッて食べていました。
また、ここでは、いつも釣りをしている親子連れに会います。
今日は、おじいちゃんとお孫さんかな。
みんな釣れたら、すぐ池に返してあげます。

林の先に明るい牧草地が広がっていますが、そこをぬける道の両側は、背丈ぐらいに草が生い茂っていました。
三人はゆうゆう通れた道でしたけど、今はひとりでも草が絡まるようです。夏の草の成長はすごいです。

5月は♪おお牧場はみどり 草の上 風が吹く~とか♪グリーングリーン 丘の上にはララ緑が萌えて~なんて歌っていましたが、もう風にのってくる匂いは梅雨の草の匂い。合いませ~~ん。
雨も降っていないのに、♪お山に雨がふりだした あとからあとから降ってきて~と雨降りの歌ばかりあとからあとからでてきました。
ここにくると、五感のアンテナがピーンと張り、また、あちこちのコリもゆるゆるしてきます。
私のヒーリングスポットです

こうして、毎日曜日を迎え、誰にも1週間1週間巡ってきます。
楽しく元気な日もあれば、寂しくしょげている日もあります。
みんな心いっぱいの想いを抱いて生きてる。必死に。
だから、私は、黙って受けとめたい。
私の語りの会の目の前の人たちは今日はどんな想いでここにいるのでしょう。
お話し会の前に、いつも思うことです。
想いの底まではわからなくても、わかってもらえなくても、それでも一緒に共に生きて、ここに在るということを受けとめたいです。
歩きながらそんなことをたまに思うのです。

私の語りは「SOTTO VOCE]そっと語りたいのです。
心の隅に小さくそっととどまってくれたらいいなと思います。

明日は生きがいセンターのお話し会
平均年齢83歳の皆さんのグループです。
元気なお顔を見られるのが楽しみです

月曜日の朝、みなさんにとって良い日が始まりますように。



初顔合わせ

2008年06月07日 | お知らせ
天草元気プロジェクトの左:松村さん(音楽)右:川本さん(脚本)です。

パンフレットより

リーディングドラマ~ゴスペル
~天草に愛されたフランス人神父~
  「パーテルさん」

隠れキリシタンで、有名な天草。鎖国が終わり、キリスト教が解禁された後に信者が激滅したのはなぜか?弾圧よりも信者の心を折ったものとは・・・。
天草の中で守られてきた知られざる感動の物語をお伝えします。

に出演いたします!

今日から稽古が始まりました。

今回の作品は「五足の靴」(岩波文庫)の話をもとに作られています。
私は、ナレーションの北原白秋役になっています。
本番は、スライド上映しながら展開していくので、大人の絵本のようになると、演出の酒井さんがお話していました。

今回メンバーの左から酒井さん(演出)山本さん、宝木さんです。

天草出身の30代~40代の若い方々による郷土愛から生れたプロジェクトの初イベントです。
お時間ありましたら、ぜひ、観にきてくださいね。

日時:6月22日(日)15:30~
場所:中野サンプラザ8F研修室6
前売り1000円、当日1500円

*お問い合わせ
info@amakusa-pj.com 080-6663-2367担当佐伯







分け入っても分け入っても

2008年06月05日 | 日々徒然
山頭火のとても有名な句

「分け入っても 分け入っても 青い山」

私はこの句が大好きなのですが、理由は、その時その時で解釈が違って、まるで、私の気持ちを投影するような句だからです。
気分次第で、色彩も、香りも、奥行きも違ってくるのです。

青い山というのは、深く青々と木々の生い茂る山。どこまでいっても深い青い山が続く。
青とは時に爽やかで澄みきった色であり、また、時に冷たくさめざめとした色を想う。
つまり私の心の色。

この句から感じる香りは、青々とした香りの記憶に残る全てが蘇ってきます。

この青い山の深さが美しく思える時も、怖ろしく思える時もあります。

この句は、たまらなく私の五感に訴えるものがあります。
何度も繰り返しこの句を声に出すと、青い山に共存する全ての命あるものとつながっている自分を感じることができます。

私はこの山を永遠に歩いていくのかもしれない。
じめじめはしていない。とても気持ちよい。
木漏れ日が差し、時折よい風が吹き、よい空気を吸い込み、柔らかな土の上を歩く私がいる。
疲れたら腰を下ろしてひと休みしまた歩く。

美しい青い山だ。立ち止まって上を見る。ぐるっと周りを見る。そして時々恋しいことを考える。
焦らない。迷わない。楽しんで歩く。

「分け入っても 分け入っても 青い山」山頭火

雨の似合うもの

2008年06月04日 | 日々徒然
朝から雨。もちろん雨。
お勤めされている人、学校へ行く子どもたち、それぞれ、朝からの雨は出掛けるのにも嬉しい気持ちにはならないものでしょう。

雨に濡れずに雨を眺めている静かな時間などそうそうないのが当たり前です。
だから、朝のよい時間、昼さがりのよい時間、雨の音を聞き、時折、雨の降るのを見、揺れている木々を見ているここにいる自分はなんと、寂しいものか、嬉しいものかとつい思ってしまいます。

雨の朝のバス停の列が鎮まった頃、傘をさして通りを歩きました。静かです。
雨の傘を鳴らす音がみんな消してしまうだけでなく、人影がどこにもないのです。
鳥の声もしなければ、猫も犬もいない、生活音も、なにも聞こえません。雨降りなので当たり前なんですけれどね。
まだ、庭先の紫陽花らを眺めるまでは至っていませんから、心も躍りません。

雨が昔の何かの記憶を呼び起こし、その時の雨の香りがまた、鼻に来るのを感じながら、黙々とただ下を向いて歩きました。
体が冷たくなって、家に帰りました。

牛乳を沸かして、カフェオレを作り、芥川か、川端か、はたまた、藤沢さんかを読もうと文庫を手にとりましたが、気分に合わず、なかなか落ち着いた気持ちになれません。
何かクラシックを聴こうと探しましたが、決められないのです。
そして、ふいにメロディが口からこぼれ、なんとしたことか、むかしむかしのCDを引っ張り出して、聞きました。
稲垣潤一「雨のリグレット」の入っているベスト版。
田舎の女子高校生は聞いていました。ちょっと大人っぽい感じの歌詞と稲垣さんの高めの鼻にくる声が好きだったんですね。
忘れていましたが、アルバムCD3枚もありました。
雨の日に似合いますね、稲垣潤一。
学生の頃ドライブした、雨の鎌倉や湘南の海辺を思い出しました。

それから、ボサノバを聞き、おいしい水を飲んで活力回復。

こんな名句がポンと浮かんで

「五月雨を あつめて早し 最上川」芭蕉

明日は、朝から「モルダウ」を聴こう!
そう思いました。

丑三つ時に今日を振り返りこんなことを思っている私です。