~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

オープン参加!!イベント・おはなし会・ワークショップ情報!!

★7月21日(日)15時開演 愛依の風クラシックお話コンサート♪『アラベスク~魅惑の冒険物語』立川チャボヒバホール★nonowa国立ペーパーウォール「やえちゃんのたのしいよみきかせ」7月28日(日)11:00~(参加無料)★わらべうたの会『わらべの会』第1金曜日家庭支援センターひかり11:15~・第2木曜日恋ヶ窪市民プール11:00*無料どの地域からも参加できます。★愛依の風・たのしい語り塾新規開講!毎月月木金4~6日。★2018年、おはなし会・保育士研修・わらべうた・絵本・素話講座、ご依頼お待ちしております。 全国どこへでも参ります!プログラムや形式などお気軽にご相談ください。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              

「つもった雪」

2009年01月31日 | 日々徒然
夜になって、どんどん冷え込んできましたね。
寒い~~
雨がやんで、散歩にでたのですが、空気がすっごく冷たくてガタガタしちゃいました。

寒いと私の口癖は、
「雪が降るみたいに寒いね~」で、よく「雪なんて降んないよ~~寒がりだねぇ」って言われます。
寒がりで本当に情けないのです。

今日は、ホットショコラにしてみました

 

寒い日は、ココアがおいしいですけれど、ショコラは甘そーに思えますが、
案外さらっとして、上品な味わいです
いろんなチョコで楽しめます


冬の詩で大好きなのがみすずさんの「つもった雪」
寒い時、いつも口からこぼれます。
そして、歩きながら節をつけてよく、鼻歌を歌います
好きな詩にメロディつけちゃうのはお得意
でも、どれもみーんな同じ曲になっちゃいます

    
    つもった雪  
             金子みすず

   上の雪
   さむかろな。
   つめたい月がさしていて。

   下の雪
   重かろな。
   何百人ものせていて。

   中の雪
   さみしかろな。
   空も地面(じべた)もみえないで


この詩、ほんと好きだなぁ

米寿のお祝いにて

2009年01月31日 | おはなし会・語りの会
 珈琲ぶんで、常連のお客様の米寿のお祝い会がありました。

お二人が米寿を迎えられ、そのお一人の奥さまが喜寿を迎えられたという
大変喜ばしいお祝い会です


チェロ奏者の成田さんと初コラボです!

 どんな風になるのかドキドキでした。

まず最初に、ヨーロッパの民謡3曲に合わせて立原道造の詩を語りました。
何の曲がどのように奏でられるのかも全くわかりませんでしたから、
チェロの成田さんの呼吸と響きに耳を集中してがんばりました。

続いて、「庭の千草」、「エーデルワイス」をチェロ独奏
そして、ヘンデルの『私を泣かせてください』です。
リハなし1本勝負というところで、少し力んでしまったかな
サラ・ブライトマンのような響きにはなれませんでしたが、
今できることで一心に語りました

でも、今宵の主役は、何と言ってもお祝いのお二人とチェロ。
チェロ独奏の、「バッハ無伴奏1,3番」、「鳥の歌」は涙がでそうになっちゃいました。
この曲は大好きなのです。
心の泉がわぁーっと溢れた出たようで、清らかな感動がありました。
続いて「アメージンググレイス」、「荒城の月」。

最後に「故郷」をハッピーバースデーの代わりにみんなで合唱しました。
皆さんの声とチェロ。良かったですぅ~~

本当にチェロの響きが素敵で、皆さん暫し幸福な時間に身を委ねていました。

ぶんさんで、いつしか横の輪が広がり、このような会になったのでした。
大の珈琲と音楽好きが多いのですね
こんな温かく嬉しい会は本当にいいですね。
みんなの笑顔が優しくて。

みんなみんなこの東京で出会った人たちなんだなぁ。
しみじみそう思いました








「私を泣かせてください」

2009年01月29日 | 日々徒然
今の時期、スーパーでも八百屋さんでも、真っ赤ないちごがお出迎えしてくれますね。
明るくてよいわ~~

 おいしそうないちごはとちおとめ

今日は、一日サラ・ブライトマンを聴いていました。
世界中にその、美しいソプラノの響きが愛されていますね

アンドレア・ボチェッリとの「TIME TO SAY GOODBYE」は日本でもずいぶん流れていました。
皆さんの中にも大好きだという人がいることでしょう。

私が繰り返し聴いている曲は『私を泣かせてください』です。 
この曲は、ヘンデル作曲のオペラ『リナルド(RINALDO)』の第2幕に登場する有名なアリアです。
敵の魔術師アルミナーダに捕らわれた女性アルミレーナが恋人を想って自分の悲運を嘆くシーンで歌われます。

実は、この歌を語るのです。チェロの調べと共に。
ものすごい難題を与えられてしまいました

しかも、明日、米寿の誕生のお祝い会でです
それで、何度も何度も聴いています。
ヘンデルの響き、サラブライトマンの響きに、この祈りを重ねて。

アリアを語るのは初めてです。
嘆きの内の心からの救いの祈り。
う~~ん。難しい

他に立原道造の詩を三つ。
とても美しく純粋な詩です
『夏の弔い』『のちのおもひに』『溢れひたす闇に』
この詩をリクエストされたのは、もちろん米寿を迎える素敵な紳士

もう、自分を試されているような感じです
今までの想いをハートに押し込めて語ります。

今日一日ずっとこのアリアと、この詩と向かい合い、お祝いする紳士のことを考えていました。
今日の終わりにふと思いついたのは、
「そう、彼は、小鳥が好きな優しい人、胸にいつも鳥笛をぶらさげている!」

私は、ナイチンゲールのように軽やかに語ろう!
そう思いました

 ~美しいものになら ほほえむがよい
   涙よ いつまでも かわかずにあれ
   陽は 大きな景色のおちらに沈みゆき
   あのものがなしい 月が燃え立った~ (『溢れひたす闇に』冒頭より)

はちみつ大根飲んで寝ます。
明日、いい声がだせますように






 






天草ディナーショー!

2009年01月27日 | イベント・語りコンサート・舞台他
今日は、きれいな夕焼け空が広がっていましたね

天草ディナーショーでの民話語り、方言に不安は残りつつも、ジュンマツさんのギターの調べと共に、心を込めて、真っ直ぐ語ってまいりました!
今は、ほっと一息ついて、昨日の様子を振り返りながらブログ書いています

まずは、会場の九段会館、真珠の間。
  
ディナーショーの形式で語るのは初めてでしたので、リハの時から、やや緊張気味でした
というのも、今回は、マイクを使用するため、いつものように自由に顔が振れず、体も動かせずでしたので、違和感があったのです。
会場は横に30メートルもあって、サイドのお客様に顔を向けられるのだろうかと心配でした

とにかく、ここに来てくださる方々、そして、天草取材で出逢った方々、天草の素晴らしい景色、風、歴史跡、見てきたもの全てを思いながら語ることだけだと本番に臨みました。

ショーは、3部構成で私の出番は1部。ジュンマツさんのオリジナル曲に続いてです。

 ジュンマツさんとは、2度目の共演で、息は合っているハズ 
 本番は、なぜか全く緊張しませんでした。
皆さんがとっても温かな表情なのです。
お客様の半数以上が天草の方と、最初に聞いていました。
天草に行ってきたことで、みんなどこかでお会いしているような感じでした。
おはなしには、天草のいろいろな土地の名がでてくるので、できるだけ、懐かしさを感じてもらえたらと思いながら語りました。

私の語りに続き、ジュンマツさんが今回書き下ろしの、天草の歌を歌いました。
皆さんジーンと聴いていました。私もジーンと聴き入りました。
天草を愛して、そこに生まれそこに育ち、それぞれの道を歩き、だけどいつも心に天草の青い空と青い海があるというようなとても優しい歌です。

終了して、ロビーで何人もの方に
「10年ぶりで天草をゆっくり思い出したよ~~」
「小さい頃いつも遊んでた場所がでてきたから、すごく懐かしかったわ~~」
「天草弁よかったわ~」
「おはなし聞いてあんなに情景が浮かんだのははじめてだったよ」
「日本中の方言覚えて、民話語ってください」
など言葉を掛けていただきました。
とっても嬉しかったです。
これからも、この天草民話で初語りした『狐の恩返し』を大切なレパートリーにしたいと思います。

2部3部で、おくだみきさん、天草二郎さんが出演。
とても熱気溢れました!
  二郎さんは船村先生のお弟子で、9年間栃木に住んでいたということで、栃木話も盛り上がりました!!

 若き上天草市長、川端さん。小学校で読み聞かせをしています!
さすが、民話の里、上天草市長さんです
天草は、とても読み聞かせが盛んです
至るところに「水曜日は音読の日」と掲示板が立っているほど。
天草で小学校のPTA会長さんともお話ししましたが、やはり、読み聞かせをされていて、目を輝かせてその様子をお話ししてくれました
旅行していて、本当に嬉しくなる出来事でした。
天草小学校訪問もいつか実現するかも・・・です!

樽酒もいっぱい飲んで、皆さん、お帰りの時の顔が笑顔いっぱいで楽しそうでした。
私も元気が出る素晴らしい時を得ることができました。
本当に、どうもありがとうございました。

「よかった。よかった。こん話は、こっでしまい。」

おまけ

打ち上げは、私の大好きなお店「叙々苑」でした
カルビの美味しいことは言うまでもありませんが、
今回、初めて叙々苑さんの豚足を食べました!
こんなにおしゃれに盛り付けられていました!
まるで、フランス料理のテリーヌみたいです
 爪がない!これなら食べられます
さすがに、女性に人気の焼肉屋さんですね。






増田書店おはなし会(23)

2009年01月25日 | おはなし会・語りの会
青空でしたね~~
一年で一番寒い月のお話し会。
朝からみんな元気良く、おはなしを聴きに来てくれました

書店で、午前中からのおはなし会というのはほとんどありません。
大抵は、午後です。本当にめずらしいのです。
日曜日なら尚のこと。

朝は、どちらのお母さんもとっても忙しく、日曜日はいろいろおうちの仕事もあるし、
何よりお休みでゆっくりしたいところだと思いますが、
その中を、親子でおはなし会に参加してくれること、本当に嬉しく思います

(今日のプログラム)
~愛の挨拶~はじまりの歌~「ゆき」リコーダー二重奏
「ゆき」では手遊びもして、とっても上手でした

最初の絵本は『うしはどこでもモ~』

 犬、かえる、あひる、にわとり、いろいろな国で鳴き声が違うね。でも・・・?

久しぶりに紙芝居。  『ねずみのすもう』

今日のひみつの玉手箱は節分のお豆。  みんな大当たり

おはなし三つめは、お題は節分で、絵本『かえるをのんだととさま』
「鬼は外、福はうち!」
節分で豆まきして、悪いものは追い払って、福を招こうね

1,2月のお誕生会は、5歳、6歳、12歳のお友達のお祝いしました。
「ハッピーハッピーハッピーバースデー!みんなお誕生おめでとう!」

まだまだ寒い日が続きます。寒さに負けないで、ごはんをもりもり食べて、
元気に過ごしましょう

次回は3月29日(日)11:00からです。
春休みになりますね
楽しいプログラムで、お待ちしています



「辿りついて」

2009年01月24日 | 創作
今日は「天草ディナーショー」のリハ。
音と合わせての練習です。

天草の自然が、まだまだ鮮明に瞼に浮かびあがり、
今日の天気のように雨があがり、澄んだ空気と青空のごとく
気持ちよく稽古ができました。

天草の民話を語っていると、やはり、天草との最初の出会い
「パーテルさん」に想いが馳せていきます。


     「辿りついて」     八重幡 典子


「五足の靴」の話を知ってるかい?
五人の若き文学者が 
遠い遠い天草へ 大江天主堂目指して 
訪ね歩いた話だよ。

なぜなぜそんなに揺り動かされた?
知りたかったんだ 声を聞きたかったんだ
どうしても
遠い遠い天草にいる
パーテルさんに会いたかったんだ

パーテルさん?
それは誰?
大江天主堂のガルニエ神父
フランスから天草に降り立って
その命を捧げた人
天草の民になり土になり風になった人

辿りついたところは
天草の青い風が吹き抜ける小高い丘の上
辿りついたその人は
白く可憐なすずらんをこよなく愛する
優しい神父

五人は皆、感動した
純粋に一心に
ただ使命を全うする愛の人を見て
人に会い、これほど心が震えることがあろうか

文学の灯火の火種は
彼らの血潮に波をたてた
真の文学者としての夜明けの時
文学の深き明るい希望の道が見えたのだ

「五足の靴」の彼らは
そのボロボロになった靴を愛しく眺めた
この道を歩いてきて良かった
この長き道のりは
新しき世界の入り口へ

そう、書くのだ
綴るのだ
語るのだ
この境地を!

ああ、ガルニエ神父
あなたに逢えて本当に良かった
あなたはフランス人
だのに、天草で天草の民のために祈り続け
そのすべてを愛してくださった

この無償の愛の姿は
まぶしい光になって
五人の心を照らした
そして、五足の靴は足踏みを揃えてまっすぐ歩き始めた

それぞれの使命を見出して

                 (2009.1.23 作)

*「五足の靴」:与謝野鉄幹・北原白秋・木下杢太郎・平野万里・吉井勇










限りなく優しい人

2009年01月22日 | 日々徒然
    貝殻    新美南吉

   かなしきときは
   貝殻鳴らそ。
   二つ合わせて息吹きをこめて。
   静かに鳴らそ、
   貝がらを。

   誰もその音を
   きかずとも、
   風にかなしく消ゆるとも、
   せめてじぶんを
   あたためん。

   静かに鳴らそ
   貝殻を


両腕で、自分を抱えてしまう時、この詩がふと浮かんできます。

雨が降ると、尚いっそう寒いですね。
寒い日の夜更けは、いろいろ想いがめぐります。

新美南吉は、たくさんの童話や詩を残しています。
その作品は、優しさと慈愛に満ちています。
でも、どこかもの哀しく、切ないです。

人を思う優しさは、どこから生れるのでしょうか。
南吉はとても優しい人だと思います。
でも、南吉は、こう言っています。

「愛されなかったので 愛することを知らない
 熱を加えられなかった物体が どうして温かくなりえよう。」

でも、彼の作品はとても温かい。
読めば読むほど温かい。
彼の作品は永遠に愛されることでしょう。

彼の命の作品を大事に語っていきたいです。
ずっと語っていきたいです。
私からでた声で語るとき、きっと南吉の想いがあふれる優しさが伝わると思います。
作家がどれだけ優しい人だったか、幸福を願い、ひたむきに生きていたのか
それを伝えることもストーリーテラーの使命だと思います。


明日は少し暖かくなるそうです。


お知らせ

2009年01月20日 | おはなし会・語りの会
第23回 増田書店おはなし会!

1月25日(日) 11:00~(入場無料)

絵本・素話・歌遊び・紙芝居!
こどもも大人もみーんなが楽しめるおはなし会です
ぜひ、遊びに来てくださいね。


絵本は、
今年の干支の牛さんのでてくるおもしろい絵本、
もうすぐ節分!の愉快な絵本を読みます
二冊とも新刊絵本です。
初めて読む絵本です!
楽しみにしていてくださいね

お誕生会は、1月、2月生れのお友達です。
おはなし会で待ってまーす。
元気なお顔見せてくださいね


第9回生きがいセンターひかりおはなし会

2009年01月19日 | 高齢者の会
今日は、生きがいセンター月・木クラスのおはなし会。
とても明るい陽射しが差し込んで、お部屋は暖かでした。
お休みする方も少なくて、久しぶりに皆さんの元気な顔を見られました

(ブログラム)

~愛の挨拶~
・ハーモニカ 「冬景色」
・詩 『あけましておめでとう』 工藤直子
・語り 『夢見小僧』
・絵本 『十二支のはじまり』 
・絵本 『てぶくろ』
  ぎゅうーっとたくさんの動物がてぶくろの中に。いいな。

・合唱 「雪」
         皆さん歌が大好き!!
 
・~天草便り~
 語り 『狐の恩返し』

熊本出身の方、旅行で訪れた方が何人かいらして、大変盛り上がりました。
皆さんの方から「熊本城は?」「五橋は渡られた?」「温泉は入った?」などどんどん質問がきまして、感動した美しい景色がまた鮮明に浮かんでまいりました。
天草のよい風を感じたところで、
天草の民話『狐の恩返し』を語りました。作家さんの許可を得まして初披露です。
語り始めた瞬間に「あら、九州弁だわ!」と声がかかり、楽しそうに聞いている様子で私も嬉しくなりました。
あとで、熊本出身の方に「方言はどうでしたか?」と聞きましたら
「やさしい熊本弁でした。九州の女性は強いから、もっとぶっきらぼうな感じかしら」と笑っておっしゃってました。
方言は本当に難しいですね。
ぶっきらぼう・・・かぁ。

天草ディナショーまで1週間を切ってしまいましたが、なんとかもう少し自然になるようにしたいものです

民話はいいですね。
本当に和やかさが増します。
「いいおはなしだったわぁ。」とじわーっと残る温かさに私もほっとします。

民話はその土地、人の宝物ですね



餃子パワー!

2009年01月16日 | クッキング
いよいよ来週から、2009年のおはなし会が始動します!

今日は餃子です
それも餃子三昧。がっちりパワーを出すために、宇都宮生れはこれ
にんにく、にらたっぷりのギョーザです

 作る時はたーくさん。

ご自慢南部鉄の鉄板で焼きます。

 餃子屋さんのように丸型にそって並べます。

焼き餃子、揚げ餃子、水餃子と3種類は必ず作ります。

 キムチを入れたり、しそを入れたりバラエティーに。

宇都宮は餃子の街と言われてます。
やっぱり餃子好きは多いと思いますね。
私も大好きです。
外ではあまり食べませんが、家では自分の好きな味で、いっぱい食べます。

そして、餃子の後のデザートは、栃木の「とちおとめ」
油のお口もさっぱりします。

餃子を食べて、元気モリモリ。
長引いていた咳の風邪もどこかへ飛んでいきました

最初のお話し会は、19日の「生きがいセンターひかり」でのお話し会。
まずは、語り「夢見小僧」から

明るく愉快にはじめましょ





十万山の中心で愛を叫ぶ!

2009年01月14日 | 日々徒然
4泊5日の天草取材旅行、ハードスケジュールを遂行、東京にもどりました!
天草の風を体いっぱい受けてきました。
風の中に、天草で出逢った人たちの明るい笑顔、素晴らしい景色、凄まじいまでの歴史を見て。

天草三日め、一番空気が澄み切っていました。
民話の舞台を巡りながら十万山へ。
そこからの絶景には、全く心を奪われました。

その、パノラマの景色は、見渡す限り美しいのです。
眼前に天草上島を臨み、左は、有明海。その向こうに雲仙岳、島原一揆談合の島といわれている湯島。
右は、不知火海。

  
 小島が玉石が輝くように太陽に照らされていました。

島国天草はどこからでも様々な海と島の自然美の姿を見せてくれました。
なぜか、とても安心感のある風景に思いました。

 

私たちの天草取材旅行の出発点も、「パーテルさん」の「五足の靴」遊歩道の入り口から始まりました。
  

外海、東シナ海。初日の海は大荒れ。風が吹き荒れていました。

  

崎津天主堂は漁村に静かに建っています。
惨い弾圧に堪え、信仰が守られたのです。
教会の中は、畳敷きになっていました。ゆっくりと時が流れているように感じる町。

4日目はこの美しい島のあちこちから悲痛の叫びが聞こえてくるような足跡を見ました。

 町山口川にかかる祗園橋。島原の乱の最激戦区。

川は、屍で埋まり、水は真っ赤に染まったといいます。
天草には、美しさと静寂の中に、弾圧、殉教、死闘という文字が溢れてくるのです。
人々は、何を求め、何に祈り、その魂を燃やしたのでしょう。
歴史を紐解くことは難しいことです。

私は今、これから、天草の民話を語ろうとしています。
語り伝えられていることは、この土地に生きた人たちの命でできているのだと強く思っています。
この4泊5日の旅で、資料館や教会、寺院、史跡など、色々な方のお話を聞きながら細かく回りました。

天草の光と影を見たような気がしますが、ただ、残された跡の表面を追ってきただけかもしれません。
けれど、私の心はその中で感動を繰り返し、切なさを覚え、震えるような想いが幾度となくこみあげました。

私の中に天草を知る、見つめる、考えることができる種は持ち帰ったように思っています。
肌で触れてきた天草の心を、愛しく大事に語っていきたいです。


そうそう、天草のお土産はこれを買いました!

 「こっぱもち」干しいもとお餅が一緒になったようで、焼いて食べると、とっても美味しい

V6の岡田君が絶賛しているようですが、私も太鼓判を押したいと思います






大江天主堂へ

2009年01月10日 | 日々徒然
孤島だった天草諸島と九州本土をつなぐ天草五橋からの、碧い海に散りばめられたような大小の島々は感動の景色でした。

松島で天草元気プロジェクトの方と合流。
島を横断して西も西。外海東シナ海沿岸まで走り、「パーテルさん」の題材になった「五足の靴」の歌碑に立ち寄り、大江天主堂へ。

心配の天候は、やはりみぞれか雪かという感じでしたが、目的地に着く時は、雲がとぎれ、陽光が射し、青空が迎えてくれたのです!傘いらずでした。

大江天主堂、崎津天主堂、二つの教会を兼任されたガルニエ神父の、天草の地に愛を捧げ続けた生涯をしみじみ振り返り胸を熱くしたのでした…。

天草へ

2009年01月10日 | 日々徒然
おはようございます!

昨日は、天候良く、夕方まで熊本城をゆっくり巡りました。
それでも東京ドーム21個分といわれている広さ、全部は歩けませんでした。

この熊本城、難攻不落の城と言われる意味がわかった気がします。
石垣と櫓群を見てるだけで、圧倒的な守りの姿勢、その強さがうかがえます。

広々として気持ちよく、天守閣や櫓に登ってみると、金峰山は美しく、熊本市内の街並を一望でき、素晴らしい眺めでいつまでもそこに佇んでいたいと思うほどでした。

資料も豊富に展示されている上に、解説員の方の説明も丁寧なので充分に楽しめました。

夕食は「しみず」さんで郷土料理の馬刺しやだご汁を食べました。
馬の肉は…と思っていましたが、柔らかくて甘味があってとっても美味しかったです。


さて、今日二日目。いよいよ天草取材が始まります!
今日のお天気予報は雪!?はずれてほしい~。

先ずは市内からのバスで天草へ。
ここから二時間ほどかかるそうです。

予定では「パーテルさん」で北原白秋役の私が目指した、大江天主堂に行くことになっています。

今、バスに乗ってますが、青空が広がっていて、太陽の光りが田畑に降り注いでいます。
右手には海が広がって、その向こうこうに雲仙普賢岳が見えています。

天草61㎞!

どうかお天気続きますように。