
インターメッツォ: エリクソンの叡智 : 礼拝の失敗

ビョーキのルター 美しい今朝の朝焼け さすが、サリヴァン先生! フロイトの考え方が広まった背景に、19世紀に資本主義の精神が変質し、倹約重視の考......
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ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体はその傷を覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』
今宵は,シリーズで訳しているところはお休みして,今日も,脳と身体の話。
「人殺し」という言葉を裏付けるために,日本の貧しい子育て環境が,脳をいかに破壊しているのかを知ってもらいたいと思うからです。そこで,脳の話の部分から,特に大切なところの翻訳をします。
第5章。「身体と脳の繋がり」です。p.87,ブランクから。
エリクソンが,全体像ですから,ヴァン・デ・コーク教授も,全体像です。
発達トラウマ障害DTDの新しい治療法
トラウマを負わされた子ども達,大人達は,逃げる/戦うの選択しかない状態,あるいは,いつも心閉ざしている状態に,串刺しされたみたいに,逃れられずにいる,と理解するならば,どうすれば,自分が生き延びるためにはなくてはならなかった(訳注:苦しい)作戦戦略に中止命令を出すことができるのか?
天才的な人で,トラウマを生き延びた人の治療をしてきた人の中には,どうすれば,作戦中止ができるかを,直感的に知ってる人がいましたね。スティーヴ・グロスは,トラウマセンターで遊びのプログラムを運営していました。スティーヴは,いつでも,明るい色のビーチ・ポールを持って,センターの中を,ぐるぐる歩き回ってましたね。待合室で,怒っている子,凍り付いている子を見ると,その子に向かって,ビック・スマイルを発射します。応じる子は,めったにいません。しかし,ちょっと経ってから,スティーヴは舞い戻って,「偶然に」その子が座っているそばで,ボールを落とします。スティーヴは,かがんでボールを拾うと,そのボールをゆっくりと優しく,その子に差し向けます。その子は気乗りせずに,ボールを押し返します。スティーヴは,次第にその子とやり取りすようになって,ずっと後になれば,2人とも笑顔になることが見て分かることになりますよ。
単純で,リズムのある,心と心が響きあう動きから,スティーヴは,小さな,安心できる場をこしらえて,そこで人と関わる全体像が蘇ります。…。
エリクソンのアプローチと全く同じです。
背景には,エリクソンの全体像と,ヴァン・デ・コーク教授の全体像が,ほぼピッタリ重なっているからだと判ります。
ニッポンも,北朝鮮にビック・スマイルを発射したらと思いますね。