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忙中閑話

四季の移ろい、花鳥風月を楽しみつつ
趣味はミニチュア木工、電子工作、旅行など

今年の異常気象

2013-09-04 | 日記
 昨日久しぶりに日差しが戻った。
8/30から昨日午前中まで実に5日半もの間、雨模様が続いたことになる。
2つの台風が相次いで襲来したこともその原因の一つではあるだろうが、この時期に
これだけ長期間悪天候が続くことは非常にめずらしい。

雨が上がってみるとそれまで鳴いていたセミが秋の虫に代わっており、また夕方半袖で
自転車を走らせると腕が肌寒く感じるほど気温が下がっている。わずか5日の間に季節
が移ろっていたことに気付く。

思えば、今年の夏は異常続きであった。梅雨が例年より2週間近くも早く明けたし、
最高気温を記録する、各地で記録破りの集中豪雨被害が出るは、で超がつく異常さで
ある。

例年なら、集中豪雨は梅雨の初めか末期に起こることが多いが、今年は猛暑の中で
しかも、東北、北海道でも起こっている。

気象の専門家の説明によれば、上空を流れる偏西風の蛇行が日本列島のところで西か
東だったかに少しずれためという。

蛇行の流れならちょっとした要因で変わることは十分考えられる。

中国が揚子江中流部に三峡ダムというのを2009年に完成させている。
(一部供用開始が2003年、ダムの本体工事完成は2006年)

自分の中ではこの地球規模の工事が異常気象の要因の一つではないだろうかと
密かに思っている。

なにしろダムの堰堤が長さ2.4km、ダム湖の長さは実に570km、そして
その結果出来た腎臓のダム湖の広さは11,000km2に及ぶ。
このダムのために110万人もの住民が強制移住させられたという。

九州の南北間が約300km、四国の面積が18,000km2であり、ダム湖の長さ
は九州の南北間の2倍、面積は四国の60%に相当する巨大なダムである。

揚子江の流れが大きく変わって流れ込む東シナ海へのさまざまな影響が考えられる。
なによりもこれだけ広いダム湖が気象に与える影響は少なからずあるだろうと思うが
どうだろうか。異常気象が起こるたびにこの三峡ダムのことが気なっている。








婚外子相続差別の違憲判決について

2013-09-04 | 日記
結婚していない男女の間に生まれた子(婚外子:非嫡子)と結婚した夫婦の間に生まれた子(嫡子)との間で遺産
相続で差別する民法は違憲であるとの判決が最高裁で出された。憲法で保証された「法の下の平等」に違反
すると判断されたのだ。

だが、果たしてそうなのだろうか。
自分自身、いわゆる隠し子はいないし、何より相続させるべく遺産がないのでどちらに向いてもどうでも
いい全くの門外漢なのだが、この判決はやはりおかしいと思う。

そもそも「法の下に平等」というが、生まれた子供が皆平等ということはありえない。口に銀のスプーン
を銜えて生まれて来た良家の子供と、その日暮らしの両親の下に産まれて来た子供とは生まれた時から
雲泥の差がある。これは親の責任であって本人の責任ではない。憲法はこれまでも平等にせよと言っている
のだろうか。そうではないだろうと思う。

とすると、同じ条件の下に生まれて来た子供は平等の権利を持つというのだろうか。でもこれもおかしい。
そもそも婚外子と嫡子はそれだけで同じ条件ではないのだから。

法でいう平等というのは、何人からも束縛されない自由などという人が生まれた時に普遍的に持つべき
人権に対してではないだろうか。

弁護士対象のアンケート調査によると、90%以上が違憲と回答したとある。夫婦関係が多様化しているので
法律もそれに合わせるべきだという。だが実態に法律をあわせるべきとは決して思わない。かくあるべきだと
人を律することも必要だからだ。

前述のように全くの門外漢なのだが、心情的に、判決後に嫡子側から出されたコメントである「介護もやって
きたし、先祖の墓も守ってきたことが評価されず残念」という方の肩を持つ。
果たして時代遅れの考えが古い人間なのだろうか。

テレビのニュースで、シングルマザーの家庭に生まれたという作家で元ラジオパーソナリティーだった
落合恵子のインタビューが放映された。いつもの白髪混じりソバージュ頭。今やトレードマークにしている
らしいが、あのボサボサの“ヤマンバスタイル“は見ていて余りに汚らしい。


(続)おわら風の盆

2013-09-03 | 日記
 富山市八尾町の「おわら風の盆」が今年も始まった。
今年は、11年ぶりに行こうと計画していたが3日間の期間中ずっと空模様が思わし
くないような天気予報であったので行くのを断念した。

しかし断念したもののやはり気になる。そこでYouTubeでチェックしてみると早速
アップされていた。天気はなんとかもったようである。
You Tube(八尾おわら2013年9月1日)


旅の後で自分の撮ったビデオを見返して思い出に浸っているような感覚に囚われる。
やはり「おわら風の盆」は底はかない風情がある。
直前に福井の方で集中豪雨と竜巻被害があって北陸地方の天候が荒れ模様だと怖れて
いたが無事開催されており安心した。


ある年雨で中止になったとき、心無い観光客が怒って石を投げたことがあるという。
演舞場は有料だが町中は無料であって、町内の人にはお金が殆ど落ちない。
本来「おわら風の盆」は観光のための見世物ではなくて、八尾の人々が自分たちの
ためにひっそりと踊っていた。
これほど有名になって観光客が押し寄せるようになっても金儲けに走らない
ところがまたいい。

下村(現射水市と合併)の賀茂神社の「稚児舞」、「やんさんま(流鏑馬)」や
南栃(なんと)市の「城端むぎや祭」、「こきりこ祭り」など、富山には伝統の
祭りが営々と受け継がれている。

※前回、楽器を三味線と二胡と記したが、二胡ではなく胡弓の誤りでした。

富山の思い出 ~ 八尾町「おわら風の盆」

2013-09-01 | 日記
 明日9/1から9/3までの3日間、富山市の南に位置する八尾町で恒例の
「おわら風の盆」が開催される。
本祭の前の11日間(8/20~30)は八尾町の11町内が日替わりで開催
する前夜祭がある。


今年は11年ぶりに八尾を訪れてみようと今年初め頃から計画していた。
数日前からは天気予報をチェックしつつワクワクしながら、旅行の支度を
すませておいた。

ところが天気が思うように回復しない。「おわら風の盆」はそれぞれの町内
を二胡や三味線にあわせて踊り歩くので雨には弱い。雨が降ると中止される。
なによりも曇り空ではもう一つの楽しみである立山連峰も見えない。

ということで、昨晩まで行く気になっていたが残念ながら今年は行くのを
断念した。


 思えば、富山に単身赴任していた5年の間に、前夜祭を含めて10回以上
「おわら風の盆」に通っている。大変な込みようで車ではとてもアクセスでき
ないと聞いていたので、当時住んでいたところからは40kmも離れていたが
初めの2~3回は原付バイクで行った。

事実、1万人に満たない狭い町内に3日間で延べ25万人もの観光客が押し
寄せるので祭り中は町内の移動がままならないほど人で溢れる。

それでも「おわら」には毎年行ってみようと思わせるだけの魅力がある。
哀愁を帯びたニ胡の調べ、力強い男踊り、しとやかな女踊り、ちょっと艶かしい
男女ペアの組み踊り。どれをとっても懐かしくなる。祭りの主役は概して未婚
の男女である。結婚すると引退するという。

深めに被った網笠で顔が殆ど見えないから余計艶かしく感じるというのもある。
休憩の時に網笠をとると普通の茶髪のお嬢さんだったり、耳にピアスをしたお兄
さんだったりすることもありそのギャップに驚くこともあった。
しかし若者たちが持つ人生の一瞬の輝きがそこにはあってほんとうに眩しい。
今年は昔撮った写真を見るだけで楽しむことにする。

'98年東町




'99天満町




'99福島町




’02天満町
出番待ちの踊り手








男女ペアの組み踊り


八尾曳山(5月3日)
5月には曳山祭りも開催される




今どきの娘さんたち

2013-08-31 | 日記
 つい先ほどまで、我が家の近くで高校生と思しき女の子が二人、大声で話していた。
今は午後11時半、話始めたのが10時前だったから話は1時間半ほども続いたことに
なる。

窓から覘くと片側1車線の道路の向こう側の歩道で話していた。車道の両サイドに車いす
と自転車とがすれ違って通れるほど広い歩道が取ってあるので家からの距離は優に20m
以上離れている。かなりの嬌声で家の中まで聞こえる。

始めは家の前にある料理屋から出てきた客かと思った。ほろ酔いの客の話し声は自制が
利かない分大きく響く。時折別れ際に大声で話すことがある。だが、それはほんの数分
我慢すれば終わる。今回はいつ果てるともなく続く。

どうも自転車で来たのが、歩いてやってきたのとばったり出くわしたようなのである。
自転車の女の子が自転車から降りて、間に自転車を挟んだ状態で向き合っている。。
久しぶりの会ったので話が弾んだのか、それにしても1時間半は長い。

話し声が大きいばかりではない。
自転車の方はそれなりの恰好をしていたが、歩いてきた方はというとタイトのミニス
カート姿である。

車の往来が頻繁にあって街路灯で十分明るいとは言え、こんな夜更けにそんな恰好で
若い女性が歩き回るとは如何なものか。そうでなくても四日市でタンクトップ、ミニ
姿の女子中学生が殺害されるという事件が起こったばかりである。

それに傍若無人の大声。夜は声が通りやすいということを知らない様子。注意してやり
たいが最近は女の子でも怖い。周囲に気を配るという身嗜みがなくなったことは本当に
嘆かわしい限りである。

虫愛づる姥姫(うばひめ)

2013-08-29 | 日記
 もう40数年も前の話だが,高校の古典の授業で習った「堤中納言物語」
のなかで「虫愛づる姫君」というのが出てきた。

古典と言えば、内容自体が面白くないうえに更に追い討ちをかけるように
高齢の男性教師の授業がまるでお経のように一本調子だったので、授業時間
の殆どを眠って過ごした。

今から考えれば勿体無いことをしたものだと思うが、育ち盛りの高校生
時代、朝は眠いし、昼食後の午後一番の授業での古典は最悪だった。

当然、何を習ったかは殆ど覚えていない。だが、この「虫愛づる姫君」は
たまたまその時起きていたのか記憶がある。
身なりもかまわず虫の飼育に没頭する姫君の話である。


昨日、家人が言うには同居している義母(家人の母親)がまた今年も
スズムシを買ってきて自分の枕元で飼っているという。
この話を聞いて真っ先にこの「虫愛づる姫君」を思い出した。
義母は昭和ひと桁生まれでかなり進んだ"後期高齢者"。なので「姫君」
といっても「姥姫」である。

ではなぜ「姥姫」かというと・・・。

 義母は、未亡人になって30数年になるが、娘である家人に家事一切を
押し付けて手伝ったことがない。家人が三人の幼児、乳児の育児に追われて
いた時分でも、助けを出すことはなくまるで他人事のように趣味である野草
収集や絵画教室通いに明け暮れた。これは我が息子たちが巣立った今も続い
ている。
数年前に高齢と車の老朽化のため運転免許を返上したが、それまでは毎日
のように勝手気ままに県内を走り回っていた。「今日は300km走ってきた」
といって自慢する日もあった。

御付の者はいないが、傍からみるとまるで「姫様」気分に見える。

普通の母娘であれば、夕飯の支度で肩を並べて台所に立っている姿を思い
浮かべるものだがそれが全くないのだから驚きである。
家人がエアコンなしの暑い台所で汗まみれになって作った料理を至極当然の
態で冷房をギンギンに効かせた自分の部屋に運び込んで食べている。

几帳面でむしろ異常ともいえるほどの綺麗好きの娘。おまけに大の虫嫌い。
一方はズボラで自己中の母親。これが本当に母娘なのだろうかと疑う。


食事の支度が少し遅れると催促するように台所の前を行ったり来たり
するという。「姫」と言ったが日頃の生活ぶりはまるで「オヤジ」そのもの。

そして朝から終日過ごした絵画教室から夕方に帰って来るやいなや台所を
覘いて「今日は暑かった。(ご飯は?)」というあたりはまるで遊び疲れた
小学生の餓鬼ボウズのようでもある。

それにしても、枕元で一晩中スズムシが鳴く中で寝るという神経は理解しが
たい。しかも部屋は匂うはずだが・・・。今日も廊下までスズムシの声が
聞こえる。

車のバッテリーは交換時か?

2013-08-26 | 日記
 我が愛車は購入して今年で丸8年。昨年の3回目の車検のときバッテリ
交換をディーラーから奨められた。使用期間からいうともうそろそろ寿命
だという。メンテナンスフリーということで殆ど手をつけていない。

値段を聞いたら3万5千円と言う。やけに高い。カー用品店で買えばもう少し
安く手に入るだろうし、悪くなってもエンジンが掛からなくなるだけで
走行中にエンストするようなことはないだろうと思い交換せずに車検
を済ませた。

それから1年。まだバッテリーがヘタった時の兆候--エンジンの掛かりが悪い、
ブレーキを踏むとヘッドライトが暗くなるなど--が全く見られないし、
何より消費電力が大きいはずのTVをエンジンを掛けずに1時間見ても
エンジンがかかりにくいということはない。そしてバッテリーに付属の
モニターも”正常”を表示している。

今年の春にはこのバッテリーのまま長駆、岩手・秋田を周回した。

ところが、先日GSで給油した時にサービスでウィンドウ洗浄液を補充
してくれるというのでお願いしたところここでもまたバッテリ交換を
奨められた。バッテリーケースに膨らんでいるところがある、液漏れが
ある、兆候がなくても突然ダウンする、などと散々脅かしてくれた。

そうするとやはり気になって、ナビの自車情報モニタリングという機能で
バッテリー電圧を測ってみると11.6Vまで下がっている。

近く遠出を計画している。近場を回る分には仮にバッテリーがダウンしても
何とかなるが、やはり遠出の途中では困る。やはり替え時か。

それにしても、エアコンを一年中入れっ放ししてバッテリーを酷使しメンテ
ナンスも全くやらないというのに8年間もよく働いてくれた。
パナソニック55D23LーMF よ有難う。


エアコン室外機の盗難多発について

2013-08-25 | 日記
 数日前、新聞のニュースでエアコンの室外機の盗難が多発していると
書いてあった。室外機には銅、アルミが多量に使われているので廃材と
して売れば5000円くらいにはなるらしい。

エアコン室外機は内部のガスを抜けば配管や電気配線は簡単に外すことが
できる。そしてその殆どが土台に固定されていないので配管や配線さえ外せば
いとも簡単に持ち去ることができる。しかし、これが盗難に遭うとは・・・。

わずか一台5000円である。100台でも50万円。多量に取り扱う必要
があるから解体業者も一体になった組織的な仕業なのだろう。

被害者の方は5000円では済まされない。エアコンは室外機単体では売られ
ていないので、室内機、室外機一式として買わざるを得ず10数万円の被害に
なるという。


腑に落ちないのはエアコンを廃棄するとリサイクル料が課せられるということ。
廃材として売れば5000円で売れるというのに。
先月当家でもエアコンが故障して新品と更新したばかりである。この時取外し料
として5000円と何百円のほか、リサイクル料として2500円も支払わされ
た。

売れば5000円の価値があるものを逆に2500円も払わされたのだ。
室内機の分もあると思われるかもしれないが、室内機も構造的には同じ。
ファンや冷却フィンが室外機より若干小さいが基本的には殆ど変わらないはずだ。
なぜなら冬に冷媒の流れを逆にして暖房として使っている。
室内にあるので盗まれないだけだろう。

リサイクル料の支払いは法律(家電リサイクル法?)で決められている。でもブラウン
管テレビなら理解できる。大きな鉛入りガラスのブラウン管があるから。
でも薄っぺらな液晶テレビや中身が空ろなエアコン、冷蔵庫までもリサイクル料を
徴収するのはどうしてだろう。
しかも法律で義務化してまでも。

過言かもしれないが金のあるところに必ず利権が生まれる。システムを作ればその
管理が必要となって役人がつく。あるいは天下る。

無駄なこと、いや、やらなくていいことまで無理にやっているのではないか。
仕事のための仕事を作るために。

役人天国の日本。そんな役人が日本を食い潰している。
まじめに仕事をこなしている人も中にはいると思うが・・・。

新鮮野菜のいただき物

2013-08-23 | 日記


友人がまた野菜を届けてくれた。一昔前に会社で苦労を分かち合った人である。
定年退職後に休耕田を借り受けて野菜作りに勤しんでいる。そこで採れた野菜を取れすぎたからと言って時どきに届けてくれる。

非常にまじめで几帳面な性格が野菜作りにも表れている。面倒見がよく部下だった人に
に今でも慕われている。
そういった人だから、いただく野菜はいつも専業農家に負けないくらい立派でそして味が
いい。

今日の頂き物は、紙袋一杯の茄子にニガウリ(ゴーヤー)。

茄子はとりわけ大好物である。今日は茄子の揚げ物と蒸し茄子が食卓に揃った。
茄子は油が相性がいい。そして鰹節を掛けただけの蒸し茄子も。

今日は故郷に住む姉からブドウも届いた。


晩酌として嗜んでいるオンザロックの焼酎が今日は特別旨い。


再生の胡蝶蘭 全開

2013-08-22 | 日記
 8月になって咲き始めた胡蝶蘭。一本の茎に交互に付いた七輪の蕾が
根元の方から一個ずつ開いていって今日やっと全て咲きそろった。




 肥料が不足したらしく花自体は小振りだが、全体が咲きそろうとやはり
見ごたえがある。

 1月末の法事で供え物として贈られてきた生花の胡蝶蘭で、花が落ちた
あとも廃棄するのが忍びなく茎の根元を切り落として植木鉢に植え替えて
おいたもの。

 原生地は東南アジアの高地の森林で、木の途中のウロなどに寄生している
という。うっそうとした森の中でこの花を見かけたらどんなに華やかに見える
だろうかと思う。

 植え替えたのは2鉢で、もう一つの鉢はしっかりした葉をつけている
ものの花のかけらは微塵もない。暖かいところの植物なので寒さに弱い。
ぜひ2鉢とも無事に越冬させ、来年もしっかりと花を咲かせたい。

福知山花火大会での爆発事故

2013-08-21 | 日記
 京都福知山の花火大会で爆発事故があり多数の死傷者が出た。
3人がなくなり、3人が重篤であるという。最初に亡くなった
竹内弘美さんは連れの小学生に覆い庇って大火傷を負ったとのこと。
献身的な行為に誠に頭が下がる。
亡くなられた方々のご冥福と今なお意識不明で大火傷と戦っている負傷者
の回復を切に祈る。

 今回の事故の直接の原因は、ガソリン携行缶の取り扱いミスが原因で
減圧操作をしないまま注油口をあけたため、余圧でガソリンが噴き出し
それに屋台で使っていたガスコンロの火が引火したという。

ある目撃者によるとまるで消防ホースの筒先のようにガソリンが噴出した
というが、白い液滴状になって吹き出したという証言もある。
どうしたらそのような噴出し方をするのだろうかと不思議でならない。

セルフのスタンドでガソリンを注油する時キャップをあけると「プシュッ」
と音を立ててガスが抜けることがある。でもそれは一瞬である。

薬罐一杯に水を入れて沸かすと熱湯が噴出すことがある。もしガソリン
が沸点以上にあったのなら、これと同じようにキャップを緩めればガソ
リンが激しく噴き出すだろう。
だが、ガソリンの沸点は確か70℃近くありこれでは熱くて素手では持て
ない。直射日光や発電機の排ガスで熱せられていたといっても70℃まで
もは加熱されることはないだろう。

タンク一杯に入れていたのでキャップを緩めた瞬間にその隙間からまるで
霧吹きのように霧状になって一気に吹き出したのだろうか。

いずれにしても、今後消防によって再現テストが行われるだろうから
ぜひ犠牲者の方々の無念を晴らすためにも原因を徹底的に解明して
再発の防止のための啓蒙活動を図っていただきたいものである。


それにしても、世の中が便利になった分そこら中に危険が潜んでいる。
車はキーを回すどころか最近は指認証だけでスタートできるものもある。
そして故障することも殆どないので車は走って当たり前になっている。
今はエンジンを馴染ませるためのアイドリング(暖機運転)も必要ない
という。
さらにずっと昔は冬場温度が低い時にガソリンが揮発しにくくエンジンが
かかりにくいのでチョーク(窒息)コックさえついているものもあった。

それだけに車の仕組みや燃料としてのガソリンの危険性に考えが及ば
なくなっているのではないだろうか。

20Lのガソリンで普通車なら200kmは走る。タイヤの夏冬交換で
車輪を運ぶとその重さに驚かされ、ガソリンの持つエネルギーの大きさを
実感させられる。ガソリンはその重い車輪を4つも装着し1.5トンもある
車体と人とを200kmも運ぶ。
それももとはといえば、わずか牛乳パックの容量でしかない2L程度の
シリンダー内でのガソリン蒸気の爆発力である。

自分自身、セルフスタンドで注油する際に注意散漫になっていることがある。
冬場、車を降りてドアを閉めようとして指先に静電気が飛ぶことが多々ある
"静電気人間"でもある。十分注意したい。





空にはすでに秋の雲

2013-08-20 | 日記
 

残暑続きの毎日だが、ふと見上げた空には秋の雲が出ていた。

地上は地面の余熱で暖められて残暑厳しいが、上空には北から冷気が
流れ込んでいるのだろう。

夕方、日が翳ってから庭の雑草取りをしたら、ものの10分も経たない
うちに汗が吹き出してきた。

暑さ寒さも彼岸までという。その彼岸も過ぎた。もう少しの我慢。

川涼み @鹿野町せせらぎ公園

2013-08-19 | 日記
連日の残暑にうんざりして、久し振りに奥の方に車を走らせてみた。
中国山地の西の端に当たり、標高が300mほどあるので計算によると平地より約2℃低
いはずだ。

錦川の源流部にあたり、その支流の小川の河原が整備されている。流れが緩やかで
水量も適量、安全ということで、子供達の川遊びや子連れ家族でキャンプなどが
できるようになっている。10年ほど前までは、夏の間、毎週のように頻繁に行って
いた。




弁当とPETボトルのお茶、そして食後の読書にと単行本を持って行く。

木陰に車を停めて、窓を開けていざ弁当を食べようとしたが窓から入る風が生ぬるい。
車の外気温表示は32℃。平地は34℃だったので計算通りに2度ほど低いがやはり耐えら
れない。仕方なく、食事の間だけでもとエンジンをかけてエアコンを効かすことにす
る。

川の中には幼児や小学生たちが楽しそうに戯れている。上流に民家が少ないので流れる
水は清らかで小魚が泳いでいるのもみえる。天然のプールである。

食事後車のシートを倒して本を読むつもりでいたが、あまりの暑さにたえられず読書も
そこそこに帰ってきた。

今年は残暑が殊のほか厳しいようだ。


近所は建築ラッシュ

2013-08-17 | 日記
 このところ、近辺が建築ラッシュの様相を呈している。すぐ隣と徒歩で5分も
かからないところに2階建ての賃貸アパートが建ったし、近くの10年以上も
雑草が生い茂ったままの空き地だったところが分譲され一戸建て住宅が5,6軒
建築中である。
すぐ隣の賃貸アパートに変わったところは50年以上は経つ古い木造の倉庫で
息子達の恰好の遊び場だったところである。


アベノミクスで景気が回復しつつあるとはいえ異常な建築ラッシュに思える。
特に高齢化が進む当地域において住宅の需要がそれほどあるとは思えない。
周辺の既存の賃貸アパートに空室が多いのに経営は大丈夫だろうかと思っていたら
案の定、隣のアパートは完成して2ケ月が経つのに4室のうち半分の2室が空室
のままだ。

これはどうも来年の消費税増税を見据えての建築ラッシュなのだろうと思える。
建物は思い立ってもすぐに建つことは決してないので早めに手をつける必要があ
るのだろう。

隣の賃貸は托建業者の主導で建てられた。依然当家に地主ではないかと聞いて
きたことがある。東証一部上場の業者でこのところ成長著しいが、建設はもち
ろんやアパート運営までも請負って利益を出している。隣の賃貸のように空室
が出ても決して自分のところは損が出ないようなシステムになっていると聞く。
思い込みで言ってはならないが多分地主が、相続税対策、消費税対策などと
言いくるめて建てさせたに違いない。

この件は当事者ではないのでとやかくはいえない。損をするかしないかは
地主の問題なのだ。

話がワキに逸れた。本題にもどそう。
黒田日銀総裁は「デフレ回復と消費増税は両立する」といっているが、
近辺の建築ラッシュを見る限り、消費増税後の消費減少は必ず起こると思える。




ミニマスクメロンの収穫

2013-08-14 | 日記
 4月末に種を播いて育ててきたマスクメロンが収穫の時期を迎えた。

土と肥料が悪かったせいで、サイズは直径が8cmとミニサイズ。


それでも昨年は親指の先のサイズだったから少しはマシといえる。
重量を天秤で測ってみると205グラムはある。


これでも上の画像のようにいっぱしにマスクメロンの特徴である網目ができている。
確か、マスクメロンの網目ができるメカニズムは、実の中味の成長が早いために
表面の成長が追いつけずに表面が裂け、その裂け目を修復するためににじみ出てきた
液がコルク化して網目ができる、といったものだったはず。

そういえば花の根元の子房が膨らみはじめてからしばらくの間は実の成長はかなり
早かったがすぐに成長が止まってしまった。このサイズでも網目ができるということ
は、さらに成長が進めば網目のところが広がって網目自体が太くなるということなの
だろうか。

ともあれ、昨年はサイズが小さすぎてメロンとして口にすることはできず、家人が
普通の瓜のように味噌漬けにしてくれた。それでも一応はメロンの味がした。
今年は一口デザートくらいにはなりそうだ。はたして味の方はどうだろうか。