忙中閑話

四季の移ろい、花鳥風月を楽しみつつ
趣味はミニチュア木工、電子工作、旅行など

腕時計 ~ 閉まりにくい裏蓋の安上がりな閉め方

2017-08-16 | 日記

 連れ合いに頼まれてペンダント型の懐中時計の電池を入れ替えた。

出かけるときよく時計をし忘れるので車に常備しておいたら……という。

予備の時計は他にも複数個あるので別にこの時計でなくてもいいのだが

性分のせいでこういう手先の仕事を頼まれると体が自然と動く。

 

で、まず電池の確認、取り外し。

やや開けにくかった裏蓋をマイクロドライバーでやっとの思いで

こじ開けると中には”SR626SW”というボタン電池が入っているのが見えた。

さっそく近所の100均で購入しようと行ってみたが、一月ほど前に買ったこの電池がない。

そこでネットで検索してみると、アマゾンで5個入り460円、しかもSONY製で送料無料ときた。

1個当たり92円。100均より安い。他にも使う予定があったので早速注文した。

 

注文して2日後にDM便で届いた。早い。

 

そこで早速、電池を入れ替えるとみると無事動く。

ところがそれからが問題だった。

…………肝腎の裏蓋が閉まらない。両手親指で全体重をかけてみたが梃子でも動かない。

閉まらないのを無理やり閉めるとガラスを傷つけた割れたりするおそれがある。

そこで考えたのが手製の”裏蓋閉め機”なるもの。ネットで見た”裏蓋閉め機”がヒントに

なった。買えば1000円以上はする。めったに使わないのに買う手はない。

 

まず板を用意し、時計ガラスが嵌っている金枠のサイズの窪みを掘り込む。

そしてここに時計を嵌め込み、裏蓋側にもう一枚の木板を当てて二枚の板で

時計を挟む。そして小型の万力(これも100均で入手可能)2個を使ってゆっくり締め込む。

これで無事完了。

木版に窪みを掘り込む手間はかかるがカッターを使ってわずか10分程度。

 

 


セミ穴二つ

2017-08-15 | 歳時

 庭の通路に小さな穴が開いていた。ドリルで開けたような小さな穴。

二つ並んでいる。アブラゼミかクマゼミの幼虫の抜け穴らしい。

踏み固められた通路の地面は硬い。それをあの小さな体で見事に掘り進んでいる。

命の営みの一環とはいえ凄い。

 

それにセミの一生は地下で7年、地上に出て羽化するとわずか一週間と聞く。

その分声を限りにして一斉に鳴く。そろそろ夏も終わり。セミの鳴き声に煩わされる

こともなくなるだろう。

抜け穴に枯葉などを並べてみた。