忙中閑話

四季の移ろい、花鳥風月を楽しみつつ
趣味はミニチュア木工、電子工作、旅行など

花の名前がわからない・・・・ランらしいが

2016-06-16 | 山野草

 昨年暮れに急逝した義母が残した山野草の数々。

当方も連れ合いも園芸には全く趣向がない。
近所に住む親類がその筋の業者を呼んで処分したらどうか、処分するなら業者を紹介
するとまでいってくれたが、時は真冬で植物は休眠状態。一応整理して春先にどんなに
なるか様子を見ることにした。

なにしろ亡くなった人が愛でたもの、むやみに処分するわけにはいかない。

義母は前にも書いたが”整理”、"整頓”といった言葉が辞書にない人だったので
整理がほとんどされていない。
なにしろ出先でほしいと思ったら購入し、あたりかまわず適当に置いている。

明らかに枯れてしまっているものや、なかには一つの鉢に複数の植物が生えている
ものすらある。自慢じゃないが当方には知見がなく、雑草かそれとも価値ある山野草かも
区別がつかない。

またほとんど名札がなく、名札があっても退色して判読不可能といった状態でどれが
山野草なのかわからないので困った。

それでもなんとか整理し、ヤブ状態だった庭がなんとか見られるようになった。

義母は水やり以外の世話らしい世話をやらなかったので生命力の強いものしか生き
残っていない。蘭はそのひとつ。ランは肥料いらず、渇水にも強いらしい。

そのなかの一角に可憐な花がついた。だが、ランであるかどうかも定かでなく、ましてや
名前もわからない。
所蔵品だったもののなかにはこんなものがたまにある。

玄関の靴箱の上にさりげなく置いたらそれだけでなんとなく玄関が明るくなった。


 


ウコンの花 ~ 「ウコンのちから」で有名な

2016-06-16 | 山野草

 前回、庭を整理するなかで庭の片隅に綺麗な花を見つけたが名前がわからないと書いた。

その後、ネットで探し回ったところウコンという名前であることがわかった。


この時期タケノコのように筒状のものが生えてきて、数十センチの高さになると
それが開いて葉になる。蛇口の付近に生えているので邪魔で大きくなると切って
いた。

今までこの花を見た記憶がない。こんな奇麗な花だったとは……。

ちなみにウコンは生姜(ショウガ)の仲間であり、根から採れる黄色の色素が
カレーに使われているという。またCMで有名な「ウコンのちから」、二日酔いに効果
があるというが、生姜にも身体を温める効用があり、生姜の仲間であることを納得。

一昨日だったかNHKの朝の番組で”クルクマ”という切り花の産地を紹介していた。
ウコンの花によく似ていたので調べてみたらウコンの一種であるということがわかり
びっくりした。飲んでよし、見てよし。

それにしてもいまさらながらに、ネットの存在はありがたい。おかげで名前がわかった。
一昔前のほとんどの家庭にあった百科事典はいまや古本に出しても引き取って
くれないというが至極当然である。


やぶ蚊対策は発生源を断つのが一番

2016-06-07 | 

 義母が急逝して5カ月が経った。

義母が残していったものは、家の中では膨大な量の本、雑貨類、画材、写真、……
家の外ではこれも膨大な量の園芸物。鉢植え、露地物の植物のほか植木鉢、土、
バケツ、たらい、………。

家の中は3カ月かけて大方整理をした。まだ完全ではないが、庭の方の整理を
始めようと思い立ち、4月に入ってから開始した。草木が生い茂る前の方が
やりやすいからだった。

家の中もゴミ屋敷そのものだったが、庭もゴミ屋敷。こういった”異常”性格の人は
店頭で気に入ったものを見たら抑制がきかないようで、後先(あとさき)のことを
考えずに買い求めてしまうらしい。

その結果、狭い庭はこれ以上植物や植木鉢などで一杯になっており、その上
に空の植木鉢が大小あわせて100個以上もあった。一体どこに置くつもりだった
のだろうと思うが………そこはやはり”病気”。

当然整理もされておらず、乱雑に積まれたまま。植木鉢は置き方によっては雨水が
溜まる。そのわずかな水溜りにボウフラが湧く。植木鉢を整理し、雑草の中の
バットのような水受けを徹底的に排除した。

その結果、今年は庭に出ても蚊に襲われなくなった。庭を整理した利点の一つである。
新緑のもみじの木陰は風通しがよく涼しい。木洩れ日もいい。今年は蚊取り線香なく楽しめる。

それと庭先で見つけた正体不明の草花。シュロの根本でひっそりと咲く。
タケノコのように筒状のものが伸びてきて、先端が淡いピンクに色づいてきた。
そしてそれが花かと思ったらその直下に黄色い花のようなものが姿を現した。
いったいこれは何という名前なのだろう。

 蚊の幼虫であるボウフラはPETボトルのキャップほどの水でも孵化するという。

義母はこの時期になるとそこらじゅうに蚊取り線香を焚いていたが、やはり発生源を断つのが一番!!