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「英文法さかさ勉強法」アドバンテージ・メディア英語教室のブログ

英語ニュース記事で英文法のポイント等を解説。旧「50歳からの英語練習帳」。講師61歳。40歳から英語やり直し。

受動態の動名詞【第869回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2022-03-02 04:26:36 | 受動態
こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

溝から助けられた子羊が大喜びで飛び跳ね、また溝にはまりました。
「受動態の動名詞」について、「The Sun」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 受動態の動名詞

▷今日の例文

 英文▷ Just after being rescued from a trench, this lamb found itself trapped when it got to excited with its leap of freedom.
      
 訳例▷ 溝から助けられた直後、この子羊は自由への跳躍でものすごく興奮したその時、(再び)動けなくなっている自分に気づきました。


▷実際のニュース映像はThe Sun

▷解説

 動詞(〜する)を名詞化したものを動名詞(〜すること)と言います。
 動名詞は動詞に「ing」をつければできあがりです。
 
 受動態の形の動名詞を作ることもできます。
 「being+過去分詞」で「〜されること」「〜されたこと」という意味になります。

 「今日の例文」の中の「rescued」は「rescue(〜を助ける)」の過去分詞で、これが受動態になる時は「be動詞+rescued」(助けられる)となります。

 そしてこれを動名詞にすると「being rescued」(助けられること)となります。
 
 ちなみに動名詞は普通の名詞と同じように、主語、目的語、補語、前置詞の目的語になります。
 「今日の例文」では、前置詞「after」の目的語となっています。   

 ところで、「今日の例文」では、「got to excited」となっていますが、これはミスタイプで「got too excited」と思われます。

 Just after being rescued from a trench, this lamb found itself trapped when it got too excited with its leap of freedom.

▷その他の単語

 just after: ~の直後に
 trench: 溝、堀
 lamb: 子羊
 find oneself C: (予想外だが)気がつくと自分がC〈状態〉にいる  ※Cは形容詞や現在分詞、過去分詞。
 trap: 閉じこめる、動けなくする
 get excited: 興奮する、ワクワクする、ウキウキする
 leap: 跳躍、ジャンプ
 freedom: 自由 

▷今日の例文は「The Sun」から
Lamb traps itself twice



受動態の基本【第835回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2022-01-27 04:38:27 | 受動態
こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

3匹のモルモットが寄り添って雨の風景に癒やされています。
「受動態の基本」について、「The Sun」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 受動態の基本

▷今日の例文

 例▷ These guinea pigs are completely captivated by the rain.

 訳例▷ 3匹のモルモットが雨に完全に魅了されています。
 

▷実際のニュース映像はThe Sun

▷解説

 「〜が〜した」という普通の形の文を「能動態」と呼び、これをいわゆる「受け身」の言い方「〜が〜される」という形に変えたものを「受動態」と呼びます。

 例えば、「George destroyed the window.(ジョージがその窓を壊した)」という能動態の文を受動態にすると、「The window was broken by George.(その窓はジョージによって壊された)」となります。

 つまり、能動態を受動態にするには、次の3つを行います。
 ・目的語だったものを主語にする
 ・動詞の部分を「be動詞+過去分詞」にする
 (時制はbe動詞で調節する)
 ・元の主語を「by」と一緒に最後につける(特に必要でない場合はつけない)
 
 「今日の例文」でもこの受動態が使われています。
 「are completely captivated by」(〜に完全に魅了されている)の部分です。
 「captivate」は「〈人など〉を魅了する」「〜の心を奪う」という意味で、「今日の例文」のようにしばしば受動態で使われます。

▷その他の単語

 guinea pig: テンジクネズミ、モルモット ※marmotとは異なる
 completely: 完全に、まったく、すっかり

▷今日の例文は「The Sun」から
Three guinea pigs chill and watch the rain together



意外な受動態【第800回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2021-12-23 04:00:59 | 受動態
こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

裏庭のプールでカンガルーを涼を取っていました。
「意外な受動態」について、「The Sun」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 意外な受動態

▷今日の例文

 例▷ Sharon Grady filmed this kangaroo seated chest-deep in the pool on the cattle farm her husband manages north of drought-stricken Merriwa.

 訳例▷ 干ばつに見舞われた西オーストラリア州メリワ北部で、Sharon Gradyさんは、夫が経営する畜産農場のプールの仲にカンガルーが胸深さまで座っているのをフィルムに収めました。



▷実際のニュース映像はThe Sun

▷解説

 英語には意外な受動態の使いかたがあります。
 例えば、「彼女は椅子の上に座っていました。」を英語にすると「She was sitting on the chair.」と書くことができますが、これを受動態の形にして「She was seated on the chair.」と書くこともできます。
 「was seated」は直訳すると「座らせられていた」ということです。

 なお、「どうぞお座りください」という意味の「Please sit down.」と「Please be seated.」を比べると、「Please be seated.」の方が教会や格式ばった場所で使われる、かたくフォーマルな表現です。
 
 「今日の例文」でもこの「seated」が使われています。日本語に訳す場合は「受け身」というよりも「座っていた」というように能動態のようにするのが普通です。
   
▷その他の単語

 film: 映像で撮る
 kangaroo: カンガルー
 chest-deep: 胸の深さまで
 pool: プール
 cattle farm: 畜産農場
 drought-stricken: 干ばつに見舞われた
 Merriwa: メリワ ※西オーストラリア州

▷今日の例文は「The Sun」から
Kangaroo Cools Off Chest-Deep in Backyard Pool



getを使った受動態【第789回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2021-12-12 04:04:45 | 受動態
こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

動物園でライオンがパートナーに寄りかかろうとしたところ……。
「getを使った受動態」について、「The Sun」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 getを使った受動態

▷今日の例文

 例▷ Lion gets rejected by lioness.

 訳例▷ オスライオンがメスライオンに拒否されました。


▷実際のニュース映像はThe Sun

▷解説

 「〜される」という受け身の意味を表すのが受動態です。
 受動態は「be動詞+過去分詞」で作るのが基本ですが、「be動詞」の代わりに「get」を使う場合もあります。
 例えば、「fire(クビにする)」を使って「私はクビにされた」という場合、「I was fired.」または「I got fired.」のどちらの受動態も使うことができます。

 ただ、「get」を使った場合の方が「動きが感じられる」などと言われています。

 「今日の例文」の「gets rejected」は、「reject」(〜を拒否する)の過去分詞「rejected」を使った受動態で、「拒否される」という意味です。

 be動詞を使って「Lion is rejected by lioness.」と書くよりも「gets」を使った方が拒否られ感が強くでます。

 なお、「今日の例文」はニュース記事のタイトルですので、冠詞が省略されたり、動詞の時制が本当は過去形なのに現在形で書かれていたりします。
 普通の書き方に直すと「A lion got rejected by a lioness.」となります。

▷その他の単語

 lion: オスライオン ※鳴き声はroar
 lioness: メスライオン

▷今日の例文は「The Sun」から
Lion gets rejected by lioness