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「英文法さかさ勉強法」アドバンテージ・メディア英語教室のブログ

英語ニュース記事で英文法のポイント等を解説。旧「50歳からの英語練習帳」。講師61歳。40歳から英語やり直し。

受動態の基本【 |連続| 第1185回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2023-01-12 04:30:24 | 受動態
Let's get started with day 12 for the month of January.

こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

MITのコンテストで学生たちが手話を音声化する装置を発表しました。
「受動態の基本」について、「Interesting Engineering」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

受動態の基本

▷今日の例文

英文▷ The data is sent to a central computer via Bluetooth and it's statistically analyzed.

訳例▷ そのデータは中央コンピュータにブルートゥースで送られ、統計的に分析されます。


▷実際のニュース映像はInteresting Engineering

▷解説

「〜が〜した」という普通の形の文を「能動態」と呼び、これをいわゆる「受け身」の言い方「〜が〜される」という形に変えたものを「受動態」と呼びます。

例えば、「George destroyed the window.(ジョージがその窓を壊した)」という能動態の文を受動態にすると、「The window was destroyed by George.(その窓はジョージによって壊された)」となります。

つまり、能動態を受動態にするには、次の3つを行います。
①目的語だったものを主語にする
②動詞の部分を「be動詞+過去分詞」にする
③元の主語を「by」と一緒に最後につける(特に必要でない場合はつけない)

能動態の文を受動態にする場合、時制は以下のようになります。

・元の文が現在形の場合
I use this bag.⇒受動態⇒This bag is used by me.

・元の文が過去形の場合
I used this bag.⇒受動態⇒The is was used by me.

・元の文が未来形の場合
I will use this bag.⇒受動態⇒This bag will be used by me.

「will」のような助動詞が入っている場合は上のように受動態の文は「will be」となります。「can」ならば「can be」、「must」ならば「must be」となります。

・元の文が現在完了形の場合
I have used this bag.⇒受動態⇒This bag has been used by me.

「現在完了形」の場合は、このように「have(has)been」となります。
 
「今日の例文」は現在形の受動態を使った文です。

▷その他の単語

data: 情報、データ
central computer: 中央コンピュータ
via: 〜経由で、〜を通って、〜によって、〜の媒介で
Bluetooth: ブルートゥース ※無線で音声やデータ通信を行う技術
statistically: 統計的に、統計学上
analyze: 〜を分析する

▷今日の例文は「Interesting Engineering」から
These gloves can turn sign language into sound




受動態の基本【 |連続| 第1165回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2022-12-23 04:34:34 | 受動態
Let's get started with day 23 for the month of December.

こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

心がピュアであれば動物も怖がりません。
「受動態の基本」について、「Ramblings」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

受動態の基本

▷今日の例文

英文▷ The best and most beautiful things in the world cannot be seen or even touched. They must be felt with the heart. Helen Keller

訳例▷ 世界の中で最善であり最も美しいことは見られることも触られることさえもできません。それらは心で感じられなければなりません。ヘレン・ケラー
(世界の中で最善であり最も美しいことは見ることも触ることさえもできません。それらは心で感じなければなりません。)


▷実際のニュース映像はRamblings

▷解説

「〜が〜した」という普通の形の文を「能動態」と呼び、これをいわゆる「受け身」の言い方「〜が〜される」という形に変えたものを「受動態」と呼びます。

例えば、「George destroyed the window.(ジョージがその窓を壊した)」という能動態の文を受動態にすると、「The window was destroyed by George.(その窓はジョージによって壊された)」となります。

つまり、能動態を受動態にするには、次の3つを行います。
①目的語だったものを主語にする
②動詞の部分を「be動詞+過去分詞」にする
③元の主語を「by」と一緒に最後につける(特に必要でない場合はつけない)

能動態の文を受動態にする場合、時制は以下のようになります。
・元の文が現在形の場合
I use this bag.⇒受動態⇒This bag is used by me.

・元の文が過去形の場合
I used this bag.⇒受動態⇒The is was used by me.

・元の文が未来形の場合
I will use this bag.⇒受動態⇒This bag will be use by me.

「will」のような助動詞が入っている場合は上のように受動態の文は「will be」となります。「can」ならば「can be」、「must」ならば「must be」となります。
 
「今日の例文」では「助動詞+be+過去分詞」の形の受動態が2カ所あります。

The best and most beautiful things in the world cannot be seen or even touched.
They must be felt with the heart.

▷その他の単語

the best and most beautiful things: 最善であり最も美しいこと
touch: 触れる、触る
Helen Keller: ヘレン・ケラー ※三重苦を克服した米国の著述家・講演者(1880~1968年)

▷今日の例文は「Ramblings」から

「get」を使った受動態【 |連続| 第1090回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2022-10-09 04:17:33 | 受動態
Let's get started with day 9 for the month of October.

こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

学校のトイレに意外な生き物がいました。
「「get」を使った受動態」について、「Now This」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 「get」を使った受動態

▷今日の例文

英文▷ Animal control was called after a coyote got trapped in a bathroom stall at a middle school in Riverside, CA.
Footage shows an animal control staffer safely capturing and relocating the coyote back into the wild.

訳例▷ コヨーテが、カリフォルニアのリバーサイドの中学校のトイレの個室の中に閉じ込められた後、動物管理の職員が呼ばれました。
動物管理の職員が安全にコヨーテを捕まえ、野生に戻す様子を映像が示しています。

▷実際のニュース映像はNowThis

▷解説

「〜される」という受け身の意味を表すのが受動態です。
受動態は「be動詞+過去分詞」で作るのが基本ですが、「be動詞」の代わりに「get」を使う場合もあります。
例えば、「fire(クビにする)」を使って「私はクビにされた」という場合、「I was fired.」または「I got fired.」のどちらの受動態も使うことができます。

ただ、「get」を使った場合の方が「動きが感じられる」「やられた感が強い」などと言われています。

「今日の例文」の「got trapped」は、「trap」(〜を閉じ込める)の過去分詞「trapped」を使った受動態で、「閉じ込められた」という意味です。

おまけ:show+A+〜ing

「show+A+〜ing」で、「Aが〜しているのを示す」「(〜している)Aを表す」という意味になります。
「今日の例文」の「Footage shows an animal control staffer safely capturing and relocating the coyote back into the wild.」では、「A」が「an animal control staffer」で、〜ingが「capturing」と「relocating」になっています。

▷その他の単語

Animal control: 動物管理
coyote: コヨーテ ※北米・メキシコに生息するオオカミの一種
trap: 〜を閉じ込める
bathroom stall: トイレの個室
middle school: 中学校、中等学校
Riverside: リバーサイド ※リバーサイドは、アメリカ合衆国カリフォルニア州南部内陸、ロサンゼルスの東郊約100kmに位置する都市。
footage: 映像、場面
staffer: (特に行政[報道]機関の)職員、社員 ※主にアメリカ
safely: 安全に
capture: 捕まえる
relocate: 新しい場所に移動する
the wild: 野生

▷今日の例文は「Now This」から
Coyote Gets Trapped in Bathroom Stall at California Middle School

「get」を使った受動態【 |連続| 第1077回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2022-09-26 04:52:35 | 受動態
Let's get started with day 26 for the month of September.

こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

一体なぜこんなことに……。
「「get」を使った受動態」について、「The Dodo」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

「get」を使った受動態

▷今日の例文

 英文▷ Cats stuck on telephone pole gets rescued by a guy who leads him down one paw at a time.

 ※ネコは一匹のようなので冒頭の「Cats」は「Cat」が正しいのではないかと思われます。

 訳例▷ 電柱の上から降りられなくなったネコが、一足一足ずつ誘導してくれた男性に救助されました。


▷実際のニュース映像はThe Dodo

▷解説
 
「〜される」という受け身の意味を表すのが受動態です。
受動態は「be動詞+過去分詞」で作るのが基本ですが、「be動詞」の代わりに「get」を使う場合もあります。
例えば、「fire(クビにする)」を使って「私はクビにされた」という場合、「I was fired.」または「I got fired.」のどちらの受動態も使うことができます。

ただ、「get」を使った場合の方が「動きが感じられる」「やられた感が強い」などと言われています。

「今日の例文」の「gets rescued」は、「rescue」(〜を救助する)の過去分詞「rescued」を使った受動態で、「救助される」という意味です。

なお、「今日の例文」の「Cats stuck on telephone pole gets rescued by a guy who leads him down one paw at a time」の最後にある「one paw at a time」は、慣用句として使われる「one step at a time」(一歩ずつ、少しずつ)をネコバージョンにしたものと思われます。「paw」は「ネコ・イヌ・クマなどかぎ爪のある動物の足」です。

ちなみに「One step at a time.」というように命令文にすると、「一歩ずついきましょう。」「一歩一歩着実にいきましょう。」「一度に一つのことだけをしろ。」「二兎を追うものは一兎をも得ず。」などと、人に忍耐強く時間をかけてするように励ます表現となります。

▷その他の単語

 stuck: 移動できなくて、抜け出せなくて、離れられなくて
 telephone pole: 電柱
 rescue: 救う、救助する、救出する
 guy: やつ、男、人
 leads A down: 下にAを導く

▷今日の例文は「The Dodo」から
Guy Rescues Cat Stuck On Telephone Pole


日本語で「〜させる」という意味の英語の動詞【 |連続| 第1062回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2022-09-11 04:45:08 | 受動態
Let's get started with day 11 for the month of September.

こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

無事に再会できて本当によかった。
「日本語で「〜させる」という意味の英語の動詞」について、「Reuters」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 日本語で「〜させる」という意味の英語の動詞

▷今日の例文

 英文1▷ Rescuers reunited a crying baby sloth with its mother after an evacuation from a Bolivia wildfire.

 訳例1▷ ボリビアでの山火事からの避難の後、救助者たちは泣いている赤ちゃんナマケモノを母親に再会させました。
   
 英文2▷ Crying baby sloth was reunited with its mom after evacuation from Bolivia wildfire.
 
 訳例2▷  ボリビアでの山火事からの避難の後、泣いている赤ちゃんナマケモノは母親に再会させられました。(再会しました)


▷実際のニュース映像はReuters

▷解説

英語には日本語にすると「〜させる」という意味になる動詞がたくさんあります。

surprise 驚かせる
bore 退屈させる
interest 興味をもたせる
please 喜ばせる
scare 怖がらせる

これらは「be動詞+過去分詞」の「受動態」の形で使われることが多いです。

例▷ I was surprised.(私は驚かされた。⇒私は驚いた。)
          I was bored.(私は退屈させられた。⇒私は退屈した。)

「今日の例文」の「reunite」も他動詞として使われる場合、「再会させる」というのが元の意味です。
「今日の例文」の最初の英文1「Rescuers reunited a crying baby sloth with its mother...」の中の「reunited」は「再会させる」というもとの意味でそのまま使われています。
「救助者が子どものナマケモノを母親と再会させた。」という意味です。

2つ目、英文2の「Crying baby sloth was reunited with its mom...」では「was reunited」が「be動詞+過去分詞」の受動態の形になっています。
そのまま訳すと「赤ちゃんナマケモノが母親に再会させられた。」ですが、これをわかりやすい日本語にすると「赤ちゃんナマケモノが母親と再会した。」というふうになります。

なお「reunite」には自動詞としての使い方もあり、その場合の意味は「再会する」になります。
つまり「We were reunited.」でも「We reunited.」でもどちらも「私達は再会した。」という意味になりえるのですが、この2つのニュアンスの違いについては今はちょっと不明なので後日確認したいと思っています。

いずれにしても、英語の勉強をする時は動詞などの使い方を一つひとつ覚えるしかないですね。
 
▷その他の単語

 rescuer: 救助者、救助者
 crying baby sloth: 泣いている赤ちゃんナマケモノ
 evacuation: 避難
 Bolivia: ボリビア ※南米中西部の共和国; 、首都はSucre
 wildfire: 山火事

▷今日の例文は「Reuters」から
Baby sloth, mom reunited after Bolivia wildfire – Lifestyle