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アンクル・アブナーの叡智

2010年03月24日 | ミステリ
舞台設定は19世紀始めなので、日本で言えば江戸時代後期から末期、
捕物帳の雰囲気濃厚ですが、あなどるなかれ、クイーンばりの切れ味のいい短編そろいです。
歴史ミステリに分類されますが、本格謎解きミステリの醍醐味が楽しめます。

探偵のアブナー伯父は、20世紀以降の鼻持ちならない尊台な名探偵とは正反対の、
質実剛健冷静沈着酸いも甘いもかみわけたかっこいい伯父さんです。

今なら伯父萌え? ややプロテスタント臭いのがタマにキズですけど。

■アンクル・アブナーの叡智 メルヴィル・D・ポースト ハヤカワミステリ文庫
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