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チラシの裏

野田昌宏

2014年01月01日 | SF
ファンでもないのに野田さんの本を何冊か買っていました。
ダイムノヴェルのアメリカでも書いたように、
あくまで野田さんは視点を一読者の立場において、
「こんなハナシがある」「こんな面白い話を読んだ」と書きつらねている
「だけ」というと失礼ですが、その語り口がいかにも大好きでしかたがない、
という思いが伝わってきて楽しいですね。



SF英雄群像(早川書房1969年 文庫版1989年)



SF考古館(北冬書房1974年)

SFパノラマ館(北冬書房1975年)
スペース・オペラの書き方-宇宙SF冒険大活劇への試み(早川書房1988年)


「科學小説」神髄(東京創元社1995年)

と読んできて、「「科學小説」神髄」が「こんな面白いハナシ」タイプの集大成のような気がします。
野田コレクションを写真で見せるのが、野田SFコレクション(河出書房新社)(持ってないので揃えるかな)。
ダイムノヴェルのアメリカの著者も後書きに書いていましたが、
ネットの発達で古書の書影も探せるので、
ややコレクションのありがたみが減じているかも。
逆に、内容を紹介しているエッセイ集のほうがいまやありがたい、というのも時代の流れですか。

ところで、この円盤が摩天楼を強奪(?)している絵はインパクトがあったせいか、
野田さんの表紙を飾ることが多いですね。

サイエンスワンダーストーリーズ 1929年11月号 表紙絵:Frank・R・Paul
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