いよいよ10月。袷の時期になりました。まだ暑い日もあるので単衣も着ますが、袷着物をメインの引き出しに移す時期が来ました。秋雨が続き窓を開けられなかったのですが、天気予報をみながら虫干しに出すタイミングを計ります。
昔のように着物を広げられれば良いのですが、現代住宅では無理。なのでとりあえず広げて風を通します。畳み直したり、しわを取ったり、ほこりよけをしたりしつつ畳紙外して行きます。
次に下着や襦袢も袷仕様の物を出します。これも半襟を付け替えたりしなければならないし、夏物は洗濯してからしまいます。足袋もレースの物はどけて冬の物を準備します。
これが一日では終わらないのです。昔ならショウノウの匂いでひどかったのでしょうが今はだいぶ楽ですね。防虫香も変えて、炭シートも新しくして、箪笥に仕舞うまで気が抜けません。
しかも今年は秋になってから「蚊」や「害虫」が多くなるとか。風を入れるのは良いのですが虫の卵など付くのも嫌なので、サーキュレーターを回して空気を循環させます。除湿機も活躍します。
着る事がメンテナンスの一つなので次々出しては袖を通します。二日に一枚着られる計算なのですが、旨くは行きません。訪問着や留袖も数に入ってますからね。やはり4日に一枚の計算かな?頑張らないと・・・・・。
それでも季節を逃した着物は来年まで出番はないので、忘れずに着てあげたいなと思います。